桜に問う人生
今日はなんとなくお散歩に。
自宅から徒歩数十分にある観光名所嵐山。
考え事をしたり、行き詰まったり、リフレッシュしたりしたい時によく行くんです。
桜も開花し始めてちょうどいいかもなんて思ったりもして。
その道中、この数十分間にいつも小説のアイデアを練ったり、次書く場面のイメージを膨らませたりするんですが、今日は何だかナイーブな感じ。
考えていたのはこれからの人生について。
小説家を目指して就職しなかった。でも働いて多くの経験を積むのもマイナスにはならない。そう思えたから就活のようなことを始めたものの、うまくいかない…。
そんな現状に少し落ち込みながら、これからどうしようかと問い続けていたんです。
自信しかない。文学賞を取る自信はある。この道で生きていく。そう覚悟を決めたはずなのに、心がぐらつく自分が嫌になる。
ならやめるか。いや、それはない。
答えなんか出せるはずもなく。桜に問いかけても返事はなく。
ただ、鮮やかに咲く桜は不動心を貫けと語りかけてくるようで。
やるしかない。きっとできる。とことんやればいい。
ふとそんなふうに前向きになれた。
行けるところまで行ってダメなら散ればいい。風に舞う桜のように。
中途半端が結局一番後悔するのだから。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?