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音楽の杜がおススメする邦楽

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人生の大半を音楽に注いできた「音楽の杜」がおススメする邦楽アルバム集
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#1984年

The Good-Bye「HELLO ! THE GOOD-BYE」(1984)

ジャニーズ事務所、2組目のバンド、ヨッちゃんこと野村義男率いるザ・グッバイは侮れません。たのきんトリオ・・・。エイティーズ音楽世代にとっては懐かしいネーミングですが、ビートルズが大好きだった私は、たのきんトリオでは一番マイナーな存在である野村義男に注目しておりました。恐らく多くの洋楽ファンはたのきんトリオなど無視、といった姿勢を貫いていたと思われますが、一部のコア洋楽ファンは私と同様に野村義男が結成したグループ「ザ・グッバイ」に興味をそそられたのではないでしょうか? 実は私

Earthshaker「Fugitive」(1984)

必死に頭をスッキリさせようとハードロックを聴いてます^^。 日本のハードロックバンド、アースシェイカー、高校生の頃、本当によく聴いてました。初めてのバンド活動でコピーしたのが「Radio Magic」でした。この「Fugitive」と、その後に発表された「Midnight Flight」は懐かしいですね。 ライナーノーツはレコーディング風景のスナップが数多く掲載されており、なかなか楽しめます。そのスナップのなかに伊藤政則を発見! あれっ、なんで伊藤政則がいるのかなあと不思議

村田和人「My Crew」(1984)

気付けばもう9月も終わりですね。去り行く夏に…、急に村田さんの「Summer Vacation」を聴きたくなり、この1枚を聴いておりました。 村田和人さんが亡くなられて、もう6年以上が経っているんですね。夏になるとよく聴いてました。私の大好きなアーチストの一人です。 本作は自身初プロデュース作品のサード・アルバムで、気心しれたバンドメンバーがレコーディングに参加してます。そしてもちろん山下達郎さんのみならず、竹内まりやさんも参加。 オープニングはちょっとハードなロックナン

山下達郎「Big Wave」(1984)

めっきり寒くなってきましたね。こういう時にはあまり聴かれないだろうなあというアルバムが本作(笑)。大好きなんですよね、このアルバム。 学生時代、海に行く際は必ず聴いていたアルバムです。そしてビーチボーイズの素晴らしさに改めて気付かされた1枚でもあります。 このアルバム、同名の映画のサウンドトラックなのですが、映画の内容は全く記憶にありません。むしろ山下達郎の完全なオリジナルアルバムと捉えても全く問題ありません。それくらい完成度は高いですね。 全作品英詞。前半が山下達郎のオリ

岡田有希子「シンデレラ」(1984)

1984年、私が高校1年のときです。大好きでしたね~、岡田有希子。もともとデビュー当時から彼女のファンで、ファンクラブにも入っていたくらいの熱の入れようだったので、彼女が亡くなったときは大変なショックでした。以降彼女のファンであったことはもちろん、曲を聴くことさえ封印していたのですが、YouTubeが世間一般に普及し、過去の彼女の映像が見れるようになった頃、ようやく普通に彼女の曲が聴けるようになりました。 本作は彼女のデビューアルバムであり、珠玉のポップス集です。その中心に

松田聖子「Tinker Bell」9th (1984)

個人的には松田聖子のアルバム「風立ちぬ」は松田聖子の作品のなかでも最高峰、いやアイドル作品のなかでも一番の名作だと思ってます。 一方私がリアルタイムでよく聞いていた彼女のアルバムは「Canary」や本作です。 このアルバムの発表は1984年6月。前作「Canary」と比較しても顕著ですが、サウンドプロダクションがかなりシンセ色の濃いものになってます。個人的にはドラムの音が如何にも80年代、って感じで好みではありません。やっぱり松田聖子はフュージョングループのパラシュートが参加

岡田有希子「恋、はじめまして」(1984)

松田聖子の名盤に、思いのほか「スキ」を頂戴したので、特に今の方に知ってほしいアイドルをご紹介したいと思います。80年代を青春期で過ごされた方にとっては懐かしいと思われるでしょう。岡田有希子…。 私のブログには彼女のことも結構綴ってますが、まずはこの記事を引っ張ってきました。 先日、交流のあるブロガーさんが、あるエッセイ本を紹介してくれました。それは小泉今日子の「黄色いマンション 黒い猫」という本。もちろん私はキョンキョンのファンというわけではありません。この本、芸能人が書