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日々の出来事

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2020年7月の記事一覧

「2020年の長梅雨」で思ったいくつかのこと

本日の時点で、気象庁は関東甲信地方の梅雨明けを発表していません。

平年では7月21日頃で、梅雨明けが確認されなかった1993年を除けば最も早い梅雨明けは2018年の6月29日頃で、最も遅いのは1982年の8月4日頃となります(表1)。

表1 1951年以降の関東甲信地方の梅雨入りと梅雨明け(確定値)

(出典)気象庁公式ウェブサイト(https://www.data.jma.go.jp/fcd

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相良匡俊先生とのある思い出――没後満7年に際して

本日、法政大学社会学部名誉教授の相良匡俊先生が2013年7月24日(水)に逝去されてから満7年を迎えました。

私は相良先生から直接のご指導を受ける機会こそなかったものの、法政大学大学院国際日本学インスティテュートや法政大学国際日本学研究所で謦咳に接してきたことは、すでに本欄で紹介した通りです[1]-[5]。

そこで、今回もささやかな思い出を一つご紹介しいたします。

私が法政大学大学院国際日本

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「書評」について思ったいくつかのこと

どれほど周到に情報を収集していても取りこぼしがあることは、われわれが日々実感するところでしょう。また、一冊の本をどれほど早く読み通すことが出来るとしても、年間7万点を超える新刊書籍[1]の全てに目を通すことが現実的でないことも、明らかです。

それだけに、書籍の内容を紹介し、論評する書評は、読者にとってその書物が一読に値するか否かを判断する手掛かりとなるだけでなく、見逃していた書籍を知るためにも重

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「米ブルックス・ブラザーズの破綻」で思ったいくつかのこと

現地時間の7月8日(水)米国の衣料品店ブルックス・ブラザーズが日本の民事再生法に相当する連邦破産法第11条の適用を申請し、経営破綻したことを受け[1]、昨日、日本法人であるブルックスブラザーズジャパンが日本での事業の継続を発表しました[2]。

日本独自の商品を多く取り揃えていることと、米国本社とダイドーリミテッドの合弁会社であることが事業の継続が可能な理由として挙げられており、8月30日(日)に

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