太陽のように、誰にでもやさしい自分でありたかったけど
みんなに希望を与えるやさしい人は、本当に輝いて見える。
わたしは何度もそうなりたいと思った。
でもやっぱりそう簡単にはいかないもので、わたしはいつも自分のことで精一杯だ。
誰かのために何かをできるタイプではないし、何よりひとりでいることが好き。自分以外の誰かがどんな選択をしようと何か意見をすることはない。ただその人が決めたことなら、受け止めて応援するくらい。自分が誰かの人生に関して意見することは求められた時くらいで、それ以外はなにも言わない。人の人生だから自分で決めた答えがすべてだし、わたしが意見するなんて何様だと思っている。
誰かのためにアドバイスしたり、一生懸命になれる自分ではないってこと分かってはいるけど、みんなに希望を与えるキラキラした人を見るとやっぱりかっこいいなぁって思う。
でも本当は心の奥で分かっていることがある。
誰かのためになりたいという心はただの自分自身の欲求でエゴであること。本当にそうなりたいかと言われると実はそうでもない。
誰かのためにならなくてもいい。
誰かの役にたたなくてもいい。
誰かを救おうとしなくてもいい。
自分ができることは、目の前のことを全力でやり切ること。わたしにはそれしかできない。
わたしが作ったバースデーランウェイというプロジェクトは、当時自分が感じていた生きづらさを同じように感じている人に向けて作った。きっと似たような苦しみを抱えている人がいると思ったから。
自分が理想とする世界をこのプロジェクトの中につめこみ、ただ全力で作ることしかわたしはできないけど、きっとこのプロジェクトで人生が変わる人はいるはずだと確信してる。
自分自身を変えることはすごく難しいけど、変わるために必要な時間、考え方、環境について何度も考えてプロジェクトに組み込んだ。モデルさんが歩くランウェイショーじゃない。本気で自分を変えたい人しかここにはいない。
もしも生きづらいなって少しでも思っている人がいたら知ってほしい。
実は今、バースデーランウェイの新しい形を模索しているところ。
ランウェイショーじゃなくて、もっと身近にいろんな人が参加できるようなプロジェクトも考えてみようと思って。
だからまずはバースデーランウェイのこと、少し知ってくれたら嬉しい。
少しだけでも。
ぜひ読んでみてください。
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