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freee新卒メンバーのマジ価値を届けきる働き方とはーデザイン組織の特徴編ー【ReDesigner Online Meetup イベントレポ①】

2022年10月24日に行われた「【デザイナー学生向け合説】ReDesigner Online Meetupvol.2」に、freeeデザインチームのメンバーで登壇しました!この記事では説明会で話した内容を紹介したいと思います。

当日freeeデザインチームの説明を聞き逃してしまった方、もう一度内容を振り返りたい方はぜひこの記事を活用していただけると嬉しいです。

この記事は、前編と後編に分かれています。
前編では、freee株式会社とデザイン組織についてをメインにご紹介します


登壇メンバー

左からゆっちゃん(19卒デザイナー)、きばちゃん(21卒デザイナー)、ひろさん(ジャーマネ※)の顔写真が並んでいる。
※freeeではマネージャーのことをジャーマネと言います

皆さんのキャリアに少しでも役立てるように、今回のイベントでは社内の実務経験事例をたくさん紹介しています。いろんなキャリアパターンを知って、

  • なんとなく自分が働くイメージ

  • 魅力的な部分や微妙だな〜と思った部分

などを考えながら読んでみてもらえると嬉しいです!


01.freee株式会社について

はじめに、freee株式会社とデザイン組織について紹介しました。
当日の資料はこちらです

このセクションでお話したこと

  • freeeでは、「スモールビジネスを、世界の主役に。」と言うミッションを掲げています。

  • スモールビジネスに限らずビジネスを運営していくということは、本来やりたいことの他に整理・処理・申請などの管理業務が発生します。

  • freeeは、その管理業務から解放し、本来専念したいことにフォーカスするお手伝いをしています。

スモールビジネスとは💡
事業を営んでいる個人事業主や中小企業のこと
みなさんが住む街にあるパン屋さんやコーヒー屋さん。それら全てがスモールビジネスです。つまり、流モールビジネスとは、みなさんの身近で挑戦している人たちのことと言えます。
スモールビジネスは日本の99.7%を占めます。


02.freeeのデザイン組織について

このセクションでお話したこと

  • デザインチームは特定のプロダクト、プロジェクトに紐づいた形でプロダクトデザインを行なっている「プロダクトデザイン」と、特定のプロダクト/プロジェクトに紐づかずにプロダクトデザインの全体的な品質向上を目指す「エクスペリエンスデザイン」と「デザイン基盤」の3つのチームに分かれています。

  • freeeのコミットメントは「マジ価値を届けきる集団」です。「マジ価値」とは「ユーザーにとって本質的な価値があると自信を持って言えることをする」という意味です。

  • プロダクトを通して、「マジ価値」をユーザーに届けていくための大きな役割を担っているのがfreeeのデザイナーです。

  • ユーザーの行動や業務、法制度の理解を深め、理想の状態を定義し、課題に対して最もシンプルな解決案の提供をしてくことが求められます。

デザインチームの構成図。上にfreee会計やfreee人事労務など複数のプロダクトのロゴを包含しているプロダクトデザインチームの枠がある。その下にプロダクトデザインチームの枠幅を分割する形でエクスペリエンスデザインチームとデザイン基盤チームの枠があり、この二つは全体に横断して関わる意図がある


03.freeeのデザイナーは何ができるのか

ここからは、登壇メンバー3人の会話で進めていきました!

左からゆっちゃん(19卒デザイナー)、きばちゃん(21卒デザイナー)、ひろさん(ジャーマネ)の顔写真が並んでいる。
ゆっちゃん(19卒デザイナー)

freeeの全デザイナーに共通するポイントを紹介します。

  • HCD(人間中心設計)プロセスに沿って進める

  • 開発の上流から関わる

その上でビジュアル面、実装面にも取り組むなど幅広くさまざまな事例があります。
「マジ価値を届けきるためならなんでもチャレンジしよう」という考え方があるので幅広く実現できます。マジ価値を届けきるfreeeにおいて、新卒かどうかは関係ありません。ユーザーさんにとって本質的な価値があることであれば、誰でも、どんどん提案してより良い方向に進んでいける環境です。

実際のところどうなんだろう?という疑問が湧いていると思うので、事例を紹介していきますね


freeeの「デザイン」の指す範囲、デザイナーが求められることとは

ゆっちゃん(19卒デザイナー)

まず私の事例から紹介しますね

freeeのHCD(人間中心設計)プロセスをベースにしたプロダクトデザインの仕事の流れを示した図。計画→調査・分析→要求・要件定義→設計・作成→評価→開発→品質担保の全体の流れの中で、調査・分析から評価までを繰り返し改善していくフローが書かれています。
HCD(人間中心設計)プロセスの流れ

私は3年間、会計プロダクトの1機能の底上げを目的に、新機能追加、機能改善をガンガン回していました。先ほどお伝えした通り、HCDプロセスをベースに何をどういう風に作るところから決め、それをUIデザインに落とし込み、ユーザビリティテストで検証しアウトプットを出します。

リリースされてからも改善をしていきます。私の会計プロダクトの場合だと、機能の利用率向上によって売上が発生するので、それがプロダクト全体の目標になっていました。より利用してもらえるように機能を開発する他に、プロダクト内で「これを使ったらよりあなたの課題が解決しますよ!」など利用を訴求をする試作なども行なっていました。

19卒のゆっちゃんの業務例。リリースまで半年かかるレベルの大きい機能開発を複数同時並行で行う傍ら、小さい機能改善、デザイン改善、プロダクト内訴求バナーなども通年行っていました。
ゆっちゃんのキャリア前半。紹介しているメンバーの中で一番歴が長いので一人だけ細かいです笑 全貌はmiro

こういう動き方をしている人はfreeeのデザイナーはたくさんいますよね、ひろさん

ひろさん(ジャーマネ)

そうですね。freeeで「デザイン」という言葉の指す範囲は広くて、問題解決だけでなく、問題定義を含んでいて、その両方をすることがデザイナーに求められます。そもそも「問題ってなんだっけ?」というところからスタートして、関係者間で問題意識を共通化することも「デザイン」です。そこで共通認識が得られた課題に対して、解決策を提案することも「デザイン」です。
また、プロダクトやサービスを作って終わり!ではなくて、できたものが本当に問題を解決しているのか?ということを継続して考えることも、freeeのようなSaaSプロダクトの特徴です。

ユーザーのことを考えて作るのは先程も言った通り最も大事なことですが、実際にはそれだけじゃなくて、法制度・ビジネス・Web技術など、多岐にわたる制約を考慮して、最適なデザインを提案することが求められています。カンタンではないですが、それが面白いところだとも言えます。
ゆっちゃんはここで思うところあります?

ゆっちゃん(19卒デザイナー)

特にfreeeのプロダクトで特徴的なのは、法制度を踏まえてデザインしなければいけないことだと感じていますね。プロダクトが間違っていると下手したらユーザーさんを犯罪に巻き込んでしまう可能性もあり...そのためプロジェクトでは初めに設計に必要な情報のリサーチを行うことが多いです。

例えば、freee人事労務に配属された21卒のメンバーは、さまざまな会社の残業ルールに対応するため、残業代の機能拡張をするプロジェクトを行ないました当時固定残業代についての知識が0だったそうで、まずはその知識を集めるための情報のリサーチを積極的に行ったそうです。

21卒Hさんの業務例。人事労務プロダクトに配属されてからプロダクトの機能開発・改善を行ったり、社内のコンテンツ作成を行なったりしています。
きばちゃんと同期の21卒Hさんのキャリア前半。全貌はmiro


新卒でなんで裁量持ってやれるの?ジャーマネのひろさんが答えてくれました

ゆっちゃん(19卒デザイナー)

このように知識0から入ったり、私自身入社してからすぐに大きめの機能のデザインを任されたり、新卒なのに裁量持って取り組めているなという思いがあるのですが、ひろさんはジャーマネとしてここら辺ってどう考えてるんですか?

ひろさん(ジャーマネ)

freeeでは、先輩デザイナーについて学ぶ、というよりは、新卒であっても1デザイナーとして扱います。そうやって自分ごととして直面するほうが、結局成長も早いからです。もちろん、伴走やアドバイスはしていますが、自分でやることを決めて、場合によっては失敗するけど、失敗から学ぶ、そこから得るものが大きいと考えています。それは、なんならインターンであっても同じです。
22卒メンバーには内定者インターンの時にヘルプページの改修をやってもらいました。ヘルプページの体験が向上すること、ユーザーが自分で問題を解決できるようにすることは、広い意味でユーザー体験が向上することの一要素であると思います。

22卒Yさんの業務例。入社の1年前から内定者インターンでヘルプページのリニューアルを行っていました。
22卒Yさんのインターン時の取り組み。全貌はmiro
ゆっちゃん(19卒デザイナー)

プロジェクトメンバーのPM、Engの人もインターン関係なく、1人のデザイナーとして対等に喋ってくれることが印象的だったそうです。
こちらの話は、noteに詳しくどう頑張ってくれたのかまとめてられているので、よければ読んでみてください!

後編では、さらに新卒メンバーのキャリアや取り組み事例をご紹介します!


freeeに興味をもってくれた方へ

freee Design Magazine

新卒中途問わず、freeeのデザインチームのメンバーが発信しているnoteです。今日紹介した以外にもさまざまな取り組みを知ってもらえると思うのでぜひ読んでみてください〜!

1week winter intern(2022年2月6日〜2月10日開催)

今年もインターンを実施します!ぜひご参加ください!

  • 5日間でfreeeのデザインプロセスを全て実施してもらいます

  • ユーザーインタビュー・ユーザーテストの講義をします

  • それらを活かして、実際のプロダクトを改善しましょう

  • 現役デザイナーからの率直なフィードバックをもらえます

座談会等、今後のイベント

今回紹介したのはメンバーの一部なので、ぜひ他のメンバーもみなさんとお話しできたら嬉しいです。疑問点・気になることざっくばらんにお話ししましょう〜!

  • 11/14(月) 17:30-19:00 freee社員との座談会

  • 11/30(水) 17:30-19:00 インターン説明会

  • 12/20(火) 17:30-19:00 インターン説明会

応募はこちらのフォームから



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