我が子を抱きしめるのもつらかったとき。
私は発達障害ASDの特徴のひとつ、
感覚過敏の症状が出がちです。
私は心身の調子が悪いときは、
視覚過敏を中心に触覚過敏、聴覚過敏の症状まで出ることも。
一番日常的に感じているのは視覚過敏です。
以前書いた記事にもありますが、蛍光灯の強い光のところに長くいられないのです。
(ドラッグストア、スーパーなど)
マツキヨなどでもくらっときます。
憎き白い光…… 私はオレンジのあったかい光が
落ち着くのです。
そう、トイレやおふろのような。
さわられると肌がけばだつ感覚
正社員だった会社を退職して、
休職中の時でした。
休職期間は3か月。
まだ次女が保育園児だったのかなと思います。
(負担が大きすぎるとすぐ記憶がふっとぶ)
まだ甘えたい年ごろなのはわかっています。
あまり遊んでやれない罪悪感から、
テレビを軽い気持ちで
つけました。
定番の「お母さんといっしょ」だったかな。
でも、もうそれすらパニックを起こしていた私には負担でした。
子ども向け番組ですら。
まだ子どもが観ているのに、
頭に響きまくる人の声に
しんどくなり、つい「静かにしてよ!」と声を荒げたくなります。
部屋の電気もつけるのが刺激となり、
間接照明の暗さの中で過ごしていました。
そして、不安障害のパニックが強くなると、
ついにだっこすらつらくなりました。
乳幼児ではないにしろ、子どもはスキンシップを求めてきます。
だっこというか、「ぎゅっとして」と
言われました。
抱きしめてあげたい、でも。
できないのです。
身体が動かないのです。
なんとか、時間をかけて、
ぎゅっとしました。
あんなにつらかった症状はなかった。
この子達には私しかいないのに。
二度と戻りたくない
時間をかけて回復し、
今は頼れる相棒として子どもも成長。
抱きしめられると、
ぞわっと鳥肌がたつような感覚。
自分の大事なものさえ、触れられなくなった日々にもう戻りたくありません。
だからこそ、
自分のこころと身体のバランスを
大切にして、無理しないように自分を
保ちたいと心がけています。
今はうざい、なんて言いながら
実はちょっと嬉しそうにしている
子どもにかまいにいく毎日。
抱きしめられる毎日はいとおしい。
明日もよき日になりますように。
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