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「毛のフワフワ」をお手軽×キレイに切り抜けるツールを比較

商品画像を作るための加工作業で必要不可欠な「写真の切り抜き」。
最近はAIの切り抜く精度が上がってきたので、手作業による切り抜きや、作業の外注は随分減りましたが、厄介なのが「毛のフワフワ」など複雑な切り抜きです。

例えば写真ACのこちらのモデルさんの切り抜き。
髪の毛の先端部分が、自動では綺麗に切り抜けないし、外注しても単純な形状と比較するとそれなりの価格になってしまいます。

そこで、気になっていたPhotoRoom(フォトルーム)の背景リムーバーをはじめ、複数の切り抜きツールで同じ写真を切り抜き、最も精度が良いものはどれなのか比較してみました。


PhotoRoom(フォトルーム)

2019年にフランスで誕生したAI搭載エディタです。
使ってみたところ、毛の先端のフワフワ感を残したまま、きれいに切り抜かれていてかなり良い感じです。

PhotoRoom(フォトルーム)の切り抜き結果

Adobe Photohop「オブジェクト選択ツール」

Photohopのオブジェクト選択ツールで自動選択して切り抜くと、フォトルームより少し精度が低いと感じました。

Photohop「オブジェクト選択ツール」の切り抜き結果

Adobe Photohop「境界線調整ブラシツール」

次はPhotoshopの「境界線調整ブラシツール」でなぞりました。同じPhotoshopののオブジェクト選択ツールより微調整ができますが、手作業でなぞるので時間がかかるのが難点です。

Photohop「境界線調整ブラシツール」の切り抜き結果

Adobe express(アドビエクスプレス)

こちらはPhotoshopと同じAdobe社のなので安心ですが、先述の「オブジェクト選択ツール」と同様、毛の先端が少し粗い印象です。

Adobe express(アドビエクスプレス)の切り抜き結果

remove.bg(リムーブ ビージー)

オーストリア発の切り抜きツールです。こちらも綺麗に切り抜けましたが、アカウントがない場合は小さいサイズの画像しかダウンロードできません。
他と同じ画像サイズにしたところ、画像がぼけてしまいました。
小さい画像しか使わないなら便利です。私も以前使っていました。

remove.bg(リムーブ ビージー)の切り抜き結果

MyEdit(マイエディット)

台湾発の切り抜きツールです。こちらはアカウントがないとダウンロードできないのと、プレビューを見た限りでは髪の毛のフワフワ感が足りない気がします。

MyEdit(マイエディット)の切り抜き結果

ただ、こちらのサービスは低い解像度の写真をAIで高解像度にしてくれる機能がついていてその精度がかなり良かったので、私はこちらの有料プランを使っていた経験があります。

まとめ

今回試したのは以上です。
「毛のフワフワ」部分の切り抜きで一番手軽で仕上がりが良いと感じたのはPhotoRoom(フォトルーム)でした。
無料プランで毎月250枚までエクスポートできるそうです。

フォトルームには影の位置を自由に調整したりする機能もあると聞いたので、今後も活用していきたいと思います。

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