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Welcome to hostelDEN~ここが沼への入り口~

「海外旅行に行ったらゲストハウスに泊まる」という方は多いのではないでしょうか。ゲストハウスは、宿にお金をかけたくない、現地の人と交流したいそんな旅行者にうってつけの施設です。
そんな安くて手軽なゲストハウスが、日本にもあることを知っているでしょうか。
実は日本に1200軒以上あるそうです。驚くほど多いですね。

しかし国内旅行やちょっとした遠出の際にゲストハウスを利用する人は、どれくらいいるでしょう。ホテルや旅館、ビジネスホテルなどを利用する人が多く、ゲストハウスを利用するのは少数派です。
かつての私もそうでした。旅行に行く際はビジネスホテルを利用することが多く、ちょっと奮発したいときはリゾートホテル。ゲストハウスはそもそも選択肢に入っていませんでした。そんな私が3か月間ゲストハウスに住んでみた結果「ゲストハウスを利用しないなんてもったいない!」ということがわかりました。
ゲストハウスは日常に混じる非日常空間、日々生活しているだけなのに旅をしているかのように新しい出会いが訪れ価値観のアップデートができる場所です。
日本橋にあるゲストハウス「hostelDEN」に3ヶ月住みゲストハウス沼に落ちた私が、ゲストハウスと「hostelDEN」について紹介します。

ゲストハウスとシェアハウスの違い

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まずゲストハウスとシェアハウスの違いについて解説します。

・ゲストハウス:宿泊施設。基本的に宿泊者は1泊ずつ滞在する。毎日メンバーが違うため、新しい人との出会いが多い場所。
・シェアハウス:住居。基本的に月単位で契約し滞在する。このためメンバーの入れ替わりが少なく安定している。

ゲストハウス×シェアハウスの化学反応

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もともとゲストハウスは海外からのゲストが多く、収入源の多くを外国人ゲストに頼っていました。そのため新型コロナウイルスの感染拡大により、ゲストがぱったりと来なくなりピンチに陥ってしまったのです。宿泊予約がない状況を打破するため、取り組みとして売り出されたのがゲストハウスの「マンスリープラン」でした。
「マンスリープラン」はゲストハウスに1か月滞在できるプランです。1か月も滞在すれば、宿泊というよりは住んでいると言った方が近いニュアンスですね。1泊利用ではなく1月の利用者が増えていき、まるでゲストハウスがシェアハウスのようになっていきました。
人は初対面では深い話はあまりできませんが、数日間一緒に過ごすことでだんだんと深い話をするようになっていきます。

実際にマンスリープランを始めたゲストハウス「hostelDEN」では、趣味・仕事・夢・過去…とりとめのない話から人生観のような深い話にまで、話のテーマが変化していきました。
このような状況で、住人(※シェアハウスのようにひと月以上住んでいる人)の中にゲスト(※ゲストハウスとして1泊泊まりにきた人)が混ざることで面白い現象が起きました。様々な年代の人が輪に入り、語り酒を飲みボードゲームをし、賑やかな空間が「hostelDEN」に広がりました。

コミュニティはよく焚火に例えられます。焚火を燃やすための薪が、新しいゲストです。焚火は常に新しい薪をくべなければ燃え尽きてしまう。新しいゲストが入ってこないコミュニティは薪をくべられない焚火と同じで、勢いがなくなり燃え尽きてしまいます。


シェアハウスにゲストハウスの要素が加わることで常に薪がくべられる状態が続き、活発なコミュニティが作られつづける場所になったのです

「hostelDEN」とは

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hostelDENは東京都のど真ん中、日本橋小伝馬町にある5階建てのゲストハウスです。
・東京メトロ日比谷線小伝馬町駅まで徒歩5分
・JR神田駅まで徒歩10分
・JR秋葉原駅まで徒歩15分
という素晴らしい立地を誇っています。切符代200円で23区内のどこにでも行けてしまう利便性のいい場所にあるため、生活拠点としても観光拠点としてもぴったりです。
ここでは「hostelDEN」の各施設を紹介します。


① 部屋について
部屋は男女混合ドミトリー(10人部屋/6人部屋/4人部屋)と女性専用ドミトリー(10人部屋 / 6人部屋 / 4人部屋)があります。
木をメインに使用したオリジナルベットで、カーテンを閉めることでプライベート空間になります。ベッドには個人用コンセントと読書灯がありますので、ちょっとした作業をするのは問題ありません。
また、部屋には個別ロッカーの備えがあり、貴重品は鍵付きロッカーに収納できセキュリティは万全です。


② 施設について
共有スペースではゲスト同士が交流しながら、日々生活しています。「hostelDEN」の共有スペースには以下のスペースがあります。
・リビング&ダイニング:畳のスペースで、夜は机を囲んで夕飯を一緒に食べたり、お酒を飲んだり、テレビゲームをしたりしてゲストが過ごします。
・キッチン:IHコンロや冷蔵庫、調理器具の設備があるため料理が可能。
・ルーフトップ:都会にいながら開放的な気分になれる広々としたルーフトップ。
・コワーキングスペース:勉強机やコンセントがあるため、作業スペースとして利用可能。
・シャワー:男女それぞれに専用シャワーが3つずつ。ドライヤーも完備。
・ランドリー:洗濯機は1回300円、乾燥機は30分100円で利用可能。
・礼拝室:ムスリムの方向けのお祈りができる部屋。


③ コミュニティについて
「hosetelDEN」の最大の魅力はコミュニティです。ここには旅行者もいれば生活している人もいます。会社員もいればフリーターもおり、経営者もフリーランスも学生も、夢追い人もおり、年齢も上は60代から下は10代まで様々です。
「hostelDEN」で過ごすとゲスト同士で以下のような楽しい出来事が起こります。
・ランチに行く、飲みに行く
・一緒に鍋や餃子パーティー
・テーブルゲームやわいわいトークで騒ぐ
・深夜、酒を片手にお互いの過去や未来を語る
・話が盛り上がって一緒に事業をやることに
ゲスト同士で挨拶の言葉が飛び交い、お互いの年齢や性別を越えて分け隔てなく接しています。「hosetelDEN」での集団生活は想像しているより楽しいものになるでしょう。

コンセプト:旅人の巣

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旅人の巣は、hostelDENのコンセプトです。コンセプトには「今まで知らなかった知識や感情を体験できる環境を作りたい」というスタッフ達の願いが込められています。

”多くの経験やたくさんの人との出会いをしてきた旅人たちが、共に会話や生活をすることで、様々な価値観や文化を知り、巣立っていくところ。
いつでも帰ってこられる旅人の巣。
旅とは日常から離れて新しい場所へ足を運ぶこと
旅人とは自らの所属する社会や組織から離れて、周囲とは別のレールで挑戦していくチャレンジャーのこと
巣とは人が集い共に成長し合う場所であり、巣立つ場所であること”

コンセプトについて、「hostelDEN」マネージャーの克氏に詳しく伺いました。
「ここは、何かやりたいけど何をしたらよいかわからない人が世界を広げる場所。何かやりたい!となった時、聞く人がいるつながりがあり、挑戦する背中を押してもらえる場所。幸せに、自分らしく人生を歩む人を増やす場所、そういう場所にしたい」
克氏は「hostelDEN」に関わり始めてから自分の価値観が変わったと言います。以前はゲストハウスに全く興味がなかったそうですが、「hostelDEN」に関わり始めてから自身の世界が広がり、2か月で全国の50か所ものゲストハウスを訪ねて回ったそうです。


たくさんの人と会話し、よりゲストハウスの魅力を知ったからこそ「自分と同じようにゲストハウスの魅力に気づく人が増えたらいい」と考えられているのだと思います。

ゲストハウスで住む

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私は今までゲストハウスに住んだことはありませんでした。そんな私でしたが、ちょっとしたきっかけで住んでいたアパートを引き払い「hostelDEN」で3か月間過ごすことになりました。
個室ではなくドミトリーの部屋に住むことや、自分の住んでいたアパートを手放すことに不安はありました。しかし今は、自分の選択を良かったと思っています。
余計な荷物を手放して大切なものだけに囲まれる生活や、家がないことでどこにでもすぐに行ける身軽さは、手に入れてみないとわからないでしょう。常にちょっとした余裕があるのです。

ゲストが多く毎日賑やかな日もあれば、別の空間かと疑うくらい静かな日もありますが、そんな日々に私は温かさを感じていました。私はhostelDENとそこに住む仲間たちが大好きでした。
3ヶ月間住んでみて、家族ではないのに家族のような不思議な居心地の良さを感じたのです。去っていくゲストに寂しさを覚えることもありましたが「終わりがあるからこその愛しさ」だとも思いました。「hostelDEN」での出会いの1つ1つがとても嬉しいイベントでした。

人との出会いは人を変え、出会った分だけ自分の世界を変えていきます。
考え方を知った分だけ「そんな価値観もあるのか」と多くの出来事を受け入れられる自分になりました。まるで緑の葉が色づいていく紅葉のように、世界がどんどん美しくなっていくような気がしたのです。



ここが沼への入り口だった

ゲストハウス×シェアハウスの魅力をまとめると次の4つです。

1、色々な価値観を知れる
2、人との繋がりができる
3、日常の中に旅をしている感覚を味わえる
4、いつでも戻ってこられる場所になりえる

これを読んだあなたにゲストハウスやhostelDENの魅力が少しでも伝わればいいなと思っています。
泊まったみたい!と感じた方は、hostelDENのホームページよりご予約をお待ちしております。

扉一枚で世界が変わる。

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私がゲストハウスに住むきっかけをくれたのは「Backpackers Home」でした。「Backpackers Home」とは、まるで旅のような家を作ることを目指し、様々なゲストハウスと組んでシェアハウス事業を行っている団体です。

日本橋の「hostelDEN」以外にも、大阪や京都にもマンスリーで住めるゲストハウスと提携を行っていますので、興味がある方はHPのお問い合わせよりご連絡ください。

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