企業ブランドについて
こんにちわ。白石です。*days106
今日は企業ブランドについてです。
法律違反や従業員の社会的不祥事などは問答無用でブランド価値は損なわれますが、それ以外で企業ブランドを損なうケースというのはどういった場面だと思いますか?
・品質、サービス、清潔さの低下
・それらからくる問題への対応不備
・人事関係のゴタゴタ
・個人情報関係等
これらをまとめると・・・
■安全管理の欠如
食品:安全管理が大きく問われる食品業界。異物混入や食中毒、O-157病原菌など安全対策を怠ったゆえに起こる事件は、企業価値を下げ業績悪化にもつながります。場合によっては、被害を受けた方から慰謝料請求など訴訟を起こされることも考えられます。
製品:自動車や家電製品など生活に密着する製品に何らかのトラブルが発生し、その影響で利用者に損害を与えてしまうケース。何万台もの製品がリコールとなれば、その回収に大きな損失が生じますし、人命にかかわる事故になると損害賠償事件に発展するケースもあります。
■信頼の失墜
製品・サービスにおける問題:設計や製造過程における製品の欠陥、リコールなど、信頼性を失う事故が経営に大きな影響を与える事態にもつながります。また、金融サービスや旅行業界などサービス業においても、サービス内容の欠陥がもとになり会社の信頼を大きく失墜させることもあります。
社員・役員による不祥事:横領や万引き、不正な現金授受など、たった一人の社員や役員が犯した不祥事が発端となり、会社の信頼を大きく損ねる事件も多く見受けられます。基本的には個人の問題ではあるものの、その人が所属する企業イメージのダウンは避けられません。
個人情報・機密情報漏えい:個人情報を多く扱う企業にとって、情報流出・漏えいは会社の信頼失墜に大きく影響してきます。また取引先企業の機密情報などの扱いも、例えば資料の入ったパソコンやタブレットを紛失し、そこから情報が流出することで大きな損失を与えることも考えられます。
これらを所属する従業員が感じたり、認知するとまず従業員のブランド意識が下がり、それが世間に伝われば顧客からも損なわれます。
ここで重要なのは・・・
・従業員も大事な顧客の1人ということを理解する
ことです。これを理解していない経営者、幹部が多いと感じます。
顧客ではなく、優良顧客と同等だと私は理解しています。
【優良顧客】提供するサービスの熱狂的ファン、そしてそれを継続して購入してくれている顧客
従業員の意識が下がるということは=優良顧客を手放していることと同様です。
こういった考えの基「新型コロナウイルス」の対応でブランド価値に影響することはどういったことでしょうか?経営者はよく考えておくべきです。
・サービス利用者又は従業員から感染者が出た場合
私は明確に言います。ブランドは損なわれません。ここでブランドが・・・と考える人は思考としては古く新しい社会では厳しいでしょう。
損なわれるとしたらその後の対応です。ここで各機関と連携して最大限の感染拡大防止に努める必要があります。不信な対応や隠ぺいなどを行うことは言語両断です。
ここで質問です。
・どういった状態であればサービスを再開しますか?
様々なケースがあるとは思いますが、よく考えてみてください。
※緊急事態宣言又は何らかの休業要請があった場合は別です。
それにはこのウイルスをよく理解することが大切です。
ブランドはサービス又は商品を提供することで形成そして醸成されます。
「0」リスクを取るのであれば事態が落ち着くまで休業でしょう。しかし、このウイルスをよく理解することでそういった考えがいかに無意味なのか分かると思います。
日本政府及び各自治体からも「正しく恐れる」を合言葉に、恐れるのはウイルスであり、人ではないということを繰り返し発信しています。
・3密(密閉、密集、密接)の回避
・検温、消毒、除菌の徹底
・社会的距離(ソーシャルディスタンス)の意識
・マスク着用
上記4つを意識しながら、通常通りの社会及び経済活動を行ってください。と・・・それでも感染する恐れがあります。
※ 上記4つを実行していない人、あるいは企業は論外
今の日本社会はウイルスではなく、人を恐れています。それは企業も一緒です。企業はこの考えを改めないと、「ブランドを守る!」と思っている言動が逆にブランド価値を大きく損なっている可能性があります。
最後にもう1度・・・
・どういった状態であればサービスを再開しますか?
考察してみましょう。
それにしても恐いウイルスです。世界を崩壊させたパンデミック、そして人の心を蝕むウイルスといった感じでしょうか・・・
論理的に説明されている記事を見つけたので貼っておきます。
最後に医療従事者の方々の懸命な対応に感謝申し上げます。政府は支援と柔軟な対応、法整備を急いでほしいと思います。
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