説得には信頼、共感、論理が必要である
「気難しい上司を説得しなければいけない」
「伝えたい事があるのに上手く伝えられない」
「大事な場面でプレゼンしなければいけない」
「部下や後輩、同僚が言う事を聞いてくれない」
様々な場面において説得しなければ
いけないシチュエーションがあります。
そういう方にとってこの哲学は
凄く参考になるのかなと思います。
私自身めちゃくちゃ感覚派の人間で
しっかりと伝える事が出来ず
苦い経験をした事がたくさんあります。
そこでなんとかしないといけないと感じ
模索していると
アリストテレス 説得の三要素
にたどり着きました。
アリストテレスとは
古代ギリシャの哲学者です。
アリストテレスは説得には
『エトス、パトス、ロゴス』という
3つの要素が必要だと言っております。
では早速『エトス・パトス・ロゴス』
の解説を一つずつしていきます。
『エトス』とは
エトスとは『道徳感』という意味です。
アリストテレスはこれに
『知識』と『専門的意見』も含まれていて
現代ではそのすべてを総じて
『信頼』と解釈されている事が多いそうです。
道徳観を持ったうえで
知識と専門的意見を述べることで
信頼を獲得出来るので
『エトス=信頼』だと述べております。
たしかに信頼の無い人から何を言われても
心に響きませんよね。
去年自分で仕事をしようと起業したものの
当時4人居たのですが結局一人になってしまった事があります。
またダンスの先生やその為8個くらいの
事業や活動をしているのですが
信頼されないと
下も上も動いてはくれません。
その信頼を勝ち取る為にも道徳感が必要で
道徳感だけでは動いてくれても
信頼するには少し足りないので
「知識」と「専門的意見」が必要になってくるという事ですね。
また、権威性も信頼を得るためには
必要だと思います。
人は自分の実績や経験、権威から
「この人が言うのだから間違いない」
と信じるものです。
私は情報発信系のYouTuberをしていて
このYouTubeをその実績の一つに
出来ればいいなと考えていますが
実績の少ない現状では
なかなか信頼を勝ち得るのは難しいなと
苦戦中です。笑
株式投資や、ビジネスにおいて
僕よりも稼いでる方や成功している人の方の
発信の方がはるかに信頼はされるのかなと
思うのでここをどう突き抜けれるかは
現在葛藤中なところです。
『パトス』とは
パトスとは直訳すると『情熱』という意味です。
また『情熱』の本来の意味合いは
「情念・情動・衝動・情熱」です。
情熱を持って伝え、相手の感情を動かし
『共感』を得る。
つまり、『パトス=共感』だと述べています。
たしかに自分に置き換えて考えると
共感出来る話には
凄く親身に話を聞きたくなります。
また共感する気持ちが強いと
応援したくなりますね。
共感を得るためには相手の心に
ささらなければ共感は出来ません。
相手の心に訴えかけるための
自身の経験や思い、考えを
しっかりと伝える必要があるので
私はこのYouTubeとnoteを
プラットホームにして発信をしています。
つまり私のYouTubeやnoteの内容は
「自分の悩み」です。
自分の悩みと向き合ってそれを
解決、解消された時や
解決策が見つかった時に発信をしているので
私の動画や記事で私と同じ悩みを持った方にとって
少しでも参考になれれば幸いだな
と想って発信をしています。
『ロゴス』とは
ロゴスとは『論理』という意味です。
感覚的に
「根拠は無いが答えはAである。」
と言われても納得は出来ないが
論理的な
「答えはAである。何故なら〜、、、」
と論理性をもった説明をされた方が
理解と納得が出来ます。
論理的じゃなく感覚論、感情論で
話をされても
「結局何が言いたいのかな?」
と感じてしまいます。
これも私自身数年前くらいに凄く
悩んでいた時期がありました。
「これは嫌」
と思った事があっても
「何故それが嫌なのか」
が上手く説明出来ずに結局何も解決されずに
「まぁ、いっか。。。」
とその話を飲んでしまう事が多々ありました。
人に何かを伝える時や
伝えたい時は論理的に話を組み立ててから
話さないと伝わるものも伝わらなくなってしまいますよね。
場合によっては感情的に話した方が
伝わる事も多い時もあるとは思いますが
冷静な状況では論理的に話の筋道を立てて
話した方が伝わりやすいです。
以上が『エトス・パトス・ロゴス』の
説明になりますが、
たしかに
『エトス・パトス・ロゴス』を
含んで説明されるとかなり説得力が
増すような気がします。
私の感覚では
文系は『パトス(感情派)』理系は『ロゴス(論理派)』
な気がします。
どちらにも『エトス(信頼)』は
必要なので
『エトス(信頼)→パトス(共感)→ロゴス(論理)』
の順序で全てを含んだ説明をすれば
少しは説得力が増すのかなと思います。
話に説得力が無かったり、
伝えたい事が上手く伝えられない方にとって
何かしらの参考になれれば幸いです。
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