お気持ちが大好きな日本人
仕事をしていてつくづく思う。日本人はほんっっっとに気持ちが好きだなと。
ボクの勤めている会社は今は民間企業だけれど、昔は公務員だった。そのせいなのかお堅い人が多い職場だ。しかも仕事内容は時代に反してアナログだ。
こんな職場だから物事が思うように進まない。何でもかんでも記録をつけたがるクセが蔓延しているというか、効率が悪すぎる。
社員が1つでもミスをしようものならすぐに上司が吠える。そしてムダな作業が増える。「ミスをなくせ!だから今日からこの紙にこれとこれとこれを書け。」
こんなことが日常茶飯事。これが足されては足されていく。とうぜん本来やるべき仕事内容に当てる時間が削られていく。社員は落ち込んでいるところに上からさらに殴られる気分。上司はイライラ。周りはどんより。
電話対応はアナログ効果のせいでモノを探す時間に追われて一日中バタバタする始末。
なんでもっと効率を重視しないのか。ボクは入社した頃からずっとこの疑問ばかり浮かぶ。この問題に気付いてからようやくこの会社、もっと大きくいうと日本人の悪いクセみたいなものが見えてきた。
日本人はお気持ち大好き人間
会社ではよく物事を改善するときに上から叱咤激励がとぶ。その時よく言われるのが、
全力を出せ!強い気持ちを持て!絶対に忘れるな!
こんな言葉がよく飛び交う。
ボクは最初の頃こそなんともなく聞いていたけれど、自分もミスをして周りもミスをしたりする光景をみていてふと疑問に思った。
具体的にこやつらはオレたちにどうして欲しいんだ?落ち着いて考えると言われる言葉のほとんどが精神論にしか聞こえない。中身がない。
この事実に気付いてからいろんなものにガックリしてしまった自分がいる。どうすればこの問題を解決できるだろうと最初のうちは原因を探ってみたけれど、結局は大勢の人が動いてる会社の問題、自分一人でどうこうできる問題ではないと悟った。
仮に仲間を集めてボクが問題を話して実際に動いてもらい、問題解決に努めようとしたところで何年もあるいは何十年も先の話になるの違いない。その頃にはいろんなものが変わっている世の中だ。また新しい問題に追われてそれどころではなくなっている。
別にこの話をしたところで何か変わるとか期待をしていない。ただ、日本の実態が見え隠れしている事実に気付いたからここに投稿した。直感で日本の悪いクセ、世界に遅れている理由が確かにそこにあると感じた。
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