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【実況する美術鑑賞#45】レンブラント「自画像」【毎日60分で1記事】

名画を鑑賞して実況しながら、毎日1時間でnote1記事作っています。

<ルール4.0>
・なんとなく知っているけど、よく知らない作家作品を一つ選ぶ。
・作品を3分鑑賞しながら実況し、文字起こしする。
・15分を目安に作品について調べる。
・必要あれば再度作品をよく見る時間をとる。
・5分で調査の結果なども含めて再度鑑賞実況し、文字起こしする。
・30分を目標に文字起こし内容を編集する。
・上記の作業を1時間で完成させNOTEの記事にする。
・ほぼ毎日続ける。
・名称を【実況する美術鑑賞】作家名「作品名」【毎日60分で1記事】とする。
(2021.9.23改定)

では、まず作品を3分鑑賞して、発見したことを書き出します。
今回の作品はこちら

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・3分の鑑賞で気づいたこと

レンブラントの自画像ですね。確かこの人は自画像をたくさん描いた人らしいんですけど、その中でもこの自画像はよく見る気がします。

小さい画面でしか見たことがなかったんですが、描き方はかなり粗いですね。でも、めちゃめちゃ上手いって言うか・・確かほぼ同じ時代の、同じ国にフェルメールがいて、フェルメールは筆が遅かったみたいな話があって、レンブラントとよく比較されるんですけど、確かにこの筆の乗り方で完成させるってのは、すごく描くの早かったんじゃないですかね・・

だから、自画像も何枚も描いてるって事は、自分の変化みたいなものをどんどん残していける・・写真ぐらいの感覚で描けたんじゃないかなっていうか・・そんな感じがしてます。

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でもアップにすると・・髭のところなんか下書きの線残ってるのかなっていう感じもしたりとか、眉毛の所も、多分油絵だと思うんですけども、そうじゃない素材のようが入っているような感じで・・

いや〜めちゃめちゃ上手だな・・

もしくはペインティングナイフで削ったのかな、胸元の引っ掻いてあるようなところは、そんな感じにも見えますね。

手にはパレット的なものと筆を何本か持っているっていう感じでしょうね。背景の室内は、おそらく壁なのか、もしくはすごく大きいキャンバスに何かを描こうとしているのか・・そんな風丸い曲線が描いてあります。

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前にDIC川村記念美術館で、確かもうちょっと若い頃のレンブラントの自画像を見たことがあるんですが、それはもっと精緻って感じはあったんですけど・・確か首の周りのレースとかがすごい細くて、ささっと描いてあるようで細いっていうのが印象に残ってたので、それに比べるとだいぶこの絵は歳も取っているし、円熟した筆さばきの中でここまで描けるっていうところで有名なのかなとか、よく見る絵なのかなって感じがします。

服装がモヤモヤしてよくわからないんですけど、もしかしたら絵を描く時のエプロンとか、そういうものをしているのかな、作業着っぽい感じのかなって・・そんな感じがしました。


・作品・作家について
レンブラント・ファン・レイン
「自画像」1665年?


参照


・さらに5分の鑑賞で考えたこと

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生涯で30枚ぐらい自画像を描いてるようで、その内の一枚ということですが、これより後に描いたものでまた有名な自画像があってですね、結構それはもっと堂々としていて、格好も王様みたいな、豪華な格好をして、杖を持ったりとか・・あと目にね光が入ってるんですよ。

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今日見た方の自画像はどっちかって言うと渋めと言うか、目に光が入ってなかったりとか、色合いもかなり渋いし、ドラマチックな感じも少ない・・そういうということで、レンブラントさんの生涯でいろいろ酸いも甘いも会った中で、たどり着いた境地的な解説がよく書かれている感じがあります。

でもまたその後に脂の乗った形でさっき見た絵を描いてますからね、どういう気持ちだったのかなとか思ったり・・若い頃の自画像は色々コスプレしたりとか、もっと豪華なものを着たりとかもしていたそうですけれど、晩年達した境地的なところに鑑賞する人側が興味があるのかなーって言うように思いました。

あと、DIC川村記念美術館にあったのはレンブラントの自画像じゃなかったですね。誰か注文主は分からないそうですけれど、どなたからか注文を受けて描いた肖像画だそうです。レースのところとか、やっぱり結構ラフだけどすごい描写が上手なところです。顔なんかもすごく細かく描いてあって、やっぱり注文を受けて描く肖像画と自画像ってのは、意識が結構違うのかなとかって思いました。

森村泰昌さんが今日見た方のレンブラントの自画像に、自身がなっている作品の載った図録を持ってるんですけれど、その顔のアップが、すごいファンデーションが浮き上がっていて、肌がコテコテと言うか・・そういう印象があったんですよ。

で、今日の実際の自画像の画像を見てみると、やっぱりこういう粗さを・・厚塗りのファンデーションで表したかったのかなーって思いました。このざざざっと描いた厚塗りの肌の感じとか、髪の毛の筆跡がそのまま残っているような、でも髪の毛にちゃんと見えるみたいな所って、すごい特徴的だなと思います。

レンブラントが自画像を何で描いたかっていうのはいろいろ説があるそうで、よくわかっていないらしいんですけれども、注文としての肖像画とは違って、やっぱり何かしら表現がそこに込められている・・メッセージであったり、表現したいことが込められているような気がします。

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後ろに描いてある「○」も、何だったのかってのはよく分かっていないそうです。当時あった地球儀とかの地図、世界地図とかって確かこの時代に結構新しいものだったっていう記憶があるんで、地球儀の表と裏的な感じでそういうものを描こうとしているものなのか、もしくはもっと抽象的な効果として入れたんじゃないかとかっていう、いろんな解釈があるそうです。

最初見た時に感じてた渋みと言うかですね、一回いろんなことを極めつつ、こうそこからそぎ落としていた感覚っていうのがこの絵から感じられて、まあそれって結構ベタな感想だと思うんですけど、そういうベタな感想が乗りやすい絵なのかなとかそんな風にも思えます。

だからこそ、ストーリー性を付与しやすいっていうところで、他の自画像の中でもこの自画像っていうのはピックアップされやすいのかなって思いました。

あなたにはどう見えましたか?
また次回!


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