ココアを飲むと老化して歩きにくくなった足が歩きやすくなる研究の話
⇩参考文献
https://www.ahajournals.org/doi/full/10.1161/CIRCRESAHA.119.315600?fun_cid=15820142308657157390
①前書き
皆さんはいつか歳をとって、おじいさん、おばあさんになります。
歳をとると真っ先に不便になるのは何でしょうか?
そうです、足の筋肉が衰えるため、徐々に歩けなくなっていきます。
この現象は30歳から始まると言われており、サルコペニアと呼ばれます。
この現象は抑えるためには、日々の運動が大事なのですが
現代社会運動する時間も中々なく、すでにこれを見ている40歳以上で足に不自由を感じていて運動しにくいと思う人もいるでしょう。
また、老化が進み、運動をしていないと足の筋肉だけでなく、足の血管に脂肪分が溜まり、足に血液がいかなくなる末梢動脈疾患と言う病気にもなるため、老化は怖いものです。
今回はそんな人の為の研究を紹介したいと思います。
②ココアを飲むと歩行しやすくなるという研究
実は、ココアを飲むと歩きにくかった歩行が歩きやすくなり
歩行が苦手だった老人の歩ける距離が長くなったという研究があります。
2020年にアメリカで行われた研究で
歩行が不自由な老人44人を対象に1日3回ココアを飲んでもらい、
それを6か月間続けてもらいました。
その結果、ココアを飲んでいない老人と比べて
ココアを飲んだ老人は1日に平均約42m歩ける距離が変わったこと
が分かりました。
③なんで、ココアを飲むと歩けるようになるのか?
研究者の考察ではココアやチョコレートにはエピカテキンと呼ばれるポリフェノールが含まれています。
エピカテキン
このポリフェノールは足の血流を良くし、足のふくらはぎの筋肉のミトコンドリアの活性を高める効果があり、足の筋肉の活性化させる手助けをしてくれる役割を持っています。
そのため、ココアやチョコレートなどを老化した時に食べると歩く際に歩きやすくなるかもしれません。
④最後に
とはいえ、あくまでココアやチョコレートはあくまで私たちの運動をする手助けの役割のため、自分で運動をしないと老化はどんどん進んでいきます。
まずは、運動をして老化しにくい体にしていきましょう。
以上が「ココアを飲むと老化して歩きにくくなった足が歩きやすくなる研究の話」についての内容でした。
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