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宝物みたいな経験はその手から離して

【695】

僕にとって宝物と呼べるものは一体なんだろうかと考えてみる。
大切にしているスニーカーだとか、愛用している時計だとか。物にしてみりゃ、それは別に換えがたいとは言えない程度のもの。

譲れないもので言うなら家族や子供達は僕にとっては宝物だろうか。
いや、もうそれはそれ以上に尊いものだろうな。

僕にとっての宝物をもう一度考えてみる。
それは体験(経験)なんじゃないかと思うんだよね。
それは別に僕に限ったことじゃなくて、誰もがそれぞれに"これこそは"と思える瞬間を体験しているだろうから。

きっとそれのことなんだと思うんだよ。
なんだろうね、上手く言葉に出来ないんだけどそれなんだよ。
本当に宝物だなと思えるものって。

ウェディング業界から距離を置いて離れていた頃、とあるコミュニティに僕はなんの迷いもなく参加することにした。

別にウェディングに関わろうと思ったりもしていなかったから、なんともそれは自然な流れからそれは進んで決まった。
縁がありそうでなかった、CRAZY WEDDINGの新しいコミュニティに。
実はずっと思っていたのだけど、CRAZYの結婚式に一度はゲストとして行ってみたいなって。

だけど、まぁ年齢的にもなんとなくゲストにはならなそうだなって思って。
コミュニティの中でキャスト募集をしたタイミングで僕は迷わず手を挙げた。

本当に素晴らしかった。
ああ、僕の好きだった結婚式のあり方だなって思って感動した。
そして、チームもいいムードで。
前日から設営に関わり、結婚式を共につくりあげた。
広大な敷地の広場の真ん中にバージンロードを作ったのは僕だったし。

この日の体験は僕の宝物だ。
紛れもなくあの日あの場所にいれたことは素晴らしい時間だったし、行くと決めて本当に良かったと思っている。

僕はそんな体験と言う宝物は自分一人だけのものにしても仕方ないと思っている。
この宝物こそ、より多くの人にシェアしたいなってずっと思っていたから。

出来ることなら同じ想いになって欲しいし、同じような気持ちになれるであろう人に宝物をシェアしたいと思ってた。

新しい職場には可能性を秘めたスタッフがたくさんいる。
何かが足りないのだと感じるのは刺激と貪欲さ。
それを与えることは僕にも出来るなと思っていて。

外の世界ばかり見てきた僕が大切に抱えてきたそんな宝物をここでたくさんの仲間に手渡してみたいなと思った。
それが叶うことになった。

それがたまらなく嬉しい。

繋ぎ役だとか裏方だとかお膳立てが好きなタイプ。
主役は別に僕じゃなくていい。

もっと行けるよ。もっとやれるんだよって。
それを感じて欲しい。
限界なんかないし、叶えられないものはない。だからそのヒントを僕の宝物から少しシェアするから。

いい顔してその日を待ち遠しくしているスタッフを見ると嬉しい気持ちになる。
彼女たちが僕と同じ体験をして、それが宝物になってく。
それがまた次の仲間に伝わるのがいい。

体験は大切にあたためるよりも多くの人たちで分けあってく方が価値があるはずだって。

サポートして頂けるなんて本当に感激です。その気持ち、そのひと手間に心から感謝します( *´艸`) たくさんのnoteから見つけて下さりありがとうございます!!