美容師のカット7000円は高いのか安いのか現役美容師が考えてみた。
こんにちは。
まず本題に入る前に軽く報告がありまして。。
ずーっと金髪にブリーチしていた髪を
先日初めて色を入れてみました。
似合ってるのか似合ってないのか、イケてるのか、イケてないのかは
皆さまがお好きに判断してくれたらと思ってまして正直「とりあえずやってみたかった」という好奇心だけで突っ走ったのがこの結果です。
詳しく見たい方は是非youtubeの動画をタップしてご覧下さい。
BGMは最近よく聞いているお気に入りのジェームスガルディン氏の曲を回しているのでなんだかシッポリするけれどもの凄くメロウなリズム感で心地良いに仕上がってますのでそこもチェックしてくれると嬉しいです。
さて今回のテーマは「美容室でのメニューにかかる料金に関して」持論ではありますが文字通り好き勝手に語っていきたいと思います。
ただ美容師での料金ってカットとかカラーとかパーマとか色々あって
その全ての料金に関してはそれぞれ理由があってのことにはなるんですがそれを全部ココで言っていくってなるともの凄い文字数になるので今回は皆さん生きていれば一度は必ず経験していると思われる「カット」の項目に絞っていきたいと思います。
早速ですが僕自身のカットの料金は7000円頂いてます。それを踏まえて
アンケートはとる時間は無いのでまたまた超優秀なGoogleさんで「美容師 カット 全国平均」と調べてみました。
結果全国平均は約3500円。
平均より倍ぐらい上という結果になりました。
予想より意外と低かったのが個人的な感想です。
ここで一番記していきたい所としては「何故その料金設定になっている?」というのを深掘りしていかないと本質にたどり着けないのでざっくり僕なりに下記の通りポイントを絞ってみました。
●立地や設備、環境、使う材料
●カットの技術
●その美容師さんの時間を頂く価値(需要と希少価値)
などが挙げられると思います。
カット料金ってカラーやパーマとは違い、どちらかというと商材をあまり使わない部類に入りやすいんですが強いて言えばその「カットされている空間や居心地の良さ」が反映されての
●立地や設備、環境、使う材料
になっていると考えてます。
例えると家賃が高くて立地も良く、内装もすごく作り込んだカフェと
家賃が安くて立地もさほど良くなく、内装にもあまりお金をかからなかったカフェだと
一杯のコーヒーに対するバックボーン(背景)や経費っていうのが同じ値段で成立するのか?と問われたら絶対間違ってると思っちゃうじゃないですか??
もちろん「安い方が沢山来てくれるきっかけの1つ」には確かになるんですがきっと味とか料金じゃなくてお客さんの求めるものがインスタ映えやリラクゼーションだと前者の方が圧倒的に好まれますよね?
何故変わるのか?というと「快適に寛げるその空間」に料金の一部が入っているからなんですね。
もちろんこれを美容室に考えると
どのシャンプー剤を使ってるか? シャンプー台はどの種類? その美容室の立地や家賃は? 内装はどこまで作り込まれてるのか?
などリラクゼーション力、商材も関わっている箇所にはなってますね。
カットの技術力
またもちろん技術力。というのも「料金」に大きく関わってくるところではありますが
カットが上手いから料金が高い。というのであれば分かりやすいんです。
しかし誰に聞いたとしても答えは恐らく「各々で自由に決めているので分からない」という結論になると思うんです。
何故なら上手い下手の基準ってある程度まで行くと本当に曖昧でカットは「綺麗に切れたら勝ち」っていうスポーツではなく「お客様が満足すればゴール」なので気持ちや精神的な部分も含まれていることからココはかなりその基準というものを決めるにはかなりグレーゾーンな気がします。
なので分かりやすい答えとしては
その美容師さんの時間的価値(需要と希少価値)
という方が腑におちやすいと思います。
いわばお客様が沢山ついてる美容師さんと 予約が全然空いてる美容師さんとでは
同じ1時間の価値って全く違ってきませんか??
もちろん暇な美容師さんの方が予約は取れやすいのでそれはそれで良い点もあるんですがいつでも取れるんです。
忙しい美容師さんの1時間を予約するということはいつでも取れないんです。
つまり希少価値が高い事になりますよね。
その時間をもらい、カットをして頂くこと、その価値こそが料金に反映される方が僕はイメージしやすいです。
ダイヤモンドはなぜ高いのか?
既製品の服よりオーダーメイドの服が何故高いのか?
宇宙旅行に行くのは何故国内旅行より高いのか?
全て希少価値。という点で説明が出来ると思います。
他に変わりがいないから。数が少ないから。機材や材質の種類も少ない、数少ないプロフェッショナルなスタッフの時間ももらうから。など沢山要素は詰まってます。
ただあくまでカットの技術はもちろん大切ですしそこが無いがしろにしていいってことは全く無いです。ただそういう観点でも見るとまた面白いですよね。
また僕に関してはこれからフリーランスとしてあまりお客様を今までと比べて何人も同時施術出来ないスタイルで1人1人携わるような場合が多くなるのでカット7000円も、希少価値は高くなるので逆にその値段は安い感覚になるんじゃないかな?と考える点はありますが今のところはこの料金設定で行こうと思います。
そういった背景や考えがあっての料金設定なので少なくとも業界的にまだ残る流れとして沢山お客様に来てほしいから料金を大幅に下げて集客を頑張る。というのも全然OKだとは思いますが僕はやりたくないというよりは【ソコに対してどれだけコストがかかっているか大体把握しているのでやらない】ということです。
ただ僕としての気持ちは
美容室に行く方が高くても安くてもどちらでもいいので
その自身の貴重な時間を割いてもいい価値にあたる美容師さんとしっかり綺麗なヘアースタイルと一緒に気持ちも潤って頂きたいので
初回クーポン目当てで色々な美容室に通いすぎて気がついたらいつのまにか髪がボロボロになってしまった。という方が少しでも減ってくれたら。
そんな未来を想像してまた今日も粛々と
7000円以上の価値を見出すカットをやっていきます。
よろしくどうぞ〜。
END
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