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共通テスト利用でチャンスを増やす

受験生のみなさん、こんにちは。ついに共通テストまで残り1ヶ月半となりました。大詰めの段階ですね。まだまだ一踏ん張りで普通に伸びますので諦めず死力を尽くして下さい。諦めなかった人にだけ受験の神様は手を貸してくれます。

さて、本日は共通テスト利用について少しお話ししようと思います。

国立大学受験生だけじゃなく私立専願の方も共通テスト利用は是非利用して下さい。共通テストの点数だけで個別試験を受けずに併願校の合格を掴み取るチャンスです。利用しない手はないでしょう。

共通テスト利用には主に共通テストの教科の得点で合否を決める共通テスト利用型と各大学の個別試験と共通テストの得点の合計で合否を決める併用型の2種類が存在します。

共通テスト利用型には7教科型、5教科型、3教科型など受験した教科数に応じて応募する方法がありますが国立大学狙いの方なら7教科型か5教科型がお勧めです。私立専願の方はおそらく3教科の勉強をずっとしてこられたはずなので3教科型を利用する事になるでしょう。また後述しますが私立専願の方は共通テスト3教科型よりも共通テスト併用型の方が受かる確率は高いでしょう。

共通テスト利用型は個別試験を受けずに合否を決めれるので国立大学志望の方にとっては2次の勉強の時間を割かれる事なく効率的に滑り止めの私立を受験する事が可能です。しかも受験費も個別試験に比べるとだいたい半額くらいですので親御さんの懐具合を助ける事にもなるでしょう。

ただし、募集人数が少ない事と個別試験に比べて非常に高度な得点率を求められます。

ただ得点率が高いとはいえ3教科で8割や7割くらいがボーダーだったりする所がほとんどなので諦めずに調べて下さい。

例えば西日本の私立大学トップ郡の関関同立で言えば同志社大学が概ね3教科で8割から9割弱といった具合です。立命館大学なんかは豊富な受験プランが用意されていますし関西大学も同じくです。国立大学を受験予定の方なら3教科なら8割や9割は自身があるという方も結構多いのではないでしょうか。

募集人数に関してはかなりせまき門です。とはいえだいたい募集の7〜8倍くらいは合格者を出している場合が多いので臆せず出願するべきです。

私立は受験回数が多ければ多いほど合格確率が上がる事がハッキリとデータで証明されています。

例えば同志社ならまずは共通テスト利用で1回。しかもこれはお金に余裕があれば全学部に出願できます。(ただし闇雲に出願はやめて下さい。やりたくもない学部に受かってもあまり意味はありません)そして全学部で2回。(全学部は志望できるのは1学部のみ)そして個別試験で日程が違う学部を選べば最高で4回。要は合計で6回受験が可能です。調べてもらえばわかりますが立命館ならもっとです。国立大学狙いの方が大事な2次試験までの期間をやたらめったら私立の全学部試験や個別試験に費やすのは本末転倒ですが上手にプランを組めば確実に併願をモノにして安心した気持ちで国立大学の本番に臨む事もできます。

私立専願の方は共通テスト併用がお勧めです。共通テスト利用だけで戦うのは正直かなりの学力と余裕がないと厳しい戦いでしょう。なぜなら3教科型の共通テスト利用は共通テスト利用の中でもっとも得点率が求められる事と共通テスト対策をしっかりと行なってきた国立大学志望組の主戦場となるからです。

共通テスト併用ならその大学の個別試験(各学部が指定する科目1教科や2教科)+共通テストの得点で見てもらえます。個別試験の点数が加味されるのは国立大学組よりもその大学の対策をしっかりと行なってきた私立専願組の方が有利です。

とにかく受験の回数は無理がない程度で頻度を増やして下さい。受験回数が多いほどその大学に受かる確率が増えるのは本当の話です。

同志社大学の数年前のデータを引用するなら1回の受験での合格率は36%、2回で41%、3回で44%、4回で49%、5回の受験で56%という結果がでています。

もちろん学力が追いついていればの話ではありますが、ボーダー辺りをなんとかうろついているという方ならチャンスが増えた方が可能性は高まるはずです。

共通テスト利用。是非上手く活用して受験を乗り切り春から最高のキャンパスライフを送って下さい。どこに入ろうが精一杯頑張って入学した大学はあなたの誇りです。仮に第一志望に行けずに併願校に行く事になったとしても住めば都。必ずその大学があなたにとってかけがえのない母校になりますし、大切な仲間もできます。頑張って入学した大学なら必ずしも第一志望である必要はありません。要はそこまで頑張った貴方の努力が社会に出てからあなたが活躍するための大事な下地をつくるのです。

頑張って下さい!


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