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رمضان كريم

おお、noteでアラビア語の入力ができたぞ!

今年は4月13日に、ラマダーン入りした。わたしはムスリムではないけど、ムスリムの友人には、敬意をはらって、挨拶をアラビア書道で書くことにしている。

だいたいの言語には、それぞれで使われている文字体系がある。なかには歴史的・政治的な理由から、同じ言語でも異なる文字体系でつづられる言葉もあるけど、どれも書道やカリグラフィといった、美しく文字を表現する芸術がある。

わたしは言葉が好き。文字も好き。そもそも絵を描くのが好きなので、当然のように、タイポグラフィも書道芸術も大好きだ。

わたしは素人ながら、いろんな言語をかじっているのだけど、わりと長く学んでいる言語のひとつにアラビア語がある。毎年、ムスリムの友人むけに、ラマダーンの挨拶をアラビア書道で書いている。ちょっと線が稚拙ではあるけど、このnoteの見出し画像は今日書いたもの。このnoteのタイトルにしたのは、ラマダーンの挨拶。それをディワーニー体という装飾的な書体で書いた。

いつもは、カラムという、竹でつくったアラビア書道用のペンを使っている。しかし、今年は、欧文カリグラフィのペンを使ってみた。

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カリグラフィのペンは、わたしの義姉(妻の兄嫁)からゆずりうけたもの。とはいうものの、使い方がよくわからず、そのまま仕舞いこんでいた。

ペン先が平らなものは、アラビア書道にも使えるかもしれないとは思ったのだけど、角度が異なるので、あきらめていた。ところが、斜めにペン先をさすオブリック・ホルダーを見ていて、これは使えそうだとひらめいてしまった。

通常は、このペン先とペン軸の取り合わせでは使わないみたいだけど、目的はアラビア文字を書くこと。微妙にペン先をまわしつつやってみたら、そこそこ思うようにできた。

書いたのは、ラマダーン・カリーム(聖なる断食月)。イスラームのカレンダーでもっとも大切な断食月を祝う挨拶。これを、まずはモスクなどで使われる荘厳なスルス体で3とおり書いてみた(下の写真の左側)。そして、わたしの好きな装飾的なディワーニー体で、もう3とおり書いてみた(右側)。

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それぞれ一番上は竹ペンで書いたけど、のこりはカリグラフィのペン。ちょっと墨が溜まってしまったけど、練習すれば使いこなせそうな予感がする。

上に書いたとおり、4月13日にラマダーン入りしたので、わたしのフェイスブックのタイムラインには、ラマダーンの挨拶があふれている。と同時に、4月13日は、仏教国タイでは旧正月ソンクラーン。水かけ祭りとしても知られている。こちらの投稿もタイムラインにあがっていて、今年はなんだかわたしのソーシャルメディアがとても賑やかだ。

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これは、2013年にバンコクに長期滞在していた時の、わたしのフェイスブックの投稿。水鉄砲で武装したひとびとが、だれかれ構わず水をかけまくる、とってもクレイジーなお正月だった。

たまたまラマダーンとソンクラーンが重なったので、本題から外れてしまった。

アラビア書道にカリグラフィペンをつかってみたけど、とても手応えがあった。ペンの種類が豊富なので、いろいろ試してみよう。欧文カリグラフィはまだやっていないので、こちらもそのうちできるといいなぁ。

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