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様々なDXの効果と、ビジネスにおける戦略的な展開 ~採用活動編~

デジタルトランスフォーメーション(DX)の効果は、単なる業務の効率化や合理化にとどまりません。DXは経営者層にとって新たなビジネスの機会を生み出す要素にもなることはイメージされやすいかもしれませんが、今後、企業が優秀な人材を確保するために必要不可欠な要素であるとともに、自社のサービスや製品を広く宣伝するためにもDXが重要な役割を果たす場面が確実に多くなってきているのです。今回はDXと採用活動の密接な関わりについてお伝えします。


デジタルネイティブな世代の採用活動

今やほとんどの人がスマホやパソコンを通じてインターネットに接続していますよね。ミレニアル世代と呼ばれる20代後半から40代前半はもちろんのこと、これから社会へ出ていくZ世代に関してはもはや生まれた時からデジタル技術の活用が身近である、デジタルネイティブの世代です。デジタルプラットフォームやソーシャルメディアを活用して、オンライン上で企業の存在感を高め、魅力を発信していくことで、これらの世代の優秀な候補者にダイレクトにアプローチすることが可能です。
実際、私が出演した企業経営者様向けのウェビナーなどを、若手で起業を目指しているような意識の高い方がオンライン検索で見つけ、ホームページ経由で直接、採用応募をしてくれたりなど、思いがけない形で優秀人材の獲得に繋がったりしています。
また、DXによってリモートワークを促進することは、柔軟な働き方を希望する優秀な人材や、遠隔地にいる有識者とも円滑に連携していくことを可能にし、企業の可能性を大いに広げることに直結します。
一方で、デジタル環境を提供できない企業は、魅力的な職場環境を提供できない可能性が高くなり、残念ながら求職者の選択肢からは外れていくことになるでしょう。

時代に合わせた柔軟性のある企業が好まれる傾向

マイナビが2023年卒の学生へ向けた調査の結果では、62.7%の学生が、SNSでインターンシップや就職活動の情報収集をしていると答えています。その内訳は上位から、LINE、Instagram、X(旧Twitter)、Youtubeと続きます。これらのプラットフォームを通じて企業の魅力を発信することが非常に重要になってきていることは一目瞭然です。また企業がSNSを活用することで、学生はその企業が時代に合わせた柔軟性のある企業であると認識します。さらに、企業側がDXを進めることで、オンライン面談の実施や入社後のリモートワークが可能になり、自由な働き方を求めるこれらの世代の求職者にとって重要な条件の1つをクリアすることになるのです。

就活生にもDXという言葉が知られるように

前述のマイナビが実施した24年卒の学生に向けた男女別の意識調査において、興味のある社会問題の項目で、男性ではなんと4位に「デジタル化・DX」がランクインしています。1~4位が地球温暖化、高齢化社会・介護問題、格差社会であることを見ると、DXへの関心の高さをうかがい知ることができます。(女性では1.少子化2.LGBT3.食品ロス4.同性婚・パートナーシップとなっています)※1
学生から見て、DXを進めている企業とは、社会問題の解決に取り組む企業であると好印象にとらえられるのです。

※1サポネットbyマイナビ「24年卒の就活生を知る!どのような社会問題に興味を持ち、それらの問題に対してどう考えているのか(2023.3.1)」

DXを進めて企業の魅力を求職者へ、社会へ

つまり、中小企業においてDXの推進は、優秀な人材を確保していくためにも必要不可欠であり、逆に言えば中小企業においてもSNSや様々なプラットフォーム上で存在感を発揮し、オンラインを活用した柔軟な採用活動を行い、今回は触れていませんが、人の感性と合わせて、システマチックなデータ分析を行ったマッチングや人材管理を行うことで、今後も優秀な人材を永続的に確保していくことが可能であると実感しておりますし、事実そうして世の中に魅力を発信し、優秀な人材を集め、競争力を高める中小企業は現れており、規模の小さな事業、企業でも大いなる価値を社会に提供することが可能な世の中はすでに実現しています。


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