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猛暑の原因

どうも、大阪府民のぼくは滋賀県民に悪口を言うとよく「水止めたるからな」って脅されましたが、止めたら止めたで琵琶湖が溢れて滋賀県中が水浸しになるんではなかろうかと思ったたなかです。
#移動手段がクロールか平泳ぎ
#絶対に怒られる
#ごめんなさい

どん。きました。

山梨県勝沼(甲府市)の最高気温が39.7℃

あゝもう。

夏だとはいえ、許し難い暑さです。

この猛暑の原因を
ひとくちで表現することは難しいですが

そんなことも暑さに関係しているの?!

っていう話を今日はしようと思います。

まず
近しいところから暑さの原因をお伝えすると

日本列島が
太平洋高気圧に覆われているからです。

こちらは
上空6000メートルくらいの天気図です。

赤線が太平洋高気圧の目安の範囲で

スッポリと日本列島が
覆われているのがよくわかると思います。

このように太平洋高気圧に覆われると

よく晴れて、気温が上昇しやすくなり

あちこちで猛暑になってしまいます。

そのため真夏の気温上昇というのは
太平洋高気圧が大きく関わってきます。

太平洋高気圧が強まれば強まるほど

日本列島は猛暑になると。

もちろん現在の
太平洋高気圧は強い状態というわけですが

実は、高気圧の強まりを助長しているのが

意外なやつなんです。

この画像のどこかに隠れています。

みなさん、わかりますでしょうか?

正解は

ここです。

赤丸で囲った、「積乱雲の集団」です。

え?この雲たちがなんで?
高気圧の強まりに影響するの?

と、不思議に思われたかもしれません。

それをこれから詳しくお伝えしますね☺️✨

夏になると赤丸で囲んだフィリピン近海は

対流活動が盛んになります。

対流活動が盛んになるというのは
背の高い積乱雲が出来やすいということです。

このイラストは
積乱雲を横から見たものとしてください。

積乱雲の中は

ざっくりとこんな感じで
上昇気流が起きています。

そして、積乱雲の頭まで持ち上げられた空気は

このように分散してしまうんです。

そのため積乱雲のてっぺんは

上昇気流によって
下から空気が集まってくる場所である故に

周囲と比べると空気の量が多くなります。

要するに、気圧が高い状態であるということ。

それを裏付けしている天気図がございます。

少し見にくいですが
頑張って目を凝らしてください!

これはちょうど

積乱雲のてっぺん付近の
高度を表している天気図です。

よく見るとフィリピン近海(青丸)に
高気圧を表す「H」マークが付いていますよね?

この辺りに、赤丸した積乱雲の集団がいます。

高気圧になっており
周囲よりも気圧が高くなっています。

ちなみに、矢羽は風の向きを表しており

外向きに分散していますよね!

そして空気というのは
気圧の高いところから低いところに送られます。

赤丸したところが気圧が低くなっているため
低気圧の「L」スタンプが押されてますね。

矢羽の向きを追いかけると

こんな感じで
H→Lに向かって空気が送り込まれています。

この「L」に送り込まれた空気は
最終的にどこへ行くかというと

地上に行きます。

要するに、下降気流の場であるということ。

そうです。

この下降気流の場こそ

「太平洋高気圧」が存在する場所です!

長かったので
ここまでの話を3行でまとめると

フィリピン付近で対流活動が盛んになると
太平洋高気圧が強まって
日本付近は猛暑になります。

この気象現象を専門用語で
テレコネクション」と言ったり

PJパターン(太平洋・日本パターン)
と言ったりもしてますね。

この先の予報を見ると

暑さのピークは、金曜日って感じですね。

もちろん雨が降る影響が大きいですが

フィリピン近海に集まった積乱雲は

集まりすぎて
台風と熱帯低気圧になってしまいました。

この子達は
日本に向かって移動してくる見込みで

テレコネクションすることができず

太平洋高気圧が萎んでしまうんですね。


すいません気合入れすぎて長くなりましたが

ここまで読んで頂きありがとうございます。

日本の暑さの原因の一つが

フィリピン付近にある雲であるということを

ご理解いただければ幸いです。

熱中症には
くれぐれもお気をつけてくださいね😭✨

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