見出し画像

快を求めて痛みを避ける脳 人トレ#4

住んでいるところは8階、隣は私らだけ。

以前、ビルの共同オーナーだったお隣さんの話ですけど、

そのお向かいに住んでいるお婆さんが、毎回挨拶を交わしても全く挨拶を返さないし、表情もいつもブスっとしていたんです。

その方はお子さん5人位いたんですけど、長男さんが面倒を見ていたのですが、その方が亡くなられたらその後誰も毎日面倒を見てくれる子どもがいなくなったんです。

因みに挨拶を返さないのは長男さんがいる時からず~っとです。

その後ご自身のお体が年齢と共に動きが遅くなり、エレベーターが開いてから閉まるまでに乗る頃すらできなくなったんですね。

お子さんたちは一緒に住んでおらず頼れるのは他人である私くらい。

背に腹は代えられないのでお願いに来るんですけど、申し訳ないけどこちらも朝の忙しい時間帯にはお手伝いすること出来ないし、本音として今まで挨拶も返さない人に優しくする義理もないですよ!

でも、困ったいたら助けるしかないので1階まで手を取ってあげますけど、その表情がやっぱりぎこちない。

なにせ今まで笑顔を振りまいて生きてきていないので笑顔の為の筋肉が使われていないので笑顔がはっきり言って素敵ではなかったんです。

だからこそ笑顔って非常に大事だって私は20代前半で気が付くことが出来たのは財産だと思っています。

よく、ワクワクしたりよく笑う人って、長生きするっていわれます。

逆に固い表情をしていると病気になりやすいとも言われますよね。
ストレスの為に硬い表情をしているのは人間の幸せの1つをを失って生きている気がします。

今の時代は一人でブスっとしたまま生きて行くのが非常に難しい時代だと思います。何せ年金だけで生きて行くことも厳しい現代に誰かが助けてくれるって程、仲も良くない人に構うほど心の余裕もない人が増えて行くと思うからなんですね。

では、上記の方の幸福っていったい何だったんでしょうか?

その人以外分からないですけど少なくとも例え隣の人にでも笑顔を振りまくことが喜びではなかったのは事実でしょうね。

しかも、頼み事するときに笑顔になれたんだからご病気で笑えないとかではないことは事実でしたから、、、

脳は快を求めて痛みを避ける

脳は「快」に繋がるような思考や行動を取るとときと、「痛みを避ける」ような思考や行動を取るときに最大限に働いてくれるです。

「快」とはココでは「喜び」「幸福」などの快感に繋がるものと考えてください。

そして「痛み」は痛みを感じさせる状態です。
例えば「苦手な人」や「苦手な職種」がそれにあたります。

しかし「快」や「痛み」って人によって違いがあります。

私はサラリーマン時代にクレームがあったら真っ先に直接お客様の所に行って怒られに行きました(笑)

数十人いるオフィスの中で大声で怒鳴られるなどは人によっては当然「痛み」でしょうけど、私の場合は「これで絆深まるし、その場にいたお客様からのフォローも後で入るからお得でしょう」って思いながら怒られている人を演じ切りました。

勿論、クレームの原因には真摯に取り組みますよ!

その上で「快」ではないけど決して「痛み」としての出来事として捉えてはいないので「快」か「痛み」か2択だとしたら「快」と言える出来事ですね。

要は、クレーム=厄介なモノ

として捉えるか、

クレーム=お客さんと本音で語り合ってより仲良くなれるチャンス

として捉えるか。

これによって能力の発揮の仕方が違ってくるんです。

同じ出来事でも、それを快に結びつけて考えるか、痛みに結びつけて考えるかで、能力の発揮の度合いが変わってくるのです。

「快」に結びつけることで脳がハイレベルで働いてくれることを理解することが出来れば、これを意図的に活用することで生活やコミュニケーションの質が向上することが分かりますよね。

空白を嫌う、焦点化が起こる、快を求めて痛みを避ける=脳

この3つの脳の基本プログラムの深い部分にある欲求に付いて解説です。

人間には本能があるのはご存知ですよね。

そのもっと深い部分、そこにある基本プログラムが上記3つの欲求だと考えられています。

本能とは、動物的な欲求に近いもので、生き永らえる上で必要な無くてはならないものだからです。

人間は安全・安心を求めている

怖いって思いう感情には、危険な所、暗い所、分からない所などありますよね?

生きていく為には危険を危険と感じる必要があります。
逆に安全な場にいると居心地が良くてずーっとそこに居たいって思いますよね。いわゆるコンフォートゾーン(安全領域)も同じです。

生存欲求がある人間は当然安全・安心を求めます。

それが「安全・安心欲求」です。

「安全・安心欲求」は3つの脳の基本プログラムを理解するのみならず、コミュニケーションの本質を理解するうえでもとても重要な役割を担っています。

快を求め痛みを避ける理由

上記しました、ワクワクしたりよく笑う人は、長生きすることが出来るのは安全・安心欲求から痛みを避けるからです。

実際に笑いの治療効果も実証されていますしね!

よく笑う人は快を感じていてストレスは精神的痛みを作り出すと考えられています。

私たちはワクワクするような仕事を行うとき、本能までもサポートしてくれることになり、効果的に業務を遂行することが出来ます。

逆にストレスを感じるような仕事を行っているとき、頑張っても中々気乗りせずに効率の悪い時間を過ごすことになるんです。

空白を嫌う理由

「脳は空白を作るとそれを埋めようとする」

分からないという状態をとても嫌うのが脳ですよね。
これも安全・安心欲求と関係があります。

多くの人が自分がコントロールできると感じる状況では安全・安心欲求を感じることが出来ます。

逆にコントロール出来ない状況だと多くの人が不安を感じます。

クラス替えがあった時や、初めての就職した時など、ストレスを感じたんではないでしょうか。

人間が最も恐れるのは、怖い人ではなく、幽霊や暗闇など分からない状況だとも言われています。

なぜなら分からいものはコントロールできないからなんです。

なので脳は分からない状況を避けて安心したいって思いから、自動的に空白を埋めようとするんです。

焦点化が起こる理由

上記の事からコントロールできる状態を人は好むのは分かりましたよね。
安全・安心を感じるためにコントロール出来る状態がベストなわけです。

「シンプルなもの」と「複雑なもの」とどちらがコントロールしやすいか?世界を複雑に捉えるよりもシンプルに捉える方が、安心できますよね。

目に見える世界には様々な情報であふれています、特に繁華街などでは非常に多くの情報があり、殆どが不必要な情報でもあるにもかかわらずに自分にとってあたかも必要なように書かれている情報もあります。

人間の意識は性能の悪いコンピューターと前の記事でもお伝えしましたが、そんなコンピューターに目に見える情報が全部入ってきたら固まってしまいますよね。

フリーズですよ!

そうならないように意識は多くの情報を省略して焦点化すると考えることが出来ます。

なので、その焦点化を上手く使えば人生をセルフコントロール出来るんじゃね?!って事でこれからもNLP情報をお伝えしていきます。

※この記事は「NLPの基本がよくわかる本」からの引用と感想を元に書いております。





宜しければサポートお願い致します。