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61歳FIRE生活 #1:役職定年後の生き方を考える...悩み多き56歳

こんにちは。38年間のサラリーマン生活に終止符を打ったフレッドです。

61歳から、遅ればせながらの "FIRE主夫" 生活をスタートしました。

61歳でFIREと言えるのか?

ツッコミ所満載ですが、同年代の多くが60歳以降も仕事を続ける中、65歳までは無年金FIRE主夫業という道を選びました。そう、妻が外で働き、僕は家事全般と趣味に生きる。

なぜか?
組織の長として、張り切って仕事をすることに疲れたのは事実。
そして、たった一度の人生、もっと有意義に過ごしたいと思ったから…

はじめに

アラ還世代のテッパン自虐ネタ、あるいは自慢ネタと言えば、「定年後の進路」と「健康」。

このネタが大いに盛り上がるのは、多くのアラ還世代共通の不安と悩みであるからに違いない。

50歳を過ぎたくらいから、ポツポツと聞く友人、知人の死。
人生100年時代と言うけれど、直近の男性健康寿命は72歳、平均寿命は81歳。意外にも先は短いではないか。

出展:厚生労働省

そして、定年後の進路と健康ネタは、実は密接につながっているとも言えるだろう。
定年後の進路、健康、お金、趣味 ……  悩み多きアラ還世代の一進路として、役職定年からFIRE専業主夫業に至るまでの、5年間の道のりを記したい。

自己紹介

著者:
フレッド61歳、都内在住。
ベストセラー「DIE WITH ZERO」に触発され、自分らしい生き方を模索する自由人見習い。

主夫として、フルタイムで働く妻を支え、家事一切を引き受ける。
今しかできない、今だからこそできる事を楽しみたい。

略歴:
日本・米国でメーカー 法人営業・企画責任者 ⇒ 56歳 役職定年 ⇒ 中堅企業 BtoB事業責任者 ⇒ ベンチャー企業 法人営業責任者 ⇒ 61歳 FIRE専業主夫として自由に生きる

家族:
妻と二人暮らし(子なし)


56歳 同期会での話題

5年前、56歳。久しぶりに新卒で入社し30数年を共に過ごした同期メンバーとの飲み会。

このくらいの年齢になると、体型や毛量にもずいぶんと差がつくもんだ。
もちろん肩書も。

相変わらず勢いあるヤツ。
訳を聞くのも憚られるほど、見る影も無いヤツ。

オンナ好きで浮名を流し続けたヤツは、やっぱり見た目も若い。

話の中心にいるのは、大抵ソコソコ満足いく出世を手に入れてるヤツだ。
やっぱり、上に行くヤツは人望がある。

それぞれに現在の仕事や転勤生活、子供や孫の話、そしてテッパンネタの新人時代の昔話で盛り上がる。

そして最後に向かうのは、まもなく迎える、60歳定年後の生き方についてだ。

60歳で再雇用、嘱託社員の道

「俺は再雇用で嘱託社員として気楽に働くよ」
「給与超安いし、仕事内容もつまらんけど、今更他所で働く気力もないし」「適当に暇つぶしてたら、給与もらえるから…」

概ね6割の同期は再雇用を選ぶつもりと言った。
いや、選ばざるを得ないと言うべきかもしれない。
出世に恵まれず、コネも資格もない。おまけにローンでも残っていようなら、会社にしがみつくしかない。

近頃は、人手不足や実力主義もあり、65歳定年に移行する企業が少しづつ増えてきた。再雇用社員の給与を、現役時代と変わらない額で出すところも出てきたらしい。

でも、そんな恵まれた企業はほんの一握り。
当社は、年寄りはさっさと出てけ!とばかりに、大幅な給与ダウンと能力無視のつまらない仕事を用意してくれている。

仕事があるだけマシとは言うものの、「適当に暇つぶしてたら、給与もらえるから…」と自虐的な発言が悲しい。

わずかな給与と引き換えに、貴重な人生の残り時間を、適当に暇つぶして過ごしたいとは、僕には思えなかった。

60歳(あるいは早期退職)で転職チャレンジの道

そして3割は、新たな世界での転職チャレンジ組。この中には、独立起業組もいた。

シニアの転職市場の厳しさを分かっていても、「この先ずっと同じ会社に勤めるのは避けたい。ただでさえ、役職定年で居辛さを感じる毎日なのに」

新たなチャレンジと言うよりも、居場所がなくて、仕方なく転職という雰囲気だ。

因みに、この同期会以降、実際に転職を果たせたのは2割がいいところだった。転職を希望しながらも、思うようにいかない現実があったようだ。

いい加減な気持ちでは、シニア転職は実現しない。

60歳で引退の道

残り1割は、とりあえず引退。「40年近く働いたんだから、もういいだろう。引退してからぼちぼち考えるよ」

周りからは、「隠居生活は暇すぎるだろ。すぐ飽きるぞ」「人生100年時代に、間違いなくボケるよ」「働かなくて生活成り立つの羨ましい」と、さんざんな非難めいた反応。

どうやら60歳引退は、世間から認知されないが如くだ。

人生100年時代? にどうあるべきか

最近の「人生100年時代」云々って、働け働けと意図的に煽られてるような気がする。これは政府に都合の良いプロパガンダじゃないのか。

引退=働かざる者食うべからず=落伍者 的雰囲気は、僕にとって違和感でしかない。

さて、どうしよう?
起業する力なんてない。
再雇用で働くか、引退か、はたまた転職か?

この進路、いわゆる大企業に長年安住してきた身には、どれを選んでも、とんでもなく勇気が要る。

家に帰り、まずは老後の金の計算から始めることにした。

こうして、僕は56歳で、初めての転職に向けて動き始めた。

2話に続く

[61歳FIRE生活]
#1:役職定年後の生き方を考える...惑う56歳
https://note.com/yuruyuru360/n/n429a0e9dbc87
#2:60歳を前に選んだ進路と生き方...今やるしかない
https://note.com/yuruyuru360/n/n570a020157f5
#3:56歳役職定年後に挑む、転職市場の実態と成功の秘訣
https://note.com/yuruyuru360/n/n141c24bdf24b
#4:56歳の投資初心者をFIRE生活に導いた2冊の本と成果
https://note.com/yuruyuru360/n/n1ddb8309b2be
#5 :57歳シニア転職先での現実と学び...燃え尽きた
https://note.com/yuruyuru360/n/naed117f418e9
#6 :引退&専業主夫を決意させた「DIE WITH ZERO」で自由に生きる
https://note.com/yuruyuru360/n/nd71ac54682f1

#note #人生 #早期退職 #引退 #シニア転職 #中高年 #自己紹介



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