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幸せを探す旅

宮沢賢治の作品は、「注文の多い料理店」以来かもしれない。

小学生の頃に宮沢賢治は怖い人なんだなと印象を受けたことを覚えている。

当時は本当にこんなことが現実で起こり得るのだろうかと怖がっていたと思う。物語にそれだけのめり込めるくらい素直で世の中を知らなかったからであろう。

それ以来である。宮沢賢治の作品。

銀河鉄道と聞けばアニメを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

幼い頃よくアニマックスで見ていた覚えがあります。

銀河鉄道999です。

今回は銀河鉄道の夜です。何か関連があるのでしょうか。

調べたところ、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に影響を受けた作家さんが

「銀河鉄道999」を描きアニメや映画になったそうです。

つまり原点は宮沢賢治ですね。

作品を読んでみての感想は、宮沢賢治独自の造語や物語の流れがファンタジーで読んでいて難しいと感じる部分もありながら、どこか、夢なのか現実なのか不思議な感覚にさせてくれます。

一番強いメッセージを感じたのは、「幸せ」についてです。

物語が進んでいくにつれて文章の中にも幸せとはどのようなものなのかと疑問を投げかけてくるシーンが増えていきます。

自分の考えや思いだけで行動したり、自己完結して勝手に自分で感情を決めつけたり、自暴自棄になったり、、世の中人と関わることでしか自分を感じることができないのに、自分の中だけで解決しようとしている限り、幸せにわなれれない。

ちょっと長いですけど、そのように言われたように思います。

つまり、幸せとは自己完結なのではないでしょうか。

先ほど、先輩とそのような話をしました。

特攻隊は幸せな気持ちで戦地に向かい、相手の陸地に突っ込んでいったのかもしれない。

自分で自分を幸せだと思うこと。自己完結でしか幸せになる術はないように思います。

誰かと比べている限り人は幸せになることはできません。

いったい私はいつになれば、幸せになれるのでしょうか。

そんな疑問は今すぐ捨てて、今生きていることに幸せを感じましょう。

それでは、今すぐ。

夏の空を見上げて、深呼吸して、ぐっすり寝ましょう。

そして、何をするべくして生まれてきたのか分からない我々の1日を始めましょう。

宮沢賢治。銀河鉄道の夜。良い作品でした。

次は何を読もうかなあ。

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