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台風14号の隣にいる怪しげな雲

どうも、たなかです。

連日、台風の話で申し訳ありませんが
引き続きよろしくお願いします。

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現在、猛烈な台風14号は
フィリピンのすぐ東に位置している状況。

最大勢力で北上しており

中心気圧925hPa、最大風速55m/s
最大瞬間風速は75m/sとなっています。

最大瞬間風速が70m/sを超えてくると

道路の表面が剥がれて飛んでいったり

木造住宅の倒壊や

鉄筋コンクリート住宅のベランダの
手すりなどが変形してしまうくらい

とんでもない風が吹くレベルの話です。

台風の移動速度は少し落ちていて

先島諸島(石垣島や宮古島など)に
最接近するのは

どうやら
12日(日)から13日(月)にズレそうです。

全般情報が出ていて

12日(日)は沖縄地方は

最大風速が30〜40メートル
最大瞬間風速が40〜60メートル

波の高さが9メートルを見込んでいます。

猛烈な風と猛烈なしけが
予想される沖縄地方にお住まいの方は

暴風やうねりを伴う高波に厳重警戒し

土砂災害や低い土地の浸水
河川の増水や氾濫にも警戒してください。

明日までには
台風対策を終えておきたいところです。


さて
台風14号の行く末がとっても気になる所ですが

一つ、別件で気がかりな所があります。

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台風14号の右隣にある雲の塊です。

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この赤丸をした所。

実況の監視を続けていると

この雲の塊が台風14号に
ビタっと付いていってるんですよね。

ピクミンみたいな感じで。

おそらく今後の台風14号の発達に
大きく関わるようなものではなさそうなんですが

この雲の塊
もしかすると台風14号を抜かして

日本列島に来るかも知れないんです。
※赤丸した雲の塊を雲域Aと呼ばせてください

GFSという数値予報モデルを見ると

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こちら、11日(土)午前0時の予想。

台風14号の東側に
雲域Aらしき雨雲が見られます。

この後、3時間ごとに動かしてみると

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台風14号よりも先行して
雲域Aが北上してきている感じです。

駆け足で見ていきたいので
ここからは9時間ごとに動かします。

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12日(日)の正午まで動かしました。

雨域に
黄色い表示やオレンジの表示が出てきて

北上するごとに雨雲が活発になってきています。

さらにその活発な雨雲の範囲が
広がってきているのがわかりますね。

九州にもわずかながらかかってきています。

では、12日(日)21時から
14日(火)18時まで動かします。

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おそらくこの期間は
秋雨前線と合体するような動きとなりそうです。

台風からの湿った空気と
熱帯由来の雲域Aに伴う水蒸気爆弾が

秋雨前線を刺激して

九州を中心に大雨をもたらすおそれがあります。

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九州全域と高知の向こう1週間の予報を見ても

それが如実に
反映されているかのように雨マークの連発。

来週は基本的に雨で

特に九州南部では
雨量が多くなるかもしれません。

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台風本体自体は

来週水曜日くらいまで
東シナ海でうろうろしそうなので

最接近や上陸して
雨を降らせるというシナリオではない感じ。


ですから

台風14号やその隣にいる怪しい雲域Aが
今後どのような動きをするのか

そして
秋雨前線をどれくらい刺激するかによって

この後の予報が
大きく変わってくるのは間違いありません。


取り越し苦労で済めばいいのですが
念のためとアラートさせていただきました。


沖縄や九州にお住まいの方は

今後の台風情報と
雨の予報に目配せをお願い致します

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