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【私的読書生活】週刊読書録vol.19(2022/5/7〜5/13)

爽やかな5月から徐々に雨が増えてきて。
湿気と戦いながら、今週も読んできました。
季節の変わり目はそこはかとなく、体が重く、眠気が強く、なかなか読み進められませんが。

というわけで読了本はこちら
(今回、ちょっと引用多めで、長めの記事になってます、お時間ある時にどうぞ)


寝不足にはご注意を

元夜型人間としては、もう少し前に読みたかったなと。
最近は12時過ぎるとどうにも眠くなってしまって…、笑。
あとアウトプットとしてスマホやタブレット使うと、どうしても寝つきが悪くなるのも気になるところ。齋藤さんのインプット方法で映画については「字幕ものの映画を1.5倍速で見る」(p101)と、若者風(という言い方もどうかと思うけれど)で驚いた。このバイタリティというか、感覚が、多くの著作を作り出しているのかなと。

以下、引用。→部分はそれぞれについての私的呟き。

インプットや集中の方法について

目標は1日1冊。すると1年で365冊の本を読むことになります。今からでも30年たたないうちに、1万冊の本を読破できる計算です。
齋藤孝『夜型人間のための知的生産術』p57

→これはワクワクする。とはいえ、いくらザクザク読むと言っても1日1冊はなかなかこなせないでいるけれど。でも目は通しているから、そういう意味では1万冊くらいには触れることはできそうだ。だからこそ記録を残しておくことを面倒くさがらないようにしなくては。

メモは手帳に書き込みますが、最近よく使っているのはスマートフォンのメモ機能です。例えば次に書く原稿の内容、本のまえがきやあとがきも、思いついたらパパパッとスマートフォンにメモしておきます。
齋藤孝『夜型人間のための知的生産術』p122


→これは実践中。とにかく思いついたらメモをする。何の意味のメモかよく忘れるけど。夜寝る前とかになると、もうスマホをそばに置かなかったり、見たくないなと思うので、その辺の折り合いをどうつけるか。教えて、齋藤先生。

「外の世界」を一切遮断するというのは、集中するための有効な方法です。
『夜型人間のための知的生産術』p153


→上記で「スマートフォン」を使ってのメモを推奨されているところとの矛盾はやや気になるけれど。ちなみに自分はスマホを手元から離し、タブレットかパソコンでメモや創作をしている。タブレットもパソコンも基本通知は来ない(すぐには見えない)ようにしているので。手書きも苦手だけど、場合によっては取り入れている。

夜の時間は雑多な心の迷いをぼんやり考える時間ではありません。(中略)孔子は、「考え事をしても、ほとんど何も得ることがなかった。やはり学ぶ方がいい。」と言っているわけです。「学ぶに如かざるなり」と。孔子の言う「学ぶ」とは、本を読むということです。
『夜型人間のための知的生産術』p185

→これは、最近出来るようになりつつある。若い頃は夜でもあまり眠くならず、夜更かしに合わせてそのまま悩みタイムに突入となっていた。今は眠くなってしまうので、本を読んで眠くなってくると、そのまま寝落ちで悩む暇がなくなってきた。ね、年を取るのも悪くない、笑。

主にアウトプット、または自分の今後のnote記事へのアドバイスとして

ブログの文章も、ただなんとなく書くのではなく、どこに出しても恥ずかしくない、あわよくばお金をとるくらいの意気込みで書くと上達します。
齋藤孝『夜型人間のための知的生産術』p144

→これは今、noteでやっていることかもしれない。まだ有料記事は作ってないけど。今後、何を有料記事とさせていただくか検討中。

大切なのは書き始めることです。すぐに5~6個は思い浮かぶはずですから、まず書き始める。100個ネタがそろってから書き始めようと思ったら、いつまでたっても始まりません。見切り発車で立ち上げ、そして書き始めましょう。
『夜型人間のための知的生産術』p145

→これもnoteで実践中。毎日続けることが、100日続けば自信がつくかなと。

感性を磨くためには、「自分ベスト」を世の中に発信するのが有効です。
『夜型人間のための知的生産術』p158


→これ、やってみたい。小説か、新書か、映画だったら連れ合いと相談しながらかなぁ。見たい方います?笑

と、齋藤先生の本はなんとなくやれるような気がしてくるのがいいところ。
色々挑戦してみたいものだ。


食住衣には耳が痛い

久しぶりの漫画一気読み。
たしかドラマにもなっていたか。
(西島秀俊さん、ユーコちゃんやってくれてんのかな。。。)
ドラマの中で紹介されたお洋服をすぐにネットで買えるとか話題になっていたようにも思う。

槇村さとるさんは、昔、表紙の絵が美しく、思わず買った漫画家さん。
全部を網羅しているわけではないけれど、全体を通して描かれるのは女性が成長していく物語。

この作品は百貨店、それも服飾部門!

正直、この世界自体は遠い話過ぎて、ピンとは来ない。
少なくとも万が一この世界に紛れ込んだら間違いなく、「つまらない人生」と言われてしまうと、ファストファッションラブの我がワードローブ。
ごめんなさい、食べる方が好きです。

でも「衣食住」と言われるものについての以下の台詞は印象的。

「衣」だけが人間のテーマ
着ることこそ人間の証明
『Real Clothes』13巻

今のご時世、おしゃれよりも着心地に走りがちではあるけれど、いい言葉だとは思う。
同時に着飾ったり、装ったりすることも素晴らしいかもしれないけれど、身を包まれることに心地よさを覚えること、部屋着等の着心地の良さを追求することだって一種の「衣」のこだわりなのではないだろうか。
時代や人の価値観は一様ではない。
それを見た目で表すこと自体もまた人間の証明であり、だからこそ「衣食住」と呼びならわされるのではないか。

話しとは別にキャラクターについて。
えらそうに言ってしまえば、槇村さとる先生の登場人物は、時にそんなに変わる?と思うくらい、キャラが変わる。言い方は悪いがブレる時がある。
でもそれは同時に、実は現実、自分達にも起きているのかもしれない。
フィクションとして登場人物として、客観的に見るから、そう感じるだけであって、実際、私自身も傍から見たら、えらくキャラ変してきたなということはあるかもしれない。
もしくはそうなりたいと思う時もある。

そこも含めて、フィクションであり、いい意味でのファンタジー、そして同時にリアルでもあるのかもしれない。

ーーーーー

女性は皆美しい

さらっと読める一種の女性偉人伝。
新書版にしては、比較的、カラー図版も綺麗でした。
世界史の先生ということで、美術史的なところは、ん?と思う記述もあったけど、まぁ、それは微細なことで。
結構個人蔵の絵画を紹介してくれているので、こんな絵知らない!と面白い部分の方が多かった。

時代が後から判断する美醜や善悪。
でもその時、誰もが、精一杯生きていた。
そのことがなによりも美しい。


眩し過ぎる…いやいや、輝きをありがとう

漫画をもう1冊。
連れ合いのおすすめ。
こんなふうにポジティブになることが出来れば苦労してなーーーーいと叫びたくもなるけれど。

「白川さんの忍法」

「忍法・自我消滅」
「『私』というフィルターを通して誰かを見るとついつい自分と比べちゃったりして苦しくなるから透明人間になったつもりで誰でもない視点で『その人』だけを見るんです」


これはとても素敵な考えだと思った。
実際の生活でもnote内でも、他の人を羨んだり、自分を卑下したり、してしまいがちな自分は、習得すべき術だなと。

ちなみに私の連れ合いはこの術使えます。
尊敬します。

そして今回、この記事をUPする前にタイムリーで。
先輩に「お客さんが〇〇って言われてたんで、気をつけた方がいいですよ」的なご忠告を受けまして。
わかりやすく凹むわけですが。

この世には軽い気持ちで焼かれたお節介は軽くスルーしていいってルールがあるんだよ
『メンタル強め美女白川さん』3巻 P46

という言葉に、少し気持ち救われました。
まぁ、先輩は、お節介ではなかったかもですが…凹

美女じゃなくてもいいから、メンタル強くなりたいなぁ。まぁ、少しずつね。



と、今週の読了本たちでした。

今週、これを読み終わらなかったのが痛恨…

人の…、人の名前が、覚えきれない…。
ペースダウンし、DNF(完走できず、泣)。

絶対面白そうなのになぁ。
悔しい…

というか、どこまでが史実なんでしょう?
岩佐又兵衛も出てくるのかな?
……もう出てきてたらどうしよう……

すみません、出直してきます。

今週も、最後までご覧下さり、ありがとうございました。
皆様にも、素敵な本との出会いがありますように。

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