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笑いガスがうつ病に効果があるという研究があるという話

【概要】

古くから「亜酸化窒素」のガスを吸うと、人間は笑ってしまうことが分かっている。しかし、安全性や中毒性の観点から、今までは、うつ病の患者には使われなかったが、2021年にアメリカで実際にうつ病の被験者にこのガスを吸わせた結果、うつ病の症状が回復したらしい。

①前書き

皆さんはうつ病になったことがありますか?

人間だれしも、嫌なことがあったら、気分も落ち込み、なかなか行動できなくなっていきます。

しかし、普通はこの気分は徐々に回復していき、未来に向かって行動できるはずなのですが、深い気分の落ち込みなどで気分が回復できず、何もしたくなくなる現象が起きます。

これをうつ病といい、れっきとした病気の状態になります。

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このうつ病は治すことは難しく、簡単に治る人もいればそうでない人も多いです。

現在、このうつ病の治療法としては、薬による投薬やカウンセリングなどがありますが、なかなか効果が見られなかったり、危ない副作用があったりもします。

そのため、このうつ病にならない方がよいのですが、厚生労働省によると日本のうつ病患者は平成20年では、104.1万人ぐらいいて、人口のおおよそ0.8%います。つまり、うつ病になる確率として、100人に1人いるかいないかで、世界的に見ても多いです。

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そのため、このうつ病にならないようにするか、早く直さなければいけないのですが、現代のストレスが多い生活スタイルや科学的な治療法が見つかっていないので、難しいところです。

ですが、最近になってうつ病に効果があるんじゃないかな?

というあるガスが研究にて検証されました。

そのガスとは「亜酸化窒素」と呼ばれるガスです。

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このガスは、人間に対してほとんど無害で問題ないのですが、人間が吸うとお酒を飲んだような酔うような気分になり、気分の向上させてくれるガスです。

実際にこのガスを一般の人が吸うと強制的に、気分がよくなり、笑い出します。

⇩実際に、このガスを吸った人の動画がyoutubeでも上がっているので、そちらを見た方がより効果が分かると思います。

そのため、このガスを吸うと、うつ病が回復するかもしれませんが、実際にうつ病患者に使われるといったことがありませんでした。

今回は、そんな気分の向上させてくれるガスをうつ病の患者に吸わせたら、効果があるのかという研究を紹介していきたいと思います。

②笑気ガスによるうつ病の治療実験

2021年アメリカのシカゴ大学で行われた実験で、24名のうつ病の被験者に亜酸化窒素を25%、亜酸化窒素50%、また、酸素のみのいずれかを1時間吸入(これを3セッション)してもらい、どれだけ気分が上昇し、うつに効果があったのか観察しました。

この実験の結果、亜酸化窒素50%を吸った被験者の中で1人だけ吐き気を催した人がいましたが、それ以外は、亜酸化窒素を吸った後、濃度にかかわらず、気分がよくなり、うつ病が改善したというこのが分かりました。

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つまり、この亜酸化窒素はうつ病に効果があり、今後、もしかしたら治療に使われるのかもしれません。

③最後に

しかし、この亜酸化窒素には大きな問題点があります。

それは中毒性です。

確かに、亜酸化窒素は人間に対して無害なのですが、中毒性があり、一度数ともっと吸いたくなるらしいです。

そのため、まだ、治療薬としては確立させていないだとか

まあ、そもそも、人間の感情を薬や物で変えてしまうのはどうなのかなと個人的には思います。使用するかしないかは本人次第なのですが…。

ただ、本当に気分を上げたいのなら、個人的には努力して勝ち取ることが大事なのかなぁと思ってはいます。

何事もモノや道具に頼るだけではいけません。

なぜなら、自分自身を作ってくれるのは、周りの環境だとか、人間関係だと思っているからです。

皆さんも、いい人間関係や環境を作るよう努力しましょう。

以上が、笑いガスがうつ病に効果があるという研究があるという話でした。

参考文献

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このyoutubeでは人間の様々なことについて紹介するチャンネルを作りました。

最初は面白いものや納得のいくものがうまくできませんが、徐々に改善していっています。

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⇩こんな動画を上げています。



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