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【飲食店の展開を考えている方へ】外食産業の市場規模って知ってますか?【飲食店経営の全てが学べる_#2】


業態づくりをするにあたって先に知っておいた方が良い、飲食業界の市場規模についてのお勉強をしようと思います。我々は今居酒屋をやっていますが、居酒屋の市場規模自体はもちろん、外食産業と言われている市場規模がどれくらいあるのか?についてです。

例えば焼き肉店がどれくらいあってファミリーレストランがどれくらいあってみたいなことも皆さん知らないと思うので、そこをまず知ることが大事だと思います。

当たり前ですけど、市場が大きければ大きいほど競合も多いし、小さければ小さいほど競合も少ないと思います。全体の外食市場がどれくらいあってどういう風にこれから考えなければいけないのかということを踏まえて、どこの業態で勝負しようということを考えていければ良いなと思います。


26兆円の外食産業、その内訳とは?


資料を出していきたいと思うんですけど、外食産業全体で大体26兆円あります。26兆円もあるのかと思うんですけど、皆さんがイメージしている外食産業の中には、入っていないであろう数字も含まれています。

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例えば機内食だったりとか、学校の給食なんかも外食市場に入ったりするんですね。で、皆さんがよくイメージするであろう外食、例えばファミリーレストランの市場規模ってどれくらいあるかというと、26兆円のうちの約10兆円あります。ファミリーレストランとか食堂ですね。

で、そば・うどんの市場が結構あって1.3兆円ほどです。例えば丸亀正麺とかはなまるうどんも入ると思うんですけど、1.3兆円あります。

で、寿司が1.5兆円あります。寿司の市場規模デカいですね。で、喫茶店いわゆるカフェがどれくらいあるかというと1兆円近くあります。

その上で、居酒屋がどれくらいあるかというと喫茶店と同じくらいで1兆円の市場規模なんですね。ただ、さっきのと比べればわかるんですけど、寿司の市場規模1.5兆円あるのに、カテゴリーとしては色んな業態がありそうな居酒屋市場は1兆円しかありません。


居酒屋業態は1兆円の奪い合い


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この1兆円の奪い合いをしているわけです。焼肉屋は1.3兆円ほど、ステーキが4千億円くらいあります。

僕たちは居酒屋という市場で戦っていて、1兆円の奪い合いをする市場で戦っているんですけど、寿司とか焼き肉というのは居酒屋よりも市場規模が大きいです。なので競合がめちゃくちゃ多いのかなと思います。

今回このコロナの緊急事態のタイミングでも皆さん気づいたと思うんですけど、いわゆるアルコールを提供する居酒屋市場よりも、食に関わる業態の方が戻りがめちゃくちゃ早かったです。

これも市場規模に大きく影響しているのかなと思います。これから皆さんが飲食店をオープンするにあたって、例えばファミレスみたいな業態で勝負をするのか、はたまた1兆円の市場規模がある居酒屋で勝負するのかということは、ある程度市場規模からも判断しやすいのかなと思います。


我々が日本酒特化型の居酒屋の展開を選んだワケ

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で、この市場規模に応じて皆さんが例えばすごく良い業態を作れたときに、その業態が10店舗20店舗さらに100店舗みたいな形で展開できるかどうかとか、そういうのが決まってくるのかなと思います。

僕たちは居酒屋の中でもさらにニッチな日本酒専門居酒屋としての市場を取りに行くという選択をしました。いわゆるニッチ戦略と言われているものですね。

僕たちは圧倒的に差別化を図ることによって、居酒屋の中の日本酒専門部門みたいなところで一番になれたわけです。これは戦略的にどこの市場で戦うのかということを考えて選びました。


今後の市場規模はどうなるか?

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この市場規模は増えていく事があるかどうかって話なんですけど、元々30兆円弱だった市場規模がどんどん縮小し、24兆円程になり、少し戻ってきて26兆円弱になっています。

日本というのはどんどんGDPが伸びきって成長が止まってしまっているような状態です。ここから居酒屋の市場規模の1兆円が2兆円になることはありません。なので1兆円の奪い合いをしないとけないです。


強い飲食店だけが生き残る社会へ

ダメなところはどんどん淘汰されていきます。その上でどこが残るかというと、前回の記事でもお話している総合力の高いところが生き残っていくと思っています。

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この廃業率もしっかり勉強しておいた方が良いと思うんですけど、新規オープンから1年以内に廃業するのが35%。2年以内で廃業するのが15%。3年で7割のお店が新規オープンから廃業していきます。

で、10年経って残るのは1割です。ほとんど残らないわけですよ、10年経って。僕たちもちょうど10年くらいなんですけど、何とか生き残ってこれています。

それは飲食店のことについてしっかり勉強してきたし、ただ単に現場に立つだけではなくて「市場がどういう風にあるんだろう」、「どこの市場で戦おうか」とか。そういったことも考えてやってきたからこそ生き残れると思っています。


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