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人は痒いと思うと痒くなるという研究について

⇩参考本・文献

①前書き

今、世間は夏で8月には静岡県が気温が40度を超えるなど

大変暑苦しい季節になりました。

夏と言ったら出てくる有害な生物がいます。

それは蚊です。

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蚊に刺されると、刺されたところが痒くなります。

しかし、蚊に刺されていなくても、蚊を見ると

どこが痒くなったりしたことはありませんか?

実は、その現象は科学的に分かっています。

今回はそんな、蚊などの生物に何かされていなくても

痒くなってしまう現象を紹介したいと思います。

②何もしなくても人間は痒くなってしまうことを証明した実験

1962年に九州大学医学部発行の医学雑誌に面白い研究をした論文が掲載されました。

13人の子供を対象に行った実験で

13人の子供に目を閉じてもらい、腕に葉っぱをこすりつけるという実験です。

こすりつけている最中にあることを子供に言います。

「このこすりつけている葉っぱは漆の葉っぱだよ」と

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漆は人間に対し、アレルギー性の化学物質があり、腕にこすると、腕がかぶれ、赤くなり、腫れます。

しかし、実際に子供たちにこすりつけた葉っぱは漆の葉っぱをこすりつけているわけではありません。そう、子どもに漆の葉っぱをこすりつけている嘘を言いました。

結果がどうなったかですが、漆の葉っぱをこすりつけていないのにも関わらず、13人全員の腕が赤く腫れ、痒くなっていったのです。

今度は逆のことを研究者は行いました。

漆の葉っぱを子供たちにこすりつけながら

このこすりつけている葉っぱはただの葉っぱだよと

この実験の結果、漆の葉っぱをこすりつけているにも関わらず、子供の腕は赤く腫れあがることがなく、アレルギー性の反応がなかったのです。

③なぜ、痒くなったり、痒くなくなったりしたのか?

非常に信じられないことが起きているのですが

これにはちゃんとした理由があります。

それは、「プラシーボ効果」と言う作用です。

プラシーボと言うのは日本語で偽薬と言う意味で

病気などに対して全く効果がない薬を意味します。

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プラシーボ効果と言うのは、簡単に言うと

思い込みの力で、人間は思い込みによって実際には起きるはずのないことが

思い込みによって影響が出てしまうことです。

つまり、先ほどの実験は思い込みによって

子どもは何もしていなくても、痒みが生じてしまうという実験だったのです。

④最後に

つまり、私たちが夏に何もなくても痒いと思ってしまうのは

蚊が飛んでいて刺されているかもしれないという思い込みによって

痒くなってしまいます。

これは、痒みだけでなく、日々の思い込みがすべてそうです。

自分は勉強できないと思っていると段々と勉強したくなくなるし

逆に勉強ができるんだと思っていれば、努力しようと思えてきます。

そのため、日々ポジティブに物事を考えるのも自分をよくする一つの手です。

ただし、ここで大事なのがロジックな考えです。

例えば、勉強できると思って努力しても、努力の仕方を間違えてしまえば

うまくいかないし、逆に頑張りすぎて寝不足になっても勉強の内容が頭に定着せず、テスト本番になって思ったよりも点数が取れません。

大事なのは、どうやってすれば成功できそうなのかを計算して実行する。

そのためのきっかけとしてプラシーボ効果を使うのがいいかもしれません。

皆さんも行動のきっかけとして、プラシーボ効果を使ってみてください.

以上が、人は痒いと思うと痒くなるという研究についてでした。

⇩プラシーボ効果などのマインドフルネスのやり方など参考にしたい方はこの本がオススメです。ぜひ読んでみてください。

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