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気づけば1500日

ひどく慌ただしい1週間を過ごした。平日5日間の展示会出展と週末2日間のポップアップでの店頭接客に加えて、会食や作業が入っていた。私はこれをその1週間が終わった月曜の朝に書いているが、今日も仙台で1つ、東京で2つのミーティングに加え、やるべきことが目白押しだ。

そんな中、noteの連続投稿がこの記事で1500日を迎えることを知った。

1500日…もはやそれが長いのか短いのかよくわからなくなってきた。言い換えると「4年とちょっと」になるが、それでもよくわからない。

次の目標は5年連続投稿になるだろう。それまであと325日。その後にはそこから175日の2000日連続投稿だろうか。

「目標」とはいったものの、1000日を超えたあたりからもはやそういったキリのいい数字はただの通過点になってしまった。「とりあえずキリのいい数字まで頑張って書こう」という意思は私にはない。私の生活や仕事に何か劇的な変化がない限りにおいて、このnoteの毎日投稿は継続されるのだと思う。楽ではないが、もはや日々まとまった量の文章を書くことは私にとって呼吸をすることと同じくらい日常になってしまった。1500日間もの間、文章を書かない日はなかったのだから。


キリのいい数字に到達した際に、「noteを書き続けることにどういった意味があるのだろうか」と考えてしまう。文章はうまくなったのだろうか、ブランドにとってポジティブなインパクトはあるのだろうか、私の文章は何かの“ためになっている”のだろうか、等々。

最初の頃に比べると文章は多少うまくなったような気がするが、「書けば書くほどうまくなる」という感覚ではない。前よりかはちょっとだけうまくなった、程度だ。ブランドへのポジティブなインパクトに関してはなんとも言えない。noteを読んで興味を持ってくれたお客さんはそれなりにはいる一方、日々継続する労力に見合っているのかと問われると微妙だし、あれこれ吐露することでネガティブなインパクトがあることも否定はできまい。

“ためになっている”かどうかに至っては、想像すらできない。そもそもあまりそのつもりで書いていないというのもあるが、この文章が世に出ることで、どういった影響があるのか、考えないわけではない。もしかしたら誰かの命を救っているかもしれないし、あるいは殺しているかもしれない。そんなことは私は知り得ないのだ。


ただひとつ、この1500日で大きく変わったことがあるとするならば、以前以上に自分に向き合えるようになったことだろうか。それがどこまで文章に出ているのかは定かではないが、少なくとも当の本人の感覚としては、文章を書き続けることを通して、私自身のことを以前よりも深く知ることができ、さらにそれを文章に反映させられていると感じている。キーボードを叩く前に、自分は本当のところどう考えているのだろうか、という問いを何度も投げかけた結果であろう。


「私は私自身のために文章を書いている」というスタンスは当初から大きく変わらないが、以前はより文章の練習という側面が強かったのに対し、今は自身の探求がより重要なテーマとなっている、という違いが出てきた。それはきっといいことなのだろう。

2000日達成する頃には、私はより自分のことを深く知れているのだろうか。そして、その頃には文章を書き続けることにまた違った意義を見出せているのだろうか。


いずれにしても、1500日はただの通過点でしかない。これからも私は、こんなふうに、誰のためでもなく記事を書き続けていくことだろう。

誰のためでもない文章だけれども、これからも引き続き読んでくれると嬉しいです。なんだか矛盾しているかもしれないけど、読まれるというのは文章を書くうえで大事なエネルギーになるのだから。


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