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私と性的マイノリティ

今回は、私が性的マイノリティに関心を持つようになったきっかけと、いくつか思っていることを書いていきたいと思う。

(私の勘違いや間違った認識で傷ついた方がいらしたらごめんなさい、ご指摘あればコメントいただけるとうれしいです(誹謗中傷にならない程度でお願いします)。)

性同一性障害の方と11年連絡を取っていた

十年以上前、中学生で初めて「ケータイ」(ガラケー)を買ってもらい、ケータイゲームGREEに超ハマっていた。(携帯依存症になった話はおいおい書くかも)

GREEには趣味の合う知らない人と友だちになれる機能がある。そこで私は共通のリラックマという趣味である方と友だちになった(仮でベアさんとする)。プロフィールには「男性」(確か30代?)とあった。

ちょっと仲良くなってGREE外(Eメール)でやり取りをしていた。すると、ベアさんのメールが「なんとなくかわいい」と感じるようになった。絵文字は決まって「😊」だったし、時々とても淡い色合いのリラックマの画像を送ってくる。なんとなくかわいらしい人なのかな、心地のいい男性だなと思っていた。(当時男性が苦手すぎて(そのこともおいおい書くかも)、ギャップ感を覚えていた)

ベアさんがある日、自身を「性同一性障害」だとGREEの投稿で告白していた。身体の性は男性だけど、心は女性だという。

当時私は性同一性障害についてなにも知らず、とても混乱したことを鮮明に覚えている。ケータイでたくさん調べたりした。調べてもあまりわからず、ベアさんに聞いたりした。わからないことがあったら聞いてほしいと言ってくれていたのだ。

その当時、ベアさんはホルモン治療などもしておらず、見た目も普通の男性として過ごしていたようだ。彼女がいたようで、とても不思議だった。女性とも男性とも付き合えるの?って聞いたりした。どちらの性の人とも付き合えるとのことだった。

その後、ホルモン治療を始めて、見た目は女性になっていったみたい。雑貨屋さんから夜の仕事に転職したと聞いた。

2007年に仲良くなり、連絡ツールがメールからLINEに変わっても連絡を取り続け、2018年まで連絡が取れていた。が、その後LINEを退会していたようだで、心配している。(もう一度連絡取りたいな…会ったこともないのに10年以上ってすごいな)

(ちなみにその頃からの付き合いの方がもうひとりいて、その方といまでも連絡取り合っている。)


こうして性的マイノリティに関心を持った

この出来事がきっかけで、まず性同一性障害に興味を持つようになった。ニュースや記事なども積極的に見るようになった。


その間、世の中はLGBTという言葉が浸透するようになっていた。

そのこと自体はいい流れだと思う。ただ、性的マイノリティの方は「LGBT」に入らない人もたくさんいるのに、「LGBT」でいいのか?という感じもしている。「LGBTQIA+」、「LGBTs」などとも呼ばれているようだが、日本での知名度は低いと思う。タイにはマイノリティの数が18定義されているとか聞いたな。


尾木ママが言った言葉

少し話が変わるが、尊敬している尾木ママについて少しだけ書いていこうと思う。

数年前のあるテレビ番組で、なぜ尾木ママはオネエではないのにオネエ言葉を使うのか?と聞かれていたとき、「性は十人十色」という言葉を使って説明していた。

そのときの説得力は、自分にとってすごいものだったのも記憶している。性格が十人十色なのと同じで、性も十人十色でいいんだなと思った。これは名言だと思った。

この記事を書くにあたり、尾木ママのことを調べていたら「63歳で女性性に気付く」というという記事があった。

女性性に気付いてからは「女はずるいと思った。こんなに楽しい世界に住んでいたのかってね」と考えるようになったといい、「世の中の見え方が変わりました。風景も変わりました」と熱弁。「僕、ママと言われて初めてブローチもつけた。ブローチ歴はまだ4年」
引用:シネマトゥデイ 「尾木ママ、ママと呼ばれて63歳で女性性に気付く」https://www.cinematoday.jp/news/N0065865

なるほど、自分の性を見つめなおすと人生も変わるのは素晴らしいと思う一方、自分のなかに性自認と違う性があるのは、多かれ少なかれ誰でもそうなのかなと思った。私も女性だが、男っぽいところはたくさんあると思っているし、男性を羨ましいと思うこともある。

身近な人の性的マイノリティ

またまた話が変わる。

知人に「人を好きになるという感情がわからない」という人がいた。友だちとして好きとか、尊敬するとか、憧れるという感情はあるが、恋愛感情というものが一切わからないとのこと。

エイセクシャルかもしれないとは思った。本当かはわからない。その話をしていたとき、ほかの人は「えーそんなことないでしょ!」という感じの反応だったが、私はこれはもしかして、前に聞いたことがある性的マイノリティのタイプかもしれないと。

でも、少なくともご本人が言っていない限り自分のなかで決めないほうがいいのかなと考えたり、モヤモヤしている。どうしたらいいのだろうか。


最後に

私と性的マイノリティについて考えてきたことを、初めて文章化した。

とりとめがなくなってしまうのだけど、

みんな違ってみんないいんじゃないかな。十人十色でよいと思うのだ。

おわり。

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