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小林賢太郎さんが好きだという話

初めてみたのはラーメンズ「ALICE」のDVD。ラーメンズ公演はチケットが手に入らなくて結局生では一度も観れず。でも、K.K.Pやポツネンシリーズは新作が公開される度に劇場まで観に行っていました。ラーメンズのDVDもコツコツ集めて、最新作から少しずつ過去作品を遡っていく形で観ています。

小林賢太郎さんの言葉の使い方がとても好きです。新作になればなるほど、「言葉」の使い方・遊び方の幅がどんどん広がり、洗練されていき、なるほど、そういう見方・考え方・遊び方が出来るんだと笑いながら学んでいる感じでした。逆にいうと過去作品に戻れば戻るほど「言葉」との付き合い方を模索している様子が分かる感じもしました。どの作品からも本気で向き合う姿が伝わり、自分も頑張らないとと思わされます。

過去作品が悪くて今がいいという話ではなく、その瞬間その瞬間全力で「言葉」と向き合っている姿勢が大好きで、だからこそファンでいることがやめられず、新作を常に心待ちにしている一人です。表舞台から引退すると表明した時も、残念な思いはありつつも小林賢太郎さん自身から発信された「言葉」は全て前向きで、だからこそ劇作家としての次の作品を楽しみにしようと思えました。

”0から1をつくるということは、とても難しいことです。けれど、必死にもがき苦しめば、0.1くらいは作り出せるものです。あとは、それを10回繰り返せばいい。”

小林賢太郎さんの著書「僕がコントや演劇のために考えていること」の中で書かれていたこの「言葉」を観た時、シナリオを書いていた自分は衝撃を受けたし、モノづくりはこうして出来上がっていくんだと自分の中での大きな指針になりました。
今はシナリオと距離を置いていますが、シナリオに限らず仕事全般の指針になっています。

今回の件、色々と思うところはありますが「解任」は事実。ただ、だからと言ってこれまでの小林賢太郎さんの作品や作品に向き合う姿勢への尊敬は自分の中では何一つ変わっていません。
わざわざ嫌いな人の名前を具体的に挙げて、周りに便乗してあーだこーだと言うのは大嫌いですが、好きな人の名前と、何がどう好きかはしっかり声にあげないといけないなと今回特に強く思いました。

私は小林賢太郎さんが好きです。今までもこれからも変わらず好きです。新作が楽しみです。
そして、自分は自分で自分なりの0.1を必死で生み出し、それを10回繰り返そう。

今日も周りへの感謝を忘れず、目の前のことを一つ丁寧に。

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