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課題論文:リケジョと矢印とピンクのプーさんの超言葉術

◆要旨◆

“矢印”
・デジタル大辞泉(小学館)
 1.方向などを示すための、矢の形をした”しるし”。「__で順路を示す」
 2.射手を明示するために、矢につける姓名・家紋などの”しるし”。

・リケジョ(メーカー研究職)
  工程表をはじめ、論文、技術文書などいろんなところで多用する”記号”。

・阿部広太郎(コピーライター)
 1.「自己紹介」「名付け」「企画書」などの発想の糸口。
 2.「そもそも」「たとえば」「つまり」の起点と終点を結ぶ。

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◆検証方法◆

以下、課題について読み込み、結論、考察を導く。

「コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術」

著:阿部広太郎 (ダイアモンド社)


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◆結論◆

”矢印”が、ソースにより違いを生むことを発見した。

検証以前、”矢印”は、”しるし”,”記号”及び”便利な書き言葉上の道具”であった。
しかし検証後、言葉のプロは”矢印”つまり「 → 」により言葉を昇華させ、

「無意識を言葉で意識化」

させていることが判明。従来の”しるし”,”記号”及び”道具”の範囲を逸脱していることがわかった。

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◆考察◆

”しるし” 
デジタル大辞泉(小学館)
1.他と紛れないための心覚えや、他人に合図するために、形や色などを表したもの。目じるし。
2.抽象的なものを表すための具体的な形。
ア.ある概念を象徴するもの。「平和の_の鳩」

イ.(証)ある事実を証明するもの。「見学した_にスタンプを押す」
ウ.(証)気持ちを形に表したもの。「感謝の__に記念品を贈る」
以下略

繰り返しになるが、”しるし”は「抽象的なものを表すための具体的な形」である。

従って、

言葉の”矢印”=方向などを示すための、矢の形をした”しるし” は、

言葉の「方向などを示すための、矢の形をした抽象的なものを表すための具体的な形」 であり、つまるところ

言葉で「無意識を意識化させる」

ことと同意と考えられる。

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◆感想(ファンレター的要素を含む)◆

Schoo講義「心をつかむ超言葉術」。
講師である阿部広太郎さんの第一印象は「ピンクのプーさん」だった。講師をそう形容するのがふさわしいか?と思うが、本当にそう思ったのだ。

2020年7月末、新しい環境に身を投じたばかりだった私は「自己紹介」な毎日の真っ只中。新環境の中でSchooに出会い、講義「心をつかむ超言葉術」を知り、自分の境遇を照らす第2回「自己紹介」の録画授業を初回を飛ばして受講した。「講師は電通さんのコピーライターかぁ、、、どんな人かな?」と思いながら、リンクをクリックした。

画面に現れた講師は、ちょっとオシャレなとこにいる「ピンクのプーさん」だった。受講生代表の徳田さんに突っ込まれていたが、オシャレバックは合成。でも、そこに阿部さんの「シャイさ」と言う、講師をする人物一般に似つかわしくない本当の姿を垣間見た気がした。

そしてその講義内容は、講師の第一印象を良い具合に裏切ってくれた。
なにせ、「 → 」で自己紹介をするのである。

上述のように、「 → 」=記号でしかなかったリケジョには「目から鱗」、さらに言えば「棚からぼたもち」。
当然、「ピンクのプーさん」→「阿部広太郎」と彼の作品が気になった。

しかし、さすがに接点は無い。ただ、行動力リケジョは、阿部さんのFacebookのSchooに関する告知に第2回の課題を投げ込んだ。
すると、御本人からMessengerが届くと言う「!?」が起こった。Facebook上でプライベートをさらけ出しているリケジョが、どんな人間なのか軽くリサーチされた上での御連絡だった。阿部さんがどういう心持ちで、見ず知らずの私を調べて下さり、Messengeをくださったかわからないし、著作の宣伝がしたかっただけなのかもしれない。でも、自分が気になっている人からの連絡、嬉しいに決まっている。

「心をつかまれた」リケジョ、「コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術」をポチっていた。

そして著作やSchooによって、当初知りたかった「自己紹介」だけでなく、「企画書」をラブレターと思って書くこと、人へメッセージを送るときの極意(?)を教えて頂いた。

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◆謝辞◆

本稿を書くきっかけの課題を出して頂いた
「コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術」
の著者:阿部広太郎さんとSchooさんに感謝致します。

そもそもリケジョである私ですが、来年には事務職に配属される予定です。改めて言葉について考え直そうと思い、Schooさんの超言葉術の門戸を叩きました。

今回、学びなおしてみて、一生理系感覚は持ったままでしょうが、だからこその言葉の使い方を見直せた気がします。でなかったら、今回の課題を「論文形式」で書こうとなんて思わなかったでしょう。

最後に、阿部さん。「ピンクのシャツ」でのSchoo再登壇、期待しています。zoomでの映りもあって「黒いシャツ」なのでしょうが、「ピンク」本当にお似合いと感じています。

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