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卒業式で合唱しても絶対泣かない自信のある曲を考えよう!の巻

卒業シーズンまっしぐら
この時期、旬の学生が

彼らの涙は、6年あるいは3年あるいは4年あるいはその他
たくさんの思い出がギュッと詰まった、期間限定の商品

売れるかと言われたら、ノープライス
価値のつけようのないその涙はそれぞれの思い出がギュッと詰まった
...これさっきも言ったな


卒業式といえば卒業ソング
学校によって歌う曲は違えど
それらのほとんどが涙無くしては歌えない曲ではないだろうか

しかし、その曲を普通の日に歌って涙するかといえば、それは違うでしょう
そこには、「卒業補正」たるものがあるのです

この「卒業補正」はあらゆる曲に感動のスパイスを足して
人々に涙をもたらします

では、どんな曲でも感動できるかといえば、それは違うでしょう

ただ、私たちの思っている以上にこの「卒業補正」は効果を発揮します
それは、たとえいわゆる卒業ソングと言われていない曲でもだ

例えば、サザンの「いとしのエリー」
全くもって卒業ソングとはいえない曲だが

曲の雰囲気がそうさせたり
そもそも曲なんてそっちのけで歌ってる最中に学校での日々を思い涙する人も多い

「なんでこの曲なんだよ」と笑ってしまう愚かな奴は
おそらく学校生活で全く友達のできなかった根暗ハガキ職人だけであろう


では、涙する暇も与えないほど
「卒業補正」を絶対に受け付けない曲を今日は考えていこうじゃないか


今回それを全部見つけることは不可能だ
もちろん感動できない曲も世にわんさかある訳で

条件を絞らせてもらう

・邦楽のみとする (洋楽を歌っていたら面白すぎるじゃねぇか)
・最近の曲は除外する(今の学生がそれに思い出があると雰囲気関係なしに泣けるため)
・伴奏はピアノのみとしてアレンジするものとする


・『Bad Feeling』

まず最初のギターリフをピアノで弾くと思うと、ピアノ担当の苦労を思うと、泣けてきそうでもあるが
その軽快なカッティングがピアノで演奏されると思うと会場を笑いに包むのではないか

また、中間部「Oh Yeh! アッパッパーな〜」の部分の合唱はまさに秀逸である



・『今夜はブギーバック』

(nice vocal)か(smooth rap)かで、クラス中で大揉めになるので
卒業する頃にクラスに亀裂が生じている可能性が高い

ラップ部分はクラスのお調子者が担当し、
本番に限ってミスをすることも目に見えている
「よくないこれ〜」の部分だけハモリになり
非常に面白く仕上がるのではないだろうか




・『粉雪』

曲の雰囲気自体、全くもって悪くないが
生徒の中でも
先生の中でも
来賓や保護者の中でも

「そっち...???」

といった考えが蔓延するだろう
この「そっち補正」は逆に笑いを生んでしまう

「ここにいる誰もが同じこと考えているんだろうなぁ」と思えば
それだけで面白い

普通の合唱コンクールで歌うとすれば全くもって問題ないのだろうが


・『気分上々↑↑』

なんてったって「Hey DJ かませyeah yeah yeah」である
こんなのズルい、反則だ

ただ15年前の高校生だったら泣けていたかもしれない

でも今歌うとなるとまじでわからない

だって「Hey DJ かませyeah yeah yeah」だぜ????


・『ごきげんだぜっ!』

まずこれから卒業するっていうのに、一人としてごきげんでないのだ

「やっと卒業できるぜ!ざまあみろ!」という尖ったやつも
こんなアップテンポな曲を歌うことに賛成するわけがない

ステージに花が添えられて
みんなの胸にも花が添えられて
周りには紅白の幕
いつもラフな格好してる体育の先生も、親もスーツ姿で
パイプ椅子の並んだ中
何がどうしてどういう理由で、なに故に「目立つんだ party」なんだろう
誰がどんな風の吹き回しで「DangerなLady」なんだろう

DA PUMPとしては「U.S.A」でもいいのではという意見が多数送られるが
修学旅行がアメリカだった場合、それに思い出補正が入るので
黙って欲しい


・『Cat's Eye』

まじで関係ない歌詞
別の学校の卒業アルバム見てるみたいな関係のなさ

mysterious girlが誰のことなのかまるでよくわからない

ただ、サビのコーラス具合がちゃんと振り分けられている点で
合唱曲にはもってこいではないだろうか


ここからは、ダイジェストでお送りしよう

・『Get Wild』(TM NETWORK)ーピアノ担当の生徒が小室というあだ名を付けられるので面白い、絶妙な英語の多さも卒業に不向きか

・『OH MY LITTLE GIRL』(尾崎豊)ーこちらも「そっち?補正」というか
「なんでだよ」ですよ。誰に向けてるんだろうなってなります

・『泣かないで』(羞恥心)ー泣かないでじゃないよ、泣けないんだよ

・『あー夏休み』(TUBE)ー意味がわからないもん、というか季節歌は大体そう
こっちが「夢とちゃうのかい」と聞きたくなる

・『人魚』(nokko)ー「抱いて抱いて抱いて」に思春期の男子は耐えられない

など


ここからは、ギリギリ泣いてしまう曲

・『俺ら東京さ行くだ』(吉幾三)ーもはやここまでバカバカしいと逆に泣いてしまうため

・『関白宣言』(さだまさし)ーかなり厳しい話をされるため

・『借金大王』(ウルフルズ)ーそういえばあいつに金貸してたなぁと思い出すため

・『ロード』(THE・虎舞竜)ー高橋ジョージの境遇に思わず涙してしまうため

・『スリル』(布袋寅泰)ー繰り返されるBabyの連呼は将来、赤ちゃんを持つ未来のことを想起させ泣けるため

など


異常

間違えた

以上、卒業ソング特集でした

これから世代を経て、さらに増えることでしょう

なんか、最後の方とかヤケクソだったね



Twitter→ https://twitter.com/yuya_as_music








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