40代のわたしがダイエットに至るまでの道、もといデブ化への道
女47歳。
身長155.5m、体重55.2㎏、BMI22.83、体脂肪率32.0%。
人生の大半、わたしは細いか標準体型だった。
遺伝子の力ってすごい。
10代から30代、いや、40代のはじめまで、わたしはダイエットを真剣に考えたことはなかった。
体重は42~48㎏をいったりきたりしていた。
50㎏を目前にするとちょっと頑張らないといけないな、と言いながらも何もしなかった。
せいぜい、周囲に「わたしもダイエットしなきゃー」とアピールする程度で真剣に考えたことなどなかった。
でも、勝手に体重は落ちた。
驕りに驕った。
わたしは太らない、と。
そういう体質なんだ、親も太っていないし、兄弟も太っていないし、親族も太っていない。わたしは大丈夫だ、と強く思い込んでいた。
そんな雲行きが怪しくなったのは40代の半ば、43、44歳頃からだろうか。
まず…
50㎏にのる。
だが、この時点でわたしはまだ驕っていた。
すぐに痩せるよ~と。
おかしい、50㎏から落ちない
が、落ちない。
なぜか落ちない。
体重計のデジタル数値は残酷な事実ばかり突き付けてくる。
日を変えて、時間を変えて、幾度もタイミングを変えて、計測してみる。
だが、デジタル数値はピクリとも動かない。いや、動いている。じわじわとわたしの体重は増えているのだ。
まぁ、それでも「なんくるないさー」といきなり沖縄精神で現実逃避をするわたし。
「もう40代だしね!更年期だしね!太るよね!仕方ないよね!それが自然の摂理だよね!!(?)」
と言い訳の言葉ばかりが次から次へと出てくる。
そして、わたしはいつしか体重を計測しなくなった。
そして、ふくよかになっていく体からも目線をそらすようになった。
必殺、「見ない戦法」である。
見なければ、脂肪は存在をしないも同然!!!
そこへ襲い掛かったコロナ禍。
転げ落ちるようにわたしは肥えた。
わたしが太った3つの要因
更年期
コロナ禍
在宅フリーランス
ダイエットするにあたり、わたしはなぜ太ったのか?と考えた。結論は上記に至る。
要因① 更年期
年齢的に更年期を意識しないわけにはいかない。
更年期はだれでも太る?原因と対策を知ってしっかり体重管理 によると、40代から50代の女性は①加齢に伴う筋肉量の減少と②女性ホルモンの減少、この2つの要因で更年期は太りやすくなる、とのこと。
そして、更年期に伴う体重増加に対処する方法は通常のダイエットと同じである。
要因② コロナ禍
さらにコロナ禍である。
更年期 × コロナ禍 × 外出激減は最高にわたしの体に脂肪をもたらしてくれた。
それまで、少ないなりにも外出機会があったが、在宅フリーランスという仕事柄、すべてが一変し、わたしは外出しない生活を構築した。
加えて、わたしの夫は医療職であり、わたしから夫へ感染ルートになることは避けたいという思いは強くあり、コロナ初期は特に徹底して外出を控えた。本当に控えた。
結果、わたしも夫もコロナに感染していないのでまぁこれはこれでよかったのかもしれないが、体重は容赦なく増えた。
そう、増えた。
要因③ 在宅フリーランス
わたしの仕事は在宅で完結する。
これはよくない。ダイエットには本当に良くない。
仕事で考えてみよう。
以前はたまに都会へ勉強会やセミナー、打ち合わせで往復3時間かけて出かけていたが、今やそれもキレイに消え、すべてリモートである。オンラインである。ビバ、リモート!
加えて、基本的に人見知りで引きこもり大好きなヲタク気質のあるわたしはコロナ禍を口実に動かない生活を構築してしまった。素晴らしいヲタクライフ!!
本当によくない。マジよくない。
この生活、最悪。健康にまったくよくない。家から一歩も出ない。それが何日も続く。精神的にもやさぐれる。結果、食べる。
現在、強制的に自分の体を外に出すためにパート仕事を真剣に考えている。が、コミュ障で人見知りで47歳、今からまともに外で仕事ができるのか…というジレンマに陥っている。
ま、ともあれ、イチオー強い危機感を覚えてたまにウォーキングやハイキング、トレッキングをするが、その間にも着実にわたしの体重は増えた。
体重計に乗らなくてもお腹周りと太もも、胸のサイズで分かった。脂肪が増えた。
F65のブラがきつくなり、G70になった。Gカップ…未知の領域…我が巨乳人生で初めて。重たくて仕方がない。Fカップでも邪魔だったのにGカップ…と絶句した。そもそも、47歳の胸にどれだけの需要があるんだ!?
というわけでわたしの体重は着実に増えた。
結論、更年期 × コロナ禍 × 在宅フリーランスは悪魔のコンボ
結論、わたしは圧倒的な運動不足である。
それを認識するに至る。
また、わたしと夫、夫婦共通の趣味としてハイキングやトレッキングがある。独身時代のデートの頃から常に歩いていた。
これもコロナ禍、一時期止まっていたが、再開するともう体が重たいのなんの!本当に重たい。一歩、踏みしめるために脂肪の存在を感じるのだ。いや、何それ、なんの罰ゲーム。
何よりも数年かけて買い揃えた登山ファッションが入らないんですが!!登山ファッション、結構高いんですが!!と最悪の展開である。
この体のヘビー感はヤバい、と危機感を感じた。
加えて筋トレ趣味のデリカシーゼロ弟に「姉ちゃん、太ったなぁ」としみじみ言われ、筋トレ指導をされ、お姉ちゃんは傷ついた。繊細なお姉ちゃんは本当に傷ついた。弟の筋肉が憎い…憎い…憎い……
というわけで、2022年の8月、わたしはダイエットを決意した。