【私的読書生活】読みたい本が増殖する
本は増殖する
どうかすると、一瞬にして、倍増どころか軽く二乗くらいには増える。
そうして増えた自宅の蔵書はもうすぐ3000冊。
（それでもかぶる時あるってどういうこと。。。）
ここに実家にとりあえず置いてある本を足せば2倍、いや下手したら3倍くらいになってしまう。
どう考えても今の自宅には入りきらないので、いつかは泣く泣く選別しないといけないけれど。
読書メーターに“読みたい本“として登録しているものまで合わせたら。。。
気になったもの片っ端から登録すると、7年くらいでこうなる。
いわゆる速読はしないものの、そこそこに読むのは速い方だと思うのだが、1日1冊読むどころでは読みたい本は増えるペースにとても追いつかない。
軽めの新書やビジネス本、漫画などはそれでもよくある「読書法」で30分くらいでさばけなくもない。
でも小説や少しじっくり読みたい本などはやはり時間がかかる。
1冊平均90分とかかるして、自宅にあるものだけでも
2883冊×90分＝259470分＝4324.5時間
1日2時間読む時間を取ったとして、2162.25日。
毎日欠かさず読んだとして、5.92…、つまりおよそ6年。
やだ、小学校卒業しちゃう！（我が子はいませんが。。。）
読みたい本がない、読む本がわからないというのとは、全く逆のベクトルの悩み。
読書好きな人であれば、一定数の方は賛同してくれるだろう。（ですよね？）
役立つために読むのは勉強法や情報収集だと感じてしまう。
ビジネス書のようなものもあまり手に取らない。
話題の作家というのも、あまり興味はない。
数年前話題になった人を、改めて今更読むことが多い。
それでも本の情報は好きだ。（だから増えるんだよ）
“王様のブランチ”や“ダ・ヴィンチ”は、旬の本を教えてくれる。
これは“王様のブランチ”で知った本。
自分からは選ばなかった本だろう。
これが思いがけず面白かった。
こういう出会いがあると、その読んだ本自体が印象に残る。
同時にその作者の他の本が読みたくなる。
新名智さんはまだ既刊が1冊だから良かったようなもの。
著作数が多い作家さんにハマったら最後だ。
（松本清張とかね。。。）
書店のPOPを参考に手に取ることもある。
本の帯情報や文庫の裏表紙などにあるあらすじなども選ぶ際の基準になる。
ただあまりに「最高傑作！」とか「絶対泣ける！」とあると、妙に臆してしまう。
そのため、書棚から選ぶのは、書店よりも図書館で探す方が好きだ。
新古書店もそれほどPOP展開していないので、自分には探しやすい。
ただしそこにも無料とか、税込110円という罠がある。
（自らハマりにいっているくせに人聞きの悪い）
気づいたら両手いっぱいの本を、我が家にお迎えすることになってしまう。
既にある蔵書達が、じっとりと生暖かい目で見ている気さえする。
本の巻末の既刊本の紹介等も沼。
気づいたらそこにある本が全部欲しくなる。
1冊読むと2〜3冊、下手したら10冊くらいは増えるのだから、始末が悪い。
（ネズミ講かなにかですか←非常に失礼）
読書関係のSNS、Twitterの読書アカウント、これも読みたい本を増殖させる恰好の餌食だ。
先に載せた写真の通り、「読みたい！」と思ってポチッとするだけだから、気づいたらこれもまた増える。
さらにさらに、うっかりAmazonで検索したりすると、気になりそうな本を次から次へと紹介してくるから、本当にあれは蟻地獄か何かかと。
自分が紙書籍派で良かったと、心底思う瞬間。
Kindle Unlimitedとか、読み放題かもしれないけれど、あいにく私の頭は1つしかないもので。
読書する間だけでも三面六臂にでもなりたいのはやまやまなのだけれど。
と、まぁ、読みたい読みたいと欲望まみれに増やし続けてしまう業をなんとかしたいと、読書術の本なども読むわけだが。
そういう本は100冊くらいは本を紹介してくれるので、そりゃもう何十冊と「読みたい」が増える。
（こういうの「ミイラ取りがミイラになる」であってます？）
まぁ、本当の読書家さんたちの紹介してくれる本はあまりにレベルが高すぎて、太刀打ちできないことも多いけれど。
打ちのめされながら、それでもその本を手に取り、そしてまた挫折、いや、読み時を待つことにして、棚に戻す日々だ。
（読もうと思ってなかなか読めない「挫折」本についてはこれまでにいくつか書いてますので、よろしければお立ち寄り下さい。）
本に埋もれていれば幸せという子供の時から、きっと何も変わっていない。
私は今日も読んでは、また読みたい本を増やし、本の山に埋もれるのだ。
そんな暴挙を許してくれる連れ合いに感謝して、本日の〆としよう。
最後までご覧下さり、ありがとうございました。
チェック読みした連れ合いからの一言。
「たぶん漫画全巻セットとかで登録しているのを全部冊数で登録したら、余裕で3000冊超えるよ😁」
まじですか。。。
でもそんな連れ合いは連れ合いで山のように映像作品録り溜めてるんですよ！（ちくり）
似たもの同士ですね。
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