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男と女の違い

男と女が喧嘩する理由。
恋人であっても夫婦であっても、喧嘩する理由。
それは、考え方がかなり違うから。
考え方、というより
頭の作りが、思考回路が、違うんだと思う。

前に男女は脳の作り方が違う、
とかいう本を読んだこともあるけど、
ある人の話を聞いて、やはりそうなんだと確信した。

その人(男)はもうすぐ離婚するらしい。
浮気したとかされたとか、決定的なこれといった理由は特にない。
子供が産まれたこともきっかけのひとつでもあるけど、
だんだんと気持ちが離れて行った。

5年も付き合って結婚したのに、
最初はそんな人じゃなかったのに、
昔は優しかったのに。
今まであった話を永遠と
男として、旦那としての話ばかりを聞いて、
私は
なんてひどい嫁なんだ。
人間としてもなんて冷たいんだ。
と、ずっと思いながら聞いていた。

でも、何回目かに聞いた時に
私は気づいた。(遅)

結婚記念日に花を持って帰ったのに
いらないと言われたとか
嫁が冷たいんだという話しか聞いていなかったけど、
私はその嫁と会ったことも話したこともないから
ただその聞いた話だけを考えて、
可愛げのない女だ、と思った。
でも
可愛げのない女というのは
男が作っているのではないか、と。

好きな男と付き合って、結婚まで出来て、
なのにそんな冷たい言葉を放ってしまう
可愛げのない女に育てたのは男なのだ。

不満がなければそんな風にまで変わらない。

そう思った私は色々質問してみた。
それをすべて聞いたうえで結論を出すことが出来た。

それは、恋人であっても夫婦であっても
すべての男女関係に共通すること。

まずやっかいのなのは
女は溜め込む生き物だということ。
不満に思ったことも我慢してしまう。
それも、自分の首を知らずと 絞め続ける我慢。

そしてそれを見た男はなぜ機嫌が悪いかを聞かない。
むしろ、知らないフリをする。
確かに、機嫌が悪い女はかなりやっかいだ。
ヒステリックにもなるし、なだめるのにかなり時間と労力を要する。

私が今、好きな人がいるからこそ、
自分と重ね合わせることが出来るからこそ、
気付けたんだと思う。

好きな人だからこそ、
思っていること、不満に思うことすべて
相手に伝える事、泣きながらでもヒステリックにぶちまけること、
それが出来ない。
好きだからこそ、そんな自分を見せたくない。
めんどくさい女だと思われたくないから。
それをきっかけに嫌われたくないから。
離れていくことが怖いから。
だから、女は我慢する。

そうやって、またか、またか、と繰り返すうちに
愛情すら消えていく。
そして、男は何が何だか分からないのに
別れを切り出される。

「男は単純だ」とよく聞く言葉だけど、それは
男の心は単純だ、というより
思考回路がシンプルすぎる、という方が合っている気がする。

たとえば女である私が風邪で寝込んでいる。
してほしいことは山ほどある。
だけど、あれもして、これもしてほしいと
甘えれるほどの可愛さは私にはない。
気を使っているのもある。

そんな時彼は、何が必要かと聞いてくる。
してほしいことはあるのに、それを飲み込んで
なにもない、と言ってしまう。
男はそれを聞くと
本当になにもしてくれない。

男は女が言ったことをそのまま受け止める。
必要なものがある時は言ってくるだろうと。

女はめんどくさい生き物だからそれではだめだ。
逆の立場だったら、自分はこうするのに
ああするのに、とかそんな事を考える。
何も言われなくても好きならなんでもしてあげたい。
そう思うから、
逆に何も言わないと何もしてくれない男に不満を持つ。
私のこと好きじゃないの?みたいな感じで。

言われなくても考えて出来る事を探そうと思う女と、
頼まれたことは何でもするよ、っていう男の考え方の違いは
すべての人には当てはまらないけどあると思う。

やっぱり誰もが自分の考え方が常識で
自分の考え方ありきで相手の言動を見てしまう。
自分ならこうするのにって常に思っているはず。
だから、自分の常識と外れたことをされると
不満に思ってしまう。
男女は考え方が違うと頭では分かっていても
心の底からしょうがないと納得するのは困難だ。

そんな中でそれぞれ、女は男を
男は女を、心の底から愛して心配しているにも関わらず
ズレが生じてしまう。

なんて切ないんだろう。
愛し合っている二人の間で
常に気を使わなければならなくて、
嫌われたくなくて、良い自分ばかり見てほしくて。
そして、もっと愛してほしくて、
そうやって人は頑張っているんだろう。

相手の事を常に考えているつもりでも、
その考え方の基本となるのは自分で、
その基本は自分の生きてきたすべてで、
だからいくら愛してると言っても他人である恋人と
分かりあえなくて辛いことがいっぱいある。

いくら考え方が違うって思ったって
人間だから期待してしまう。
そして期待は常に私たちを裏切る。
相手が何も悪いことをしてなくても、
一人、そっと傷つく。

女という生き物は何かしてほしい!と
口に出さなくても、自ら何かしてくれるのを待ってる。
わがままかもしれないけれど、
そこで自分に対する愛情を再確認したりしてる。
寝込んでいるときに、いくら料理が出来ないからと言って
何もせず諦めないでほしい。
まずいお粥が出来たからって、全部食べれなくたって、
出来の良さが重要なのではじゃなく、
その過程を想像して、自分に対するその愛情を感じて、
幸せな気分になる。
わざわざお粥を作ってほしいと、言わなくても、
料理なんか出来なくても私を思って一生懸命作ってくれる、
その気持ちを感じたい。
愛されていると感じたい。


女心は複雑すぎて、女である自分自身もついていけなくなる時がある。
言わなくても分かってほしい!!って常に思っている。
自分が相手の事を考えている分
相手も私のことを考えて行動してほしいと。
かなりわがままだけれども、男性諸君がそう努力してくれると
長続きするカップル、夫婦は増えると思う。

そして、女である私たちも
思っていること、望んでいることを、
嫌われるのを怖がらずに打ち明ける勇気を
持たなければならない。
言わなくても分かってよ!じゃなく、
あくまで喧嘩腰じゃなく伝えれるように
努力しなければならない。

世の中の男性たちが女性のヒステリックを
愛情という優しい心で受け止めてくれますように。

そして、世の中の女性たちが
出来るだけ優しい言葉で
自分の気持ちを素直に
相手に伝えれますように。

                   

2014/06/01のわたしの気持ち』

こんなこともあったなーと思います。
その離婚すると言っていた男性はそのまま離婚をし、
保護犬を引き取り、一人気ままに暮らしています。

わたしは聞いた話を
今の結婚生活にたぶん生かしている。
して欲しいことは可愛くお願いして、
してくれたら思い切り褒めてあげるようにしてます。
愛してくれてるから、家族だから、と
自分の感情をぶちまけてはいけないよね。


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