下半身を押し付けられた高校時代
虐待サバイバーのゆうかです。
私は父に逆らえないまま育ちましたので、高校生になっても、脱衣場に入って来られ裸を見られたり、ベロベロチューされたり、抱き締めたりされていました。
もちろん、心の底から嫌でした。でも嫌な顔は決してしませんでした。もし、少しでも嫌がると怒鳴られたり殴られたりするからです。
ある日、いつものように父が私を抱きしめてきました。私はされるがままでした。
その時に違和感を感じたのです。
父が自分の下半身を押し付け、さらにこすりつけるようなしぐさをするのです。
最初は信じたくありませんでしたが、残念ながら、私の気のせいではありませんでした。これは、このあと何度もありました。
もちろん、私には嫌悪感しかありませんでしたが、嫌がる権利は私には与えられていませんでした。
私は、絶望や失望、屈辱や怒りや苦しみや悲しみ等、自分の中に沸き起こる様々な感情全てを、諦めるしかありませんでした。
今こうして思い出すと、悔しさと恥ずかしさと、父に対する怒りでいっぱいになります。
今さら父に謝ってほしいとは思いません。ただ、今の私が、高校生だった私に謝ることしかできないのです。
それでも、私の気持ちは、持って行き場がなく、今もどこかをさまよったまま泣いています。