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学生起業からM&Aによるエン・ジャパングループインまで3年間の軌跡(パート②創業から一回目の資金調達まで)

株式会社JapanWork鈴木です。東大在学中に起業し、約3年後の先日エン・ジャパン株式会社へのグループ入りを発表し、せっかくの機会なので振り返りをしたいと思い今書いています。

前回の記事はこちらです。

以下のタイミングに分けて書ければと思います。

1, 創業前
2, 創業から一回目の資金調達まで
3, 一回目の資金調達から二回目の資金調達まで
4, 二回目の資金調達からM&Aによるグループインまで
5, エンジャパン グループインによる影響とこれから

現在は以下の外国人向け求人チャットコンシェルジュ事業を運営しており、日本語が苦手な外国人の方でも多言語のチャットを通じてサポートを受けながら仕事を探せるサービスとなっています。
今回はそこまでたどり着く前のサービスの話を書きます。


2, 創業から一回目の資金調達まで

外国人向け求人事業立ち上げ
いくつかサービス立ち上げた後、唯一ユーザー数が伸び始めたのが、
- 外国人向け求人事業
でした。

元々アメリカに短期留学していたこともあり外国人の友人が多かったのですが、アルバイト探しに困っていることが多く、代わりに探してお店に電話して面接を設定してあげたりしていました。

Facebookでアルバイトを探している外国人向けのグループを作成したところ口コミが広がり2ヶ月で300人以上が加入し、今まで立ち上げたサービスとは違った手応えを感じました。また、今までいくつかサービス立ち上げる中で、
- お金儲け中心の事業でなく、より困っている人を手助けするような社会課題解決に挑みたい
と感じており、その自分のやりがいとも合致したためこの事業に本腰を入れて取り組むことを決めました。

プラットフォームにおける鶏と卵問題
ただ、外国人求職者が増えたものの企業側を集めるのに苦戦し、プラットフォームビジネスにおけるいわゆる鶏と卵の問題にぶつかりました。また、3,4年前だと今ほど外国人採用の注目度は低く、企業に営業しても外国人採用には興味ない、今後拡大するつもりはないと言われ続けてしまいました。(そのような企業も今は積極的に外国人採用を進めているのでタイミングは本当に大事だと感じています。)

外国人求職者は多く集まってくるのに、提供できるものがない状態が続いたため、ユーザー数の伸びも止まりかけてしまいました。

いろいろ施策を試したのですが、鶏と卵問題を解決したのは、日本人向け求人サイトとの提携でした。アルバイト求人サイトと提携し、その求人を翻訳してJapanWorkが外国人とマッチングするという形をとることで、初期から多くの求人を掲載でき、求人と求職者のバランスをとりユーザー数を増やしていくことができました。

売上も徐々に伸びていく中で、コロプラネクスト松原さん(https://twitter.com/matsushi0706)中島さん(https://twitter.com/lox_ran)から連絡をいただき、一回目の資金調達を実施することになりました。ちょうどこの頃就職するかどうか迷っていたタイミングだったので、起業1本に絞るいいタイミングでもありました。

学び
- ニーズがあるサービスの場合、明らかにユーザー数が伸び始める
- プラットフォームビジネスの鶏と卵問題解決のためには、供給側をできるだけ多く集める施策が有効

⬇︎コロプラネクストのシェアオフィスのJapanWorkの席。(知っている人にとっては懐かしい光景かと思います。)


JapanWorkは、国内No.1外国人向けオンライン採用サービスを目指しこれから飛躍します。外国人労働者というとネガティブなニュースが取り上げられることが多いですが、自分たちが外国人の方により適切な選択肢を提示し生活を支え、一人でも多くの外国人の方が日本に来てよかったと思ってもらえるようなきっかけを作る会社にしようと思っています。

転職考えている方や起業家の方ぜひ以下該当する方と気軽にお話できたら嬉しいです。


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