【私的読書生活】週刊読書録vol.47(2022/12/3〜9)
少しずつ日常が戻ってくる。
色々とあった中、本を読む時間は比較的取れた。
本さえあればどうとでもなる自分を改めて実感。
さてどんな本を読んだかというと…
今週の一冊/日本 のはじまり
印象に残った力強いメッセージの引用。
歴史上有名な登場人物のビジュアルは、どうしても頭の中で『天上の虹』になってしまうけれど、舎人達などの市井の人々の登場人物も多い(むしろそういう人たちの視点が主軸)。そういう知らない名前がたくさん出てくるのに、ぐいぐい読ませる力がすごくて、読み始めて3日くらいで読了。
持統天皇が善玉として描かれる小説のつもりで読み始めたが、むしろ善悪という枠を超えた信念とか象徴のよう。
思いがけない人物の叛乱に驚いたが、これは創作…ですよね?史料の少ない分、自由度が高い古代史ならではか。
性別に縛られない能力や働き方として、最後まで描き切って欲しい印象もあったが、全体としてはスケールの大きい魅力的な物語。
古代史好きの方は是非!
ちなみに私自身もあるnoteの記事で知った本。
面白いお話教えていただけて感謝しきり。やはりプロ作家は読ませる力が桁違いですね。
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大河ドラマ、古代史でも作ってくれないかなぁ…
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今週のおすすめ漫画/こんな居酒屋通うしかない
こちらの漫画のスピンオフ。
呑む人ワカコさんがお酒と肴のマリアージュを語るとしたら、今回紹介の『大衆酒場ワカオ』のシリーズは酒を出す側の物語。
私も少しだけ作る側を経験したことがあるので、あるあると頷く部分もありました。
こんな居酒屋さんあったら、すぐに常連になってしまいそう。
うちでできる範囲で再現したポテサラ、これがめっぽう美味かった!
現在、7巻まで出ているみたい。
これからもレシピ再現しながら楽しみたい。
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今週の気になる本/敵はそこにいる
今読んでるのがこちらなのですが
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まぁ、当然世界も気になりますよね。
磯田氏も著書の中で紹介されているので、併せて読みたくなった次第。
こうやって読みたい本が芋蔓式に増えるわけで。
これはこれで、害は(それほどは)ないけれど、一種の病気かもしれない。
今週も、最後までご覧下さり、ありがとうございました。
次の週も楽しく読んでいきたいと思います。
皆様にも、素敵な本との出会いがありますように。
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