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モータースポーツファンと繋がりたい| GO AHEAD -僕の描く夢- 第64回

いつか、F1の舞台で働けたら。幼い頃、わたしはモータースポーツ界に対してひとつの夢を抱いていました。しかし、運命は不思議なもので、あれだけモータースポーツに夢中だった少年は音楽・文学という文化業界を目指して奮戦しています。

島国育ちのわたしたちにとって、海外はとても敷居が高いんです。ヨーロッパの人々なら、自動車で国境を越えることだって出来ますが、我々が国境を越えようとすると飛行機か船を使わなければなりません。

(……007の世界なら日本海を渡ってユーラシア大陸に上陸できるかもしれませんけどね!笑)

そんな中で、わたしが夢としていたF1の世界の最前線で活躍されている日本人がいるということは、とても大きな支えになっているんです。

さあ、そろそろ本題に入っていきましょうか。

日本人として現在の最前線で働いているエンジニアたちの中で、もっともその地位を確固たるものにしている人物といえば、ハースF1チームの小松礼雄さんでしょう。

先日、その小松礼雄さんが書かれた初めての書籍「エンジニアが明かすF1の世界」を購入しました。

早速読んでみたのですが、ほんっとに面白い。F1が好きな人はもちろんですけど、少しでも自動車のテクノロジーに興味のある人は是非読んでみるべきだと思います。

F1マシンを速く走らせる上でいちばん大切なこと、F1という特殊な世界でひとりの日本人がどう生きてきたのか、とてもわかりやすい言葉で書かれています。

やっぱり、今のF1はすごく敷居が高いんですよね。わたしたちのような一般のファンでも、覚えなければならないことがいっぱいある。だって、F1はただ観戦しているだけだと、「20台のクルマが回っているのをただ眺めるだけ」になってしまいますからね。

好きなドライバーを見つける、好きなチームを見つける、レースの全体を見渡してみる、上位だけでなく下位や中盤のバトルにも目を向けてみるetc……

いろんな見方がある中で、あなただけの面白さを見つけるのが一番なんじゃないかなって思っています。いきなり全部理解しようとすると難しいです。タイヤだけでもすごく種類がありますし、空力を理解しようとするとそれこそ一生ものになってしまいます。

エアロダイナミクス、面白いんですけどね。わたしは実車を確認しながら、ここをこういう風に使ったら、こんな感じで空気が流れていくということを学んでいきました。

(それでもほとんど理解できていません……汗)

また、ちゃんと各チーム紹介しよっかなあ。WRCも語らないといけないですよね。本当に誰も紹介している人がいなくて。割と切実に、身の回りにもっとモータースポーツファンが増えてほしいなあって思っています。

2019.07.02
Yuu

最後までお読みいただき、ありがとうございました。 いただいたサポートは取材や創作活動に役立てていきますので、よろしくお願いいたします……!!