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登山系 ウルトラライト・ギア・リスト

こんにちは。そろそろ自然が恋しいGO motion 北村です。先日アップしたカメラギアリストに続いて登山系のULギアリスト作ってみました。
ULとはウルトラ・ライトの略で、技術や素材の進化により軽く安全な道具が作れるようになったことから、登山やアウトドアの道具を軽量化して、より自然を楽しもう!という動きです。
単純な素材の軽量化だけではなく、今まで専用で使っていた道具に何種類かの役割を持たせて軽量化をするなど、先人のトライ&エラーで培った様々なアイディアが詰め込まれています。

ULに興味がある方はこの本を是非、UL業界の第一人者、ハイカーズ・デポの土屋さんが書いた本で、すでに10年位経っていますがULのコンセプトや成り立ちを知ることができます。

あと単純に登山やキャンプのギアは機能的でよくできているものが多いので、あれこれ自分で試したり選ぶのが楽しいですよね。
それにしても、そろそろ本格的に登山とかキャンプとかアウトドア行きたいなぁ。

そしてギア紹介、まずは自然の中のマイホーム、テントから。

Dirigo 2 / 794g
近年のメイン・テント。セミシングルウォール・ダイニーマ製の軽量な二人用テント。防水性能10000mm、5種類の素材を使い分け結露にも強い。左右に出入口と前室がそれぞれあり、コンパクトですが二人が快適に睡眠を取ることができます。最近は厳冬期も夏場もこれでテント泊してます。
ちなみにこのテントのフレームはトレッキング・ポールを使用します。今までのテントだと専用のポールを使いテントを建てている時以外はただの荷物だったのですが、それをトレッキング・ポールで置き換えることにより軽量化し道具も活用できるという無駄のない設計になっています。

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薬師峠キャンプ場

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野反湖キャンプ場 左にはローカスギアハピシル

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厳冬期の鳳凰三山

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厳冬期と秋の雷鳥沢キャンプ場

Hapi Sil+Hapi Mesh / 480g + 400g
ローカスギア・ハピシルとハピメッシュ。このテントでも色々な場所に行きました。まだ手放せずにいます。
シングルウォールとして使うなら圧倒的な軽さなので、自作で接地面にメッシュとか作ってみても良いかも。

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神津島、海に沈む夕日の前でのテント泊

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尾瀬での雪上テント泊

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西湖キャンプ場でのハピシル。手前はもう20年選手のMSR Super Fusioon3、奥はMSR パラウイング19

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ドローンで空撮したDirigo2とハピシルの比較。こうしてみると大きさの違いがよくわかりますね。一見ハピシルの方が大きく見えますが、実は地面からの立ち上がり部分などデッドスペースが多く、個人差はあると思いますが居住性はDirigo2の方が上かな?

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Dirigo2のセットアップ・タイムラプス、設営は慣れればとても簡単です。

Nanga MINIMARHYTHM 250 / 415 g
厳冬期用の超軽量シェラフ、いいお値段するので買うのにはちょっと勇気が要りましたが、Nangaのショップで試し寝してみたら予想以上に素晴らしく思わず買っちゃってました…。軽く暖かく厳冬期の雪山で威力を発揮します。寝袋はテント泊の中でも最重要アイテムなので良いものを長く使うのが後悔しないと思います。
これ以前にはモンベルの#2を20年ほど使っていましたが、今だにそちらも現役です。コンセプトが違う商品なので単純な比較はできませんが、このミニマリスムの重量は約半分、シェラフも地味ですが進化してますね。

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Exped DownMat HL Winter M / 480 g
R値:7を誇るダウン入りエアーマット。この暖かさのレベルでは世界最軽量マットです。加えてポンプサックが付属しており標高の高い場所でも息切れせず楽にマットを膨らますことができます。さらにこのポンプサックは防水なので、濡らしたくないものをこのサックの中に入れ空気を抜けば防水圧縮サックとしても機能しコンパクトにパッキングできるという優れもの、最高です。

Therm-a-rest RidgeRest Solite S R値:2.8 / 260 g
サクッと野外で寝たい時はクローズドセルのマットを使うこともあります。パッキングは嵩張りますが安価で、広げるだけでサクッと寝れて空気抜けなどのトラブルが無いので安心です。あとこの手のマットはバックパックのフレームとしても機能します。

ISUKA AIR 130X / 300 g
こちらは夏や低山用シェラフ、冬山でなければだいたいこれで充分だったりもします。軽量でとてもコンパクトに収まります。

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SOL Escape Lite Bivvy / 146 g
厳冬期の登山でマイナス15度以下となるとさすがに不安が出てくるので、寝袋の暖かさをブーストさせるグッズたちを紹介。まずはSOLのエスケープライトヴィヴィ。夏場であればこれ単体で使う方もいますが、厳冬期には上記MINIMARHYTHM 250と組み合わせて使っています。透湿性素材を使っているので結露にも強く保温性を増すことができます。

Cocoon シルク Travel Sheet / 152 g
厳冬期にはこのシルクシーツもシェラフの中に仕込んで寝ています。寝袋の中に入れて使う事で +5.3℃使用限界温度を引き上げる事ができますとムーンライトギアでは謳っています。そこまでの効果があるのかわかりませんが体感で暖かく感じます。それとマイナス10度以下で寝ていると、冷気と乾燥で呼吸がし辛くなることがあります。その時にこのシルクを顔にかけておくとだいぶ楽に呼吸ができるという効果があり手放せなくなっています。(ゴルゴ13でも確かそんな話があったはず。w)シルクはもしかしたら顔だけでも良いのかもしれませんが、オススメです。普通のタオルとかだと自分の呼吸の湿気でバキバキに凍ります。

また上記の寝具は厳冬期に絞って話していますが、これらのアイテムは重ね着と同じ仕組みのシェラフのレイヤー化なので、その環境の気温に応じて足したり引いたり調整が可能です。そのことも含めなかなか使い勝手良いグッズたちかなと。

North Face NSE Down Tent Bootie NF51870  / 140 g
これも厳冬期にはあるとありがたいアイテム。仰向けに寝るとつま先はシェラフの中でも突出するので、足先に冷えが出てくるのは避けられません、あると無いでは大違い。厳冬期は大抵このダウンテントシューズと裸足で寝ています。

FREELIGHT SpinnZack 35 / 300 g
もう販売はしていないFREELIGHTのザック、いまだに現役です。最初に試した時はここまで削って大丈夫なの?と思いましたが、背負って運ぶという機能は十分果たしています、そして軽量。そろそろ10年近く使ってボロボロですがまだまだ使えそうです。

山と道MINI Black Heather / 407 g
日帰りザックの鉄板、山と道のMINI。使う人のことを考えた痒いところに手が届いた使いやすいザックです。登山グッズには少ないカラーバリエーションや素材のバリエーションがあるのが素晴らしい。私はブラック・ヘザーを所有してます。

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右側がnagiko | Nagisa Ichikawaの山と道のMINI、左はGo Ando / THE GUILDの山と道のThree

Mountainhardwear Alpine Light 50 Backpack / 940 g
厳冬期テント泊用ザック。冬のテント泊は荷物が多く18kgオーバーになることもあるので、腰荷重で丈夫で軽いザックを探していてこれを購入してみました。冬シーズンは活躍してくれたのですが、ダイニーマ製なのに微妙に防水でなかったり細かいところであと一歩というところ。改造してみるのもありかなー。

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この時の荷物は18kgオーバー、20kgとか30kg担ぐ人もいるのでまだまだですが、それにしても重かった…。バックカントリーやる人はこれに板とブーツで25kgコースですね…。

少々お高いですが、軽量防水で使い勝手が良いダイニーマ製ケース。濡らしたくない衣類やカメラ機材・レンズなどなんでも放り込んでパッキングしてます。また寝るときの枕としても丁度良し。工夫次第で色々使えます。

エバニュー(EVERNEW) アルコールストーブスタンドDXセット EBY255
厳冬期以外はアルコールストーブを使用しています。静かで軽量でクリーン、使い慣れれば強風の中でも充分使用できます。また使用した時のチタンの青い焼き色にも愛着が出てきてたまりません。

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チタンの風防、これがあると無いでは強風時の燃焼効率が桁違いに変わります、アルコールストーブを使う際に必須です。

私が持っているのはもう売っていない旧モデルの550mlですが、こちらもとても使いやすいチタンポッドです。アルコールストーブや風防などなどこの中に全て収まるようセットアップしてます。

ちなみに高所の厳冬期などではアルコールストーブは不安があるので、日本未発売のPrimsnのガスを使っています。テント内でも吊るして使えるのがGOOD。下の写真は厳冬期の白馬八方尾根でのテント泊写真。ホワイトアウトでテントもほぼ雪で埋まりました。

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雷鳥沢キャンプ場での一枚、山で食べるご飯は最高ですよね。

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PETZL ライド / 240 g
ピッケルはペツルのライドを使用しています。雪山でもトレッキングポールと併用するので、軽量で短いこのピッケルを選びました。

ローカスギアCP3 / 310 g 
FIZAN TREKKING COMPACT FRELIGHT model / 316 g

トレッキングポールは現在はCP3とFIZANを使用。アルミとカーボンどちらも甲乙つけ難い良いポールです。

PETZL レオパードFL / 380 g
アルミの軽量アイゼン、ペツル レオパード。軽量化と引き換えに耐久性などは劣りますが、それほどガチの雪山に登るわけでも無いので軽量化優先のチョイス。もうスリー・シーズン使っていますがトラブルなく使えています。

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NORTEC トレイル / 190 g
雪の上を走る人用??のマイクロクラポン。190gという圧倒的な軽さ。登山の時は雪がないところから登って行ったりするので、砂利道や岩場、凍っていたり雪が積もっていたり、様々な道を歩きます。その度にアイゼンを付けたり脱いだりするのも手間で、その時に上記アイゼンとこういったマイクロクラポンがあると使い分けができて、とても楽に登山ができます。

MSR OPERATOR™ D ショベル / 710 g
冬山登山には必須のショベル。雪壁を作ったり雪洞を掘ったり様々な用途で活用できます。このMSRのショベルはフラットなので雪のブロックを切り出す時に重宝します。

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シルキーゴム太郎、知る人ぞ知る名品です。アウトドアブランドの雪や氷を切り出すスノーソーは結構いいお値段するんですが、このシルキーゴム太郎は替え刃であれば2000円台、私は替え刃に自作グリップをつけて使ってます。これがあると雪を切り出す効率と出来上がりのクオリティに圧倒的差が出ます、オススメ。
また雪や氷だけではなく元々は木を切る用なのでブッシュクラフトなどでも使用できます。

あとちょっと話は変わりますが、雪洞やイグルーを作ることができれば、雪山での宿泊は安全で暖かく最強だったりします。時間を必要とする事と日本の雪質だとなかなか作るのが難しいのですが、いつかは挑戦してみたい。

ちなみにこれはイヌイットのイグルーの作り方。まさに職人。こんなイグルーで寝てみたい。

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北海道や八ヶ岳あたりでイグルー作り何度か試してみたんですが惨敗でした。w

Treks ULコンボテーブル / 118 g
とても軽量で丈夫なミニテーブル。アルコールストーブとポッドとマグなどを丁度置けるサイズ。現在は残念ながら売られていない様子。

snow peak 雪峰 / 101 g
山でお茶や白湯、スープなどを飲む時に使用しているマグ。単体で使ってますが保温性バッチリなスタッキングも可能なダブルウォールチタンマグです。熱湯を入れても熱くなら無いので取手も要らず、お手入れもとても楽。

VIVAHDE 山のうつわ / 210g
こちらもスタッキング可能な山のうつわ。荷物を軽量化したい時には省くこともありますが、山で美味しいご飯を食べてい時にはとても重宝します。というか山だけでなく、普通に自宅の食事の器としても使ってます。

水回りはHydraPackを使っています。飲み口はスクリュー式でロックができて飲みやすいです。敏感な方は飲む時にシリコン的な香りを感じることもあるかもしれませんが、ポカリを入れたり調理してしまえば問題なし。

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サーモスの真空断熱水筒。冬には絶対必要です。熱湯を入れていけば半日以上アツアツな状態で携帯できますし、何より凍りません。上記のシリコンやプラティパスなどのウォーターバッグは冬山で朝起きた時にガチガチに凍って全く飲めない、しかも水を捨てて行くこともできない、ただの重りと化した事がありました。
あとチベット行った時にもこの水筒に助けられました。チベットは標高が高くとても乾燥しています。現地の人たちもこういった水筒は必ず携帯しており、列車や飲食店でもお願いすればお湯やお茶を分けてもらうことができます。体を温め高山病や体調を崩さないためにも、しっかり水分補給しましょう。

2013年に行ったチベット青蔵鉄道の旅。24時間かけて拉薩まで向かいます。最高でした。

山と道 Alpha Anorak / 400 g
雪山では絶大の信頼を寄せているアルファアノラック。マイナス環境での保温性とフードの有り難さ、ベンチレーションを用いた行動時の体温調節の楽チンさ、雪山の時はほぼこれを着て行っていると思います。

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MOUNTAIN EQUIPMENT パウダーパンツ / 200 g
軽量で暖かいダウンパンツ。厳冬期の雪山で寝る時や食事の時に使っています。行動時以外の時にあるととても便利。

山と道 Light 5-Pocket Pants / 95g
冬以外の時はこれ履いている事が多いです、普段着使いでも楽チンなので2色所有してます。圧倒的な軽さと動きやすさ、加えて絶妙な位置のにあるポケットのおかげでスマホを入れた事を忘れるほどの動きやすさ。旅行に行く時などのパッキングも超コンパクトにまとまります、オススメ。

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Protrek smart WSD-F20 / 92g
ほぼ登山専用ですが、YAMAPでの登山ログの記録用にプロトレックを使っています。iPhoneでもログは取れるのですが電池消費を抑えるためと、ポケットからいちいち取り出すのが面倒なのでスマートウォッチがあると便利です。泊まりの時には充電しないと電池は持ちませんが、日帰りであれば充分持ちます。

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GARMIN inReach® Mini / 100 g
安全対策やもしもの時のバックアップにGARMIN inReachを使っています。携帯の電波のない場所でも空さえ見えればイリジウム衛星で経由でテキストメッセージを打つことができます。
ネパールへ旅行にいった際にも使用していましたが、帰ってきてからログを取り込み、Google Earthで読み込んで3Dで自分の歩いた軌跡を再度見直し、歩いた風景とGoogle Earthの風景が一致するのはちょっと感動しました。使用するには衛星サプスクリプション(契約)が必要ですが、万が一の時のためにもあると心強いです。

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Air Pod Pro / 57 g
山とは関係ないように思われますが、山小屋泊の時など耳栓がわりに絶大な効果を発揮します。山小屋では雑魚寝や相部屋になる事も多く、他の方のいびきで寝られない事はよくあるのですが、Air Pod Proのノイズキャンセリングに加えホワイトノイズや環境音を鳴らせば心静かに睡眠に入ることができます。もちろん飛行機、電車、車などの移動時にもオススメ。

あと、このリストはだいぶ前から作成しているGoogleスプレッドシートを元に作ってます。ギアの一覧と重量を記載しているので、パッキング時のおおよその重量を知りたい時などにも便利。

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冬山など装備が多い時のパッキング時には、ギアの俯瞰写真なども撮影しておくと、忘れ物が減って良いです。

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細かいものも書き出すとキリがないのでこの辺で。またしても長くなってしまいました。人のギアや使い方ってほんと気になりますよね。

昔から存在しているシンプルでアナログのものから、ネットワークを必要とする近年のデジタルのものまで、良くできた道具にはとても魅力があります。ここではアウトドア系に限っていますが、カメラを含め私は人の身体能力を拡張する事ができる道具がとても好きで、さらに言うと道具を使って未知の体験をする事がとても好きなんだろうと思います。

参考になったら幸いです、もし何か質問等ありましたらコメントください。

山行などのログはYAMAPにアップしています。こちらにもちょこちょこギアの事とか書いているので、お時間ある時にでも。

長々と読んで頂きありがとうございました。

それでは、また。

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