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「高校授業料無償化」について、高校生が語る

皆さんこんにちは、ゆゆりんです。

今日は、「授業料無償化」についてお話していこうと思います。

エッセイみたいな感じになりますが、

私が思うことを綴りますね!

ではどうぞ!


確か「授業料無償化」案が、

私たちに大きく広まったのは、

ちょうど1年前の今頃だろう。

私は高校入試を終えて、

何となく慣れてきた7月。

入学式から新しく出来た友達と、

昼休みにご飯を食べていた。

その友達は、私とは正反対で、

物静かな女の子。

いつもよく話すのは私からで、

彼女は他愛のない話でも、優しく穏やかにうなずいてくれる。

たまたまスマホをいじって、

いつものニュースを確認していた。

「私立高校、授業料無償化するの?!嘘やん!」

私は驚きのあまりこのように声を上げた。

クラスメイトはその声にびっくりして私の方を見つめる。

一身に注目を集める私。

恥ずかしくなり、

「ごめん、、」

とつぶやいた私を見て、みんな笑っていた。

今思えば、ほんとに優しいクラスメイトだ。

ある1人の男の子が、私に尋ねる。

「その話、ほんと?
無償化ってマジでゆってる??」

私は開いていたスマホの画面を彼に向けた。

「え、ガチやん。まじか。
てか俺らも高3から??えーやばいなぁ」

彼はそう言った後、男子グループの机に戻って行った。

大阪府知事である吉村知事の、高校授業料無償化制度の実施。

私は小さく落胆した。

隣で黙々とご飯を食べ終えた彼女は、そんな私を見つめてようやく口を開く。

「ゆゆ(筆者ゆゆりんである私の愛称)、そんな落ち込まなくても、私立の授業料だけ無償化になるんでしょ?
どちらにせよ、他の面で費用かかるじゃん」

慰めるかのように声をかける彼女は、こんなにも穏やかでまるで姉ようだ。

「だって、私たちが私立を併願にして公立に行ったのって、少なくとも学費が理由の人結構いるじゃん??」

彼女に言ったつもりだったが、クラスメイトは私の声を聞き取って、

「確かになぁ、私立の授業料無償化が去年からあったなら、俺普通に私立専願してたかも」

「それな!うちも。だって公立なんて受験3月まで終わらないし、受験が2月で終わるなら、専願でいいとこの私立狙ったよなぁ」

「しかも私立だったらエスカレーターでそのまま大学上がるとこあるやん?
そこ行けば受験1回で済むし、めっちゃ楽やん。
今みたいに苦労して勉強しなくていいやん。」

と次々に言い始めた。

「そう言われると確かにそうやな」

彼女は納得したように、私に同意した。

大阪府には、公立高校において推薦入試は一切ない。

あるのは私立のみ。

今は前期や後期といった制度もなく、

ひとつの高校のみ志望できる。

しかも、受験する公立高校の偏差値によって、

A問題B問題C問題と、難易度が分かれてお
り、


特にC問題の数学は明らかに中学範囲を逸脱するほどの難易度を誇っており(主に図形や整数問題で)


難しい年度の数学C問題合格平均点は、20点程のときがあるくらい。


英語でも、大学の共通テストぐらい難しい時があり(解く時間が非常に短い上に大量の長文を読み解かなければいけないため)、


国語は記述式の問題が非常に長く難しい。

特に偏差値の高いところでは倍率も高い。

とまぁ、他の地域より色々と厳しい大阪府の公立入試を乗り越えてきた私たちは、

その時、授業料無償化に納得できなかった。

公立の最大のメリットが、費用の安さだ。

私たちの努力はどこに行ったのか?

お金の節約の為に公立に行った人が、ほとんどの中で、

そう思う人も少なくなかった。

進学校に行ったからといって、



必ずしもいい大学には入ることが出来ないから。

浪人する人だっているし、

運がなくて失敗する人もいる。

これからどんどんお金で、大学や将来が買えるの世の中になるのだろうか。

クラスメイトが不安の表情になるなか、

そのニュース番組で吉村府知事はこう言っていた。

「大阪府民の子どもたち誰もがみな、自分が望む進路を叶えてほしい。
そこに経済面で問題があるならば、私はぜひ、それを解消したい。」

こう言われれば、何も反論できない。

その通りだもん。

私はもやもやした気持ちの中、

いつも私の隣で冷静で穏やかな私の友達の目を見つめた。

そんな私を見て、

「ゆゆは、考えすぎ。
公立高校は、きっといい所がたくさんあるよ。
これから3年間で探していこーよ」

私の気持ちを察して、ふんわりと微笑んだ。


彼女に癒されて、私はもう何も考えないようになった。

考えても無駄なことだ。


皆さんは、どうお考えでしょうか?

もし感想あればぜひコメント欄へ!

いっぱい語り合いましょう💪

それではまた!!

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ゆゆりん

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