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楽しくやること

自然栽培の農家になって、9年目のシーズンが始まります。30代の終わりと40代の始まりを迎えるこのシーズン。6/21の夏至までがとりあえずのゴールで、農作業で忙しい日々が続きます。僕が自然栽培の農家を長く続けてこれたのは、「楽しくやる」ということを大事にしてきたからだと思っています。

自分が楽しい思えること

全く0から自然農法を始めた僕の30代は本当にいろんな困難と学びの連続でした。自然栽培の農家としての農作業と会社の経営、4人の子供が次々に生まれる中で、大変な思いも何度もしてきました。その度ごとに、どうしたらこれを「楽しくやる」という心を保ち続けることができるかを問いながら、自分自身の心のあり方や考え方を大胆に変え続けてきました。0から新しいものごとを始めるときには、自分が楽しいと思うことを楽しくやることが一番大切だと思っていたからです。

楽しいところに人は集まる


楽しいと思えることを楽しんでやるときには、それを楽しんでくれる人が不思議と現れてくるものです。私もちょっと参加したい、それ一緒にやらせてほしいと、人は楽しいという雰囲気に寄せられて、一緒に楽しんでみたいという気持ちが湧いてくるものです。与えられた責任や義務のなすりつけあいでは生まれない、自発的にやりたいという思いを持ってもらうには、楽しい輪の中に入りたいと思ってもらえるようになることが大切だなと思っています。そのためには、まず自分が最高に楽しむことを忘れないことだなと思っています。


責任と義務化に押しつぶされない

「なんでやってくれないんだ」「なんでちゃんとやらないんだ」という感情が湧いてくると、楽しかったことも少しづつ負担に感じてくるようになってきます。そういう思いに自分の心を支配しないようにしてきました。楽しいと思ってくれる人、意味あることだなと共感してくれる人が増えると、ドーナッツが少しづつ大きくなってくるように感じます。遠くに何かを探さなくても、自然と気づけばそこに人材が集まってくれているような感覚を大事にしています。

0から始める仕事のやり方


自分が好きなことをやること。それに共鳴してくれる人がいれば感謝。仕事のサイズさえ選ばなければ、僕にとって、仕事はそれだけのことです。肥大化した組織を支えるために必要な義務や責任が、そこで働く人の人生を味気のないようなものにして、その人の本質的な人生の意義を考える時間を奪っているように感じています。成功も栄光も地位も名誉も大して意味をなさなくなった世の中で、ワイルドに生きていきたいものです。


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