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#プチロマン小説
青春プチロマン小説「女が日本一周する時」第9話 作/奈良あひる
加恵は、話がそれ始めていることに気づいている。
これから会えるのかという質問に答えていないのである。
加恵「これから会えるのですか?」
加恵は、浅田とその女性がそうことをしていて、このあと会える状況なのか、単純に聞いた。それでも心の中では、会える状態だからそういっているのだとも予想はついてもいた。
浅田「はい、大丈夫です。ぜひ会いたいです」
加恵は、なぜ会いたいのかは聞かなかった。それは、
奈良屋の官能随筆 “それも池袋のラブホテルで” 作/奈良あひる
「はい、君ちょっと止まろうか」
町田の開かずの踏切付近で明らかに自分より若い警官に止められた。ただの自転車の防犯登録の確認である。警察は社会人とはまったく別の人種なのだと思う。拳銃を持っているし、信号を操ることもできるし、結婚はもちろんのこと、交際をするには相手の情報を上司に提出し審査を受けなければならない。らしい。
池袋のラブホテルに向かう途中そんなことを思い出した。手をつないでいる女は中
奈良屋のデュエット官能随筆 “女が雑誌を読めば”
作/奈良あひる
シャッターの音がする。私はそんな予定ではなかったが、もうブラははずされていて、下に一枚の姿であった。
男「ちょっとさわるよ?」
女「はい」
私は目を閉じている。
彼のなすがままにされるために、こちらの視覚の情報はなくてもいいかなと思ったから。
考える前に言葉が出ていて、男はうつぶせに寝ている私のお尻とパンティの位置を整えた。