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【アート・建築】三鷹天命反転住宅に行ってみた

 少し前のお話ですが、東京は三鷹市にある、三鷹天命反転住宅に行ってきました。

 ここは実際に住宅として機能していて、居住されている方がいらっしゃる、いわゆるアパートになります。その特殊なデザインやコンセプトに対し、興味を持っている人向けに体験ツアーなる企画があります。
https://www.rdloftsmitaka.com/tour/

 かつて、スタジオジブリの宮崎駿監督も共感し、絶賛したという「天命反転」という思想の元、荒川修作とマドリン・ギンズが作り上げた生活空間、三鷹天命反転住宅。

入口より、建物を見る

天命反転というコンセプトについて、ホームページより引用します。


「「死なないための家」、そして In Memory of Helen Keller ~ヘレン・ケラーのために~ と謳われる理由には、さまざまな身体能力の違いを越えて、この住宅には住む人それぞれに合った使用の仕方があり、その使用法は自由であるということが言えます。3歳の子どもが大人より使いこなせる場所もあれば、70歳以上の大人にしかできない動きも生じます。

私たち一人一人の身体はすべて異なっており、日々変化するものでもあります。与えられた環境・条件をあたりまえと思わずにちょっと過ごしてみるだけで、今まで不可能と思われていたことが可能になるかもしれない=天命反転が可能になる、ということでもあります。」
(天命反転地住宅 HPより引用 https://www.rdloftsmitaka.com/about/  )


 人間の本能に呼びかけるような住宅の作りは驚きしかなく、大変刺激を受けました。外観も、内装も、カラフルで可愛くもあり、視覚的にも普段の生活において、通常感じない色彩感覚を体験できる貴重な見学になりました。


あえて、凸凹な室内の床は、人間本来の、動物としての記憶を呼び戻す
室内はコンパクトにまとまった、ブロックに分かれながら、空間のそれ自体は一つになっている設計でした



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