褒められたいのに褒められるの苦手なのどうにかしたい、の巻


自分が携わった作品の告知をすると、
有難いことに色んな人から連絡をいただく。

「見たよ!すごいね!」
「順調そうで何より!」
「いいね〜楽しそう!」

とにかく色んな言葉を送ってくれる。
まずはこの場を借りてお礼を言いたい、
こちらこそいつもありがとう。

僕は基本的に単純な感情のつくりをしているもんだから、
褒められると褒められた分、ちゃんと喜ぶ。
たとえ京言葉みたいな嫌味だったとしても僕なら多分気付かず喜ぶし、一人ならば気分と連動して口角もにんまりと上がっていくことだろう。

しかし外面はどうかと言えば、面と向かって言われると照れ隠しのデッキの中で「スカシ」という群を抜いてダサいカードを選択してしまい、「いやぁあ、もう全然っすよお」などと言ってすぐその場から立ち去ろうとしてしまう。


これもこの場を借りて読者だけには伝えておかねばならない。
この時の僕の行動は紛れもなく「照れている」のだ。
もし今後その時があればどうか忘れないで欲しい。
立ち去った後、ある程度の空間を確保した上で僕は悦にどんぶらこと浸ってるのだから。
我ながら社交性の欠片もなくて困っている。



こんなに周りから連絡をもらうのは僕の今までの人生に限定してみれば誕生日ぐらいなものなので、告知は僕にとって列記としたイベントなのだ。
中には誕生日には連絡をして来ないような人まで連絡をくれるのだから、そういった意味では誕生日を凌ぐ関心事だろう。

今後は毎年たくさんイベントを開催できるよう、もっと精進していきたい。人生一回くらい通知で携帯が熱くなるほど褒められたいという野望も密かに持っているのだ。

どうか、たくさん褒めてもらって「スカシ」じゃない喜び方ができるようになりますように。



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