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大学の話

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大学に関することのあれやこれ
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2020年10月の記事一覧

砂の城

引き続き疲れている。

なんというか、誰かが過去に波打際に造った砂の城を修復・保全する役務を与えられた小人というのがいたら、こんな感じなんだろうな、という気分。
絶えず波や風により浸食されて崩れていくなかで、せっせと城を補修しなければならないが、みんな完成イメージが違う上に、できた時の姿を知る人もない。カニや貝も好き勝手に入り込んできて穴を開けるし、海藻や棒切れなんかも引っかかる。たまに何人かの子

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落穂拾い

有名な絵の話ではなく。

落穂拾い的な仕事というのがある。

全ては締切内に手続きすることが大前提ではあるものの、何らかの事情で締切後に処理しなければならないもの。複雑な話が絡んでいるものや、あとから何かが修正されるようなもの。
そういうのが、落穂拾い的な仕事。

事務処理をどれだけ自動化・システム化したとしても、それは手で刈り取るのをコンバインで刈り取るような話であって、どうしても落穂は出るし、

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判子と紙

大学に勤め始めて最初に衝撃を受けたのは、判子文化だった。前職ではほとんど判子を使用することはなかったが、現職では判子をなくすと仕事にならない。
(※この判子文化の度合いは、かなり大学による。上に行政畑の人が多いと判子文化が強くなると思われる)
昨今の流れで手続きの書類に判子がいらなくなるのはよいと思うが、その先の業務から判子をなくすのは至難の業ではないかな、となんとなく思う。人の習慣や常識を変えよ

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