高村/SHO-CASE代表

株式会社SHO-CASE 代表取締役 高村(こうむら)です。施工現場の労務管理システム…

高村/SHO-CASE代表

株式会社SHO-CASE 代表取締役 高村(こうむら)です。施工現場の労務管理システム「SHO-CASE」を運営しています。趣味はキャンプです。

最近の記事

施工現場の労働災害対策について

建設業の労働災害について 施工を生業とする建設現場は、全産業の中でもっとも労働災害が多いとされています。(下記グラフ参照) テレビのニュースで取り上げられるくらいの労働災害も多いのが現状です。 また、ドラマのワンシーンにおいても、出演者が事故に遭うシーンで、建設現場から鉄骨が落下してくるような場面を使われることもあるくらい、建設現場は危険だという認識が人々のイメージにも染み付いてしまっているのが現状です。 そんなイメージがメディアを通して若い人たちから建設業の魅力を下げて

    • 建設現場で揃えるべき書類とは

      一般的に、建設業を営む上で、工事現場の安全を管理するために作成しなければならない書類のことを「安全書類」や「施工体制台帳」などと呼びます。 この2つは、人によっては同じ意味で捉えている方も多く、 「安全書類作っておいてね」 「安全書類作った?」 など「安全書類(=施工体制台帳」の意味で会話されることも多いのですが、厳密に整理するとその意味と各種書類は異なります。 今回は「安全書類」「施工体制台帳」と、その他一般的に作成をするべき書類について整理します。 まず総称としての呼

      • 新規入場者調査票はなぜ書かないといけないのか

        そもそもSHO-CASEの開発にきっかけとなったことが 「新規入場者調査票」を毎回書いてもらうのがめんどくさい これ1回登録して、使いまわしができればめっちゃ楽になるんじゃね? というのが一番の始まりでした。 「新規入場者調査票」とは 「新規入場者調査票」とは現場に入る作業員の緊急時連絡先の把握を目的としたり、安全衛生管理のために提出してもらう調査票です。 その用紙に記載をしないといけない事項は以下の通りです。 以下、全建(通称:全国建設業協会)が無料で提供している「

        • 馬鹿真面目な僕らに幸あれ

          会社を設立して2年が経ち、3年目に入りました。 初めて人を雇ったり、資金調達したりと2年目で起きた出来事は、自分を大きく成長させてくれました。 馬鹿真面目な僕らに幸あれ Creepy Nuts×Ayase×幾田りら ラジオ「あの夜を覚えてる」の主題歌 「ばかまじめ」の歌詞にあるこの言葉が 僕は好きです。 他の歌詞もとても元気の出るセリフでいっぱいで やっとここまできたんだよ ここじゃ終われないんだよ 辛いきついもいつかは 笑い話にできると信じてるんだほら 起業して

        施工現場の労働災害対策について

          どうせゼロから会社作るなら

          前書き最近思っていることを文章に残そうと思います。 ここ最近社員も増えてきて、チームの雰囲気も良くなってきて、 仕事も有難いことに色々なお話をいただく中で 中々見えてこないのが 「チームの稼働状況」 会社員を辞めて5年、開発を始めて3年半、会社を立ち上げて1年半、 ここらでチームというより、組織になる必要があるなと最近思ってきました 社員、契約社員、業務委託メンバー、関わり方の体系は違えど、全員がそれぞれを責任感と使命と役割を持ってやっていける組織 起業なんて人生で1

          どうせゼロから会社作るなら

          大切なことはラジオが教えてくれた①

          2022年4月2日(土)TokyoFM14:00~15:00「福山雅治 福のラジオ」 後半のコーナーでのリスナーさんから来た福山さんへの相談コーナー ここからは ラジオの音声をほぼそのまま書き綴ります。 本編を聞きたい方は、YOUTUBEにUPされていたURLよりどうぞ https://youtu.be/ckY0tA75V5M?t=1792 リ・・・リスナー/ 福・・・福山雅治/ 今・・・作家:今並さん ー-----------------------------

          大切なことはラジオが教えてくれた①

          社会人10年目突入。これまでの振り返り

          早いものでもう社会人10年目 この4月(2022年)で晴れて社会人10年目に突入します。 今思うと早かったような、遅かったような。 突然ですが、僕は社会人と学生の大きな違いは、決まった期間がないことだと思ってます。 1年生から始まって3年で卒業とか、5年で卒業とか、卒業の年になったら思い出作りするとかなんて無くなってて、1日の大半を仕事に費やしてあっという間に1年が過ぎて、気づいたら30歳になる年齢まで来てました。 だから僕は新卒で会社に入ったときに、5年区切りで頑

          社会人10年目突入。これまでの振り返り

          SHO-CASEが求める人材像について2022年版

          どんな人材をSHO-CASEとして求めるのか。これを考えた時にまだ正直具体的に○○なことができる人が欲しいとか、○○な能力がある人が良いとかそんなこと言えるような状況じゃないので、逆に一緒に仕事したいと思ってくれた人、する人が、どんな人材になってほしいかという話を軸に、私が思う仕事選びのスタンスに少しでも共感いただけたら嬉しいなと思っています。 まず2022年の目標として”組織作り”を掲げるうえで、 どんな組織にしていきたいのか、どんな会社にしていきたいのかを考えた時に、

          SHO-CASEが求める人材像について2022年版

          2021年の振り返り&2022年の目標

          あけましておめでとうございます。 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 2022年の株式会社SHO-CASE及び、私の個人的な目標を勝手ながら述べさせていただきます。 昨年は有難いことにたくさんの素敵な方たちと出会い、一生ものの経験をすることが出来ました。本当にありがとうございました。 昨年の11月ごろは勝手に自分で自分を追い込んで、精神的にやばいところまで行ってしまいました。 自分のタスク管理が下手すぎて、1日でも休んでしまったらだめなんじゃないかという精神状態にな

          2021年の振り返り&2022年の目標

          SHO-CASEが作りたい世界観

          はじめまして。㈱SHO-CASE 代表の髙村(こうむら)と申します。 髙い+村 で「たかむらさん」と呼ばれることも多いですが、読み方は「こうむら」です。間違えやすくてすみません。「たかむらさん」と呼ばれても返事するようにしてます。 本記事は、現在我々が取り組んでいる事業と、実現したい世界観について書き綴ってみました。 事業内容施工現場の労務管理システム「SHO-CASE」を開発し、運用・販売をさせていただいております。 現場に掲示したQRコードを、職人さんのスマートフ

          SHO-CASEが作りたい世界観

          起業して1年。これまでの振り返りと今後の野望。

          2020年10月1日、ちょうど1年前の今日、人生で初めての起業をしました。 多分経験者はわかると思うんですけど、10月1日になにか特別なイベントがあったわけではなく、ただ法務局で申請した紙に法人設立日を設定して、その日が来るのをただただ待つだけなので、特別なことは特にありません。 それでも形式上は設立日として会社の事業をビジネスとして社会的に運用スタートをした日なので、なんとなく今日で1年かぁって感じです。 設立前から色々調べものとか開発とかはやっていたので、実際の構想

          起業して1年。これまでの振り返りと今後の野望。

          オリンピック・パラリンピックを経験して

          まず初めに ここに書いてあることに対して誹謗中傷とかきたらすぐに記事を削除します。変な人からのインタビューとか問い合わせは一切受け付けません。 文春砲とか怖いので。ご理解のほどよろしくお願い致します。 大会組織委員会の仕事改めまして、私は2019年1月〜2021年9月まで東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会に所属してました。 たぶん人生に1度にオリンピック・パラリンピック きっかけは、前職を辞めてすぐに、組織委員会に出向してる後輩から「人手が足りない」とのこと

          オリンピック・パラリンピックを経験して

          「現場は楽しく」そうじゃないとこの仕事はやっていけない

          きっかけは先日名古屋に行った時に見つけたバームクーヘン屋さん「クラブハリエBスタジオ」の入り口の取っ手がバームクーヘンになっていて面白いなと感じました。 デザイナーおよびクライアントのユーモアなセンスを感じますし、何より作り手にとってもこんな設計は一つのコミュニケーションのきっかけにもなったりします。 きっとここを施工した時の朝礼では 「本日の作業内容はバームクーヘンの取付です!」 なんてセリフがあったのかなかったのか、本当かどうかは定かではないですが… もしくはめちゃ

          「現場は楽しく」そうじゃないとこの仕事はやっていけない

          職人不足の原因と、その解決策についての仮説①

          ちょっととあるテレビ番組で住宅業界の職人不足についてピックアップされた特集をやっていたので、それを観てどうしても意見したくなって記事を書きました。 その番組では、とある建材メーカーの新規事業担当の方が、住宅の施工現場で働く大工さんなどの職人不足の課題を、「職人の学校」を作って”職人を多能工化する”というアイデアの素、その他大企業の新規事業の人たちが集まって色々意見を出し合うというような30分番組でした。 ある方は、単純な作業や肉体労働の教育機関を作っても意味がなく、もっと

          職人不足の原因と、その解決策についての仮説①

          起業して思ったことを書きました

          自分で起業して思うこと それは10万円稼ぐことがこんなにも大変だったのかということ。 お客さんを見つけて、売り上げを上げて、ちゃんと支出とのバランスを考えて会社が赤字にならない様にすることが、実際にやってみて本当に大変なことなんだと身を染みて感じることができた。 会社員時代は給料が少なくて文句言ってたけど 月に30万円×12ヶ月+ボーナス合わせて約400万円も払うなんて考えられない。 むしろそんな人が1人じゃなくて2人も3人もいたら年間1000万円は出ていくので、それ以上

          起業して思ったことを書きました

          建築業界とディスプレイ業界の違い

          一般的な工事現場というと、建築工事現場のような仮囲いがされた中で工事をしているのをイメージする人が多いかと思います。 工事期間もマンションやビルですと2〜3年かかり、長期間その場所で工事が行われます。 現場の環境に関しては、多くの職人さんが出入りする関係で職人さんの詰所という休憩所や喫煙所を仮設のプレハブで設けます。現場監督のほかに事務員の方もいるので、仮設事務所を建てて擬似オフィスのように職場環境は万全に整えます。 ディスプレイ業界の特徴ディスプレイ業界はそんな建築業

          建築業界とディスプレイ業界の違い