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#絶対信じちゃダメなやつw
〘新話de神話〙 ~目次~
【神話創作文芸部ストーリアについて】
部長 矢口れんとさん
マガジン へッダー用画像
〖目次〗
✭部活動の記録
✬個人活動の記録
◉参加方法・要項・注意点など大切なお知らせ
創部 覚書【note神話部の趣旨】
参加要項・注意事項
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〘 新話de神話 〙◉お題de神話
202311『馬/神の馬』
202310『収穫/穣かなる』
202309『杖/
〘お題写真de神話〙 夢の跡
note神話部3周年企画参加作品です。
告知はこちら❢ ↓↓↓
今回の企画は2つのテーマからの選択制です。
A 写真で創作 / B 文言で創作
A 指定のお題写真から物語をイメージするか
B 指定の文言から物語をイメージするか
私はAの写真を選択し、妄想像しましたw
なお、お題の写真は最後に貼付しております。
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『夢の跡』
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〘異聞・エジプト〙Tetrad〔四夜/終夜〕
どの世に生まれても
必ず逢う
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王都を出たイシスたちはオシリスの遺体を回収し、冥界へ葬送した。
イシスにはセトの意図が良くわかった。オシリスの完全な復活を防ぐため、身体が欠損するように遺棄したのだと。
失われた箇所は、イシスが魔術で補填した。
オシリスの身体の処置はアヌビスに任せたが、真相を話すことは出来なかった。せめて、オシリスの本心を知るこ
〘異聞・エジプト〙Tetrad〔二夜〕
「このようなことを、そなたに頼むしかない母を赦せとは言えぬ」
「母上?」
首を傾げる息子に目を細める。
(この子のためにラー様より授かった力を使い果たそうとも……)
息子を見つめる母の目には、切なる願いがあふれていた。
「父上を救って差し上げておくれ」
聞かされ続けた母の言葉。その真の意味を知ったのは、ずっと後のことだった。
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オシリスの目は
〘異聞・エジプト〙Tetrad〔一夜〕
tetrad[ギリシャ語]: 4人組、4つ組、4分子(※英語ではquartet)
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エジプトの神々の中にあって、やはり中心的なのは太陽神ラーだろう。
ラーは様々な神と同一視され、その一柱として創造神アトゥムもいる。
アトゥムはヘリオポリスの九柱神の始まりとして、原初の水ヌンまたはヘルモポリスの八柱神から生まれたと言われ、後に太陽神ラーと同一視された。
その
〘お題de神話〙Longing for
産まれることも
死ぬことも
番うこともなく
まして
命を次に繋ぐことなどあるはずもない
この世の終焉が訪れるまで
終わりの時など来るはずもない
*
今宵、何を語ろうか
ないものねだりと知りながら
憧れる以外ないと知りながら
それでも求め続けては
手に入らないことに失望し
命をその身ごと焼き尽くそうと
彷徨い続ける
ただ己が身の再生にすら疲れ果てた
彼のことでも
〘新話de神話〙異聞でも何でもないやつ7
無理やり年内に、しかも神話部の企画のまとめ前に終わらせた『異聞・阿修羅王』でしたが、もう、妄想炸裂で大満足でござりまする_(_^_)_
だが、しかし──。
9ヶ月も書いてたとか……(←しかーも! 部長に言われて初めて気づいた)
序1・2話
本編32話
結1〜7+終
うん、全42話www
安定の長さw 妄想だけでここまでデタラメ書くかww まあ、いつものことです
〘異聞・阿修羅王/終序〙邂逅
※結7の続きです。
新たな季節のおとずれ。
花咲き乱れ、鳥がさえずる須彌山の春。須彌山の季節は、そのまま人界に反映される。
「おい、お前」
塀の隙間から邸内を覗いていた大柄な少年は、背後から突然かけられた声にびくりと反応した。
「そこで何をしている」
恐る恐る振り返り、少年の驚きはさらに強まることになった。
立っていたのは、少女と見紛う華奢な姿の少年。歳の頃は同じ
〘異聞・阿修羅王/結7〙弥勒の覚醒め
須彌山を包む光が
仄かになる頃
世界では日と月が
それぞれの場所で
姿を現すだろう
弥勒(みろく)の覚醒(めざ)めと共に
*
廊下の片隅で倒れていた乾闥婆(けんだっぱ)は、遠くの爆音で意識を取り戻した。
(……む……気を失っていたか。あれから如何ほど経っておる……?)
力を入れると、動けるようにはなっている。
「……くっ……」
とは言え、まだ身体の半分以上が目覚め
〘異聞・阿修羅王/結6〙阿修羅と雅楽
もはや、何度目かわからぬほど繰り返された刃(やいば)の交わり。
だが、それは物理的な押し引きとは明らかに異なっていた。その場を支配していたのは、闘うことを主とした摩伽(まか)と須羅(しゅり)──二人が内に秘めた力の凌ぎ合いである。
「舎脂(しゃし)をここに連れて来るがいい……あれに須彌山(しゅみせん)の最期を見届けさせよ……!」
半眼とは言え、額の第三の眼(まなこ)が開いた
〘異聞・阿修羅王/結5〙よみがえる記憶
弥勒(みろく)の覚醒(めざ)め──遥か数億、数十億年過去に『入眠』した弥勒が、ついに覚醒めの時を迎えようとしている──その事実の意味するところを、本当に識っているのは須羅(しゅり)だけ、と言って良かった。
ただ、摩伽(まか)にとっては、到底、納得が行くものではない。
忉利天(とうりてん)を、須彌山(しゅみせん)を、統べる身でありながら、己は蚊帳の外にいたのだから、それも無理か
〘異聞・阿修羅王/結4〙刻限
須羅(しゅり)と剣を交えながらも、摩伽(まか)の脳裏からは須羅の言葉が離れなかった。だが、攻撃の速さはさらに増しており、思考に集中する暇(いとま)がない。
(おれが須彌山(しゅみせん)を……何故(なにゆえ)だ……! いや、おれに須彌山を破壊させんと、謀っているに違いない……!)
皮膚すれすれを過る風圧。
日輪刀からは灼熱を、月光刀からは凍気を感じ、触れれば切れるだけで済まな
〘異聞・阿修羅王/結3〙須彌山
切っ先を突き付けた摩伽(まか)と、突き付けられた須羅(しゅり)は、微動だにせず、ただ睨み合った。
「フッ……このおれに教えてやるなどと、相変わらず口の利き方を知らぬ奴よ」
須羅の方は笑みさえ浮かべており、本当の意味で『睨み合って』いる訳ではない。だが、場の空気としては間違ってもいない。
「……良かろう。おれも乾闥婆(けんだっぱ)に免じて、聞いてやるとしよう」
譲歩の姿勢を
〘異聞・阿修羅王/結2〙隠し事
つい、と演舞の型のように、須羅(しゅり)は爪先を摩伽(まか)に向けた。
「お前にもわかっておろう? この須彌山(しゅみせん)に限界が来ていることは……」
摩伽の片眉が反応する。
「限界が来ているから破壊し、消し去れと言うか……? そのようなことを言うておったら、何もかもを、そうせねばならぬではないか」
「壊れたものは直す、出来なくば新たに作る、人と違い、肉体が劣化すれば代替