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牡蠣とシャンパンの組み合わせは科学的にうまいらしいという研究について

概要

牡蠣にはグルタミン酸が多く含まれており、シャンパンにもグルタミン酸が多く含まれている。基本的に、同じ種類のうまみ成分を持つ食材を掛け合わせると良い一層おいしさを感じられるらしい。だから、牡蠣とシャンパンの組み合わせの料理がおいしい。

①前書き

突然ですが、皆さんは、どんな食べ物が好きですか?

ちなみに、僕はイチジクが好きです。

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なぜかというと、ちょうどよい酸味と甘み、そして食べた時の種のプチプチした触感が絶妙なバランスで、おいしいと私は感じるからです。

おっと、今日は、僕の好きなイチジクの研究ではなくてですね。

今回は、料理の研究の紹介になります。

元々、科学というのは、料理が最初で、物をどうやったらおいしくできるのか?とかから始まったので、科学と料理の研究は切っても切れない関係なんですよね。

さてと、本題に移りますが、実は最近の研究にてある食材を掛け合わせるとうまいという研究が発表されました。

それは、牡蠣とシャンパンです。

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意外な組み合わせではないのですが、基本的に牡蠣とお酒の組み合わせって、牡蠣とビールだとか、牡蠣と日本酒だったりとか考えられますが、どうやら最近の研究によるとシャンパンとの組み合わせが、理論上では一番おいしいらしいです。

今回は、そんな牡蠣とシャンパンの組み合わせの料理がどうしておいしいのかの研究について紹介したいと思います。

②牡蠣とシャンパンの組み合わせは科学的にうまいらしいという研究について

この研究は2020年にデンマークのコペンハーゲン大学で発表された研究になります。

そもそも人間は、なぜ物を食べた時においしいと感じるかですが、理由の一つとしては、口に入れた時においしいと感じるグルタミン酸が含まれているためです。

グルタミン酸と言うのは、皆さん聞いたことがあると思いますが、うまみ成分と呼ばれる成分で、グルタミン酸の量が多い食材ほど、人間は食べた時においしいと感じます。

で、ここで人間の面白いところで、実は人間は似たような香りや同じ種類のうまみ成分を持つ食材をかけ合わせて調理すると、人間はその食材を単品で食べるよりもよりおいしさを感じると言われています。

例えば、同じたんぱく質であるベーコンエッグや同じグルタミン酸を持つチーズとワインなどの組み合わせなどが当てはまります。

この理論をフードペアリング理論と呼びます。

では、牡蠣とシャンパンは組み合わせどうなのかというと

まず、牡蠣ですが、あさり貝やホタテなどの貝類は、100gあたりグルタミン酸が約90~140㎎ほどあるらしいですが、牡蠣には最大150㎎あると言われています。

そのため、他の貝類と比べて、うまみ成分であるグルタミン酸の量が多いです。

続いて、シャンパンですが、ワインや日本酒などに含まれるグルタミン酸の量は100ml当たり、約3~30㎎あるとされているのですが、それと比べてこの研究で分析したシャンパンに含まれるグルタミン酸の量は約30~65mgありました。

つまり、フードペアリング理論で考えると、貝類でグルタミン酸の量が多い牡蠣とお酒の中でグルタミン酸の量が多いシャンパンとのかけ合わせが一番うまいというのが出てくるわけです。

③最後に

ちなみに、シャンパンや牡蠣などの食べ物や飲み物は、産地や季節などによって栄養が若干違ってくるため、必ずしも毎回おいしいという訳ではありません。

ですが、科学的に今回紹介した実験では、シャンパンと牡蠣との組み合わせがおいしいらしいです。

で、調べてみると牡蠣をシャンパンで蒸すといった調理法もあるので、牡蠣をよりおいしく食べたい方は参考にしてみてもいいかもしれません。

以上が、牡蠣シャンパンの組み合わせは科学的にうまいらしいという研究についてでした。

⇩参考文献

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