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記憶の戯れ時間を

【429】

思い立ったら行動する。どちらかと言うと誰かのためにとか、みんなのためにと言うきっかけの方が燃えるタイプ。

《ああ、こうだったらいいだろうな》って気持ちから始めたのが中学校の時の同級生との同窓会ZOOM。

会いたくても会えない今、出来ることはなんだろうかって考えても答えはそんなにたくさんないのだけど、自分にもやってやれないことはないなって閃きと僅かなシンキングタイムで早い段階で決めた。

今夜はその第3回目だった。(2月は2回開催したので)



僕はたぶん記憶力が人よりもあるんだと思う。

勉学にそれを費やさなかったおかげで、人の名前と顔(はたまた部活もやクラスも)なんかよく覚えている。そうそう、地理とかも得意だから営業の外回りにも役立ったかな。思い出が比較的鮮明でそのおかげでnoteを書くときにとにかく役に立っている。

10クラス、およそ360人の学年の同窓会の幹事をやったけれど、そのおかげで知ってもらえた僕自身の存在はあっても、同級生個々の僕の持つ記憶は元からあったりする。

バレーボール部の癖に男子バスケ部のスタメンを今でも覚えていたりするけれど、つくづく思うのが《ちょっとぐらい勉学に生かしておけば良かったかな》ってこと。まぁ、そのおかげでこうして人と人との繋がりの場を創る人になって行ったワケですけどね。


定期的に月一のペースで開催しながら来れる人が集まる場にしたいと考えているのが同窓会ZOOMの時間。同い年の同級生に「はじめまして」はいないから気楽だ。


今夜も会えなかった時間をギュンと巻き戻して、それぞれが思う様に話すディスプレイ越しの景色は仕掛け人の僕からしたら本当の微笑ましい。ぎこちないのはものの数秒だけ。来た人から声を掛けながら入りやすくする。それがファシリテーターの唯一の仕事。あとは自由に話せばいい。

だから、みんなあっという間に授業前の騒めきみたいに話し出す。男子も女子も交えて遠慮なしに。

その頃は上手く行っていなかった友達もいるだろうけれど、時間はそんなわだかまりよりも再会を喜び、そして教室に帰って来たかのように騒がしくなる。きっと誰かが、

「おい、先生が来たぞ!!」

なんて言うまでは生徒たちは自由だからね。本当にそんな雰囲気に近いものがこの時間は広がっている。


仕事の話、子育ての話、受験の話、親の介護の話。話題はちょっと大人びているところもあるけれど、そんな話よりもあの頃にタイムスリップして戯れる。本当に良い時間だと思っている。


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昨年の5月に書いたnoteがある。

ある同級生への恋心の思い出を書いたものだ。恥ずかしげもなく書いた内容ではあるけれど、僕自身の恋愛経験の中で、成就はしなかったけれどしっかりと昇華させることが出来た思い出。

大袈裟な言い方だろうか。胸を張って語れる数少ない純愛だ。

同窓会ZOOMの狙いはこれじゃないけれど、もちろん彼女も同級生だから声をかけて参加してくれている。僕の伝えた気持ちは覚えているのかは確認など出来ないけれど、もし忘れてしまったとしてもそれはそれでいい。互いに結婚もして子供もいる。彼女のSNSを見ていても子煩悩で本当に幸せそうで嬉しい気持ちになる。

好きだったあの頃と変わらない顔や表情はなんだか一人見てホッとする。勝手にそんな気持ちになっててすいません。

別に君に会うためじゃないのだけどね。だけど君も他の同級生と同じ様にここに来てくれるのが嬉しいんだよ。


もしかしたら、僕みたいな気持ちの人っているかも知れないよね。思春期の甘酸っぱい思い出を呼び戻す時間、いつの間にか提供出来ていたらなんだか嬉しいな。



この場所はしばらくは創ってくつもり。

それまでにどれだけの同級生が参加出来て、どれだけが再会出来て、もしかしたらキュンってする時間を創れたりしたらいいな。


次回は4月。


気兼ねなく集まる同級生との時間。仲間との教室での戯れの時間。

みんなの参加をお待ちしてます。

サポートして頂けるなんて本当に感激です。その気持ち、そのひと手間に心から感謝します( *´艸`) たくさんのnoteから見つけて下さりありがとうございます!!